香芝市議会 > 2016-03-22 >
03月22日-03号

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  1. 香芝市議会 2016-03-22
    03月22日-03号


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    平成28年第1回 3月定例会          平成28年第1回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成28年3月22日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (15名)    1番 福 岡 憲 宏 君          2番 上田井 良 二 君    3番 中 井 政 友 君          4番 下 村 佳 史 君    5番 池 田 英 子 君          6番 欠       員    7番 中 山 武 彦 君          8番 奥 山 隆 俊 君    9番 森 井 常 夫 君          10番 中 村 良 路 君    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 中 川 廣 美 君    15番 河 杉 博 之 君          16番 北 川 重 信 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       副市長    鎌 田 裕 康   教育長    廣 瀬 裕 司       企画部長   森 村 光 延   総務部長   当 麻 俊 弥       市民環境部長(危機管理監)                               村 中 義 男   福祉健康部長 松 原 秀 典       都市創造部長 堀 本 武 史   上下水道部長 石 阪 博 隆       教育部長   吉 村 宗 章   総務部次長  吉 村 文 一       市民環境部次長北 辻 早 苗   地域振興局長 黒 越 頼 雄       福祉健康部次長坂 本 珠 延   健康局長   松 崎 三十鈴       都市創造部次長奥 田 芳 久   教育部次長  藤 井 彦 史       会計管理者  中 木   正6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 森 田 庄 一                         〃 庶務課長 赤 土 昌 功7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    3番 中 井 政 友 君          4番 下 村 佳 史 君                                 開議 午前9時07分 ○議長(北川重信君) 皆さんおはようございます。 開会前に、村中市民環境部長より発言を求められていますので、許可をします。 村中部長。 ◎市民環境部長[危機管理監](村中義男君) 開会前の貴重なお時間をいただきましてありがとうございます。私よりデマンド交通運行業務委託契約につきまして、ご報告をさせていただきます。 去る3月8日の本会議において議決をいただきました、調停を成立させることについてでございますが、翌9日に調停が成立し、契約書に双方調印することができました。ご報告をいたします。 なお、相手方より提訴されております、オペレーターに係る人件費及び遅延損害金などにつきましては引き続き調停の場で争うことになりますが、本市の主張を訴えてまいる所存でございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(北川重信君) それでは、本会議を再開いたします。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの皆様方にお願いを申し上げます。携帯電話の電源はお切りになるか、マナーモードにしていただきますようよろしくお願いいたします。 また、傍聴規則第8条により、写真、録音等が禁止されておりますので、重ねてよろしくお願いいたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(北川重信君) 本日の署名議員でございますが、本会議初日に引き続きましてよろしくお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事の日程の決定 ○議長(北川重信君) 本日の日程ですが、お手元に配付のとおりです。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 一般質問 ○議長(北川重信君) それでは、ただいまより一般質問を行います。 なお、議事を効率的に進めるために、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともできるだけ簡潔明瞭にして整理して発言されますようよろしくお願いいたします。同じ内容の質問を繰り返したり、答弁が質問の趣旨を逸脱しているようなときは、質問されてないところまで答弁をされた場合は注意することがありますので、ご留意いただきますようよろしくお願いいたします。 なお、理事者におかれましては、反問権が認められておりますので、積極的に反問権を行使していただき、活発な政策議論ができますよう、よろしくお願いいたします。 まず初めに、14番中川廣美君の一般質問をお受けいたします。 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 議長のお許しをいただきまして、一般質問をさせていただきます。1番ということで頑張らせていただきたいと思いますので、どうかしっかり聞いていただきたいと思います。 私からは、市内の公道に違法に設置された段差解消ブロックについて質問させていただきます。 先日、私が市内の管理道路である市道を車で走っているところ気がついたんですが、幅員4メートルから6メートルの生活道路のみならず、センターラインのあるような幹線ともいえる、また区画整理した場所であってゾーン30とか書かれた道路にも、歩道と車道との段差を解消するためのいわゆる段差解消ブロックや、プラスチック製のプレートあるいは角材が設置されている事例が想像以上に多く見受けられました。言うまでもありませんが、これらすべて道路法に違反しています。本来、敷地と道路の段差の解消をしたい場合は、道路交通法24条に基づく手続により、道路の歩道部分や縁石などの切り下げ工事を個人的な負担で行っていくことになっています。しかしながら、私の調査では、切り下げをせず段差解消ブロック等の設置をすることが違法と認識している人は少数であります。多くの方々が違法であるということを知らないという状況がわかってきました。 この段差解消ブロック等の設置による問題は、まず歩行者等がプレートに乗り上げることによる転倒事故が発生する危険が考えられます。また、自転車や原付バイク等は原則として車道、しかも左側を通行することが義務づけられており、段差解消ブロック等の障害を避けるために右に大きく膨らむことによる後方からの自動車との接触事故の可能性も考えられます。これらは言うまでもありませんが、万が一事故が発生した場合は、物を設置した人に事故の責任が及ぶ場合があります。大阪の堺市では、原付バイクを運転する大学生が樹脂製の歩道と車道との段差解消ブロックに乗り上げ、転倒し、後続車にはねられ死亡するという事例があり、起訴され、罰金を支払った事例があります。損害賠償の額については公開されていませんが、責任の所在が明確なことから相当な賠償が支払われたことが推測されます。法律を知らなかったで済まされることではありません。 以上、危険防止や住民を知らぬ間に加害者にしないための指摘ですが、これ以外にも道路は雨水の通り道の役割を兼ねている場合があります。水の流れを妨げることも考えられます。ごみや枯れ葉などがとどまりやすくなり不衛生な水たまりになる原因となります。 そこで、質問させていただきます。 違法な段差ブロック等の物件の設置による危険防止あるいは生活環境整備、さらには住民が知らぬ間に事故の加害者になることを未然に防ぐために、どのような対策を立てているのか、あるいは、今後どのようにされるのかお答えください。1回目。どうぞ。 ○議長(北川重信君) 中川廣美君に対して答弁。 堀本部長。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 失礼いたします。議員ご指摘の段差解消ブロック、道路上の乗り上げブロックにつきましては、議員ご指摘のとおり、歩行者のつまずきや自転車等の転倒など事故の原因となるおそれがあるとともに、排水処理の支障となるケースもあるため、広報紙等で撤去及び切り下げ工事等の呼びかけを行っているところでございます。今後におきましても、広報及びホームページで啓発をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 今の答弁なんですが、単なるお知らせ版による啓発では読めど見えずで、この繰り返しになり、効果が期待できないと考えられます。効果的な啓発をするためには、担当者が自治会長宅に出向いて問題点を説明するなどし、地域の皆様方の課題として地域ぐるみの取り組みをしていただく必要があると思います。また、工事は自己負担であり、費用も平均50万円前後と安いものではありません。もし、このような工事について香芝市が補助金等の形で支援することができれば、金額は少しであっても効果的な啓発になります。潜在的な内需の呼び水となって、地域経済対策にもつながることが期待できます。既に広島県三次市では、住宅への進入路の改良工事や舗装工事に対して、補助率50%、補助金50万円までの助成制度を設けています。また、山形県天童市でも、補助率3分の1で3メートルから6メートルまでは4万8,000円、6メートル以上は6万円の補助金を用意して市民に啓発しています。 一方、地方自治法242条の規定には、市が財産の管理を怠る事実があると認めるときは、違法状態を解消するように住民監査請求ができるとされています。これは単なる住民の問題だけでなく、道路管理者としての責任が地方公共団体の長に課されるということを示唆しており、違法状態の解消を急ぐべきです。 そこで、私から効果的な啓発の具体的な提案をさせていただきます。市として早急に市民の財産である道路の管理責任を果たす必要があると考えますが、市長いかがですか。 ○議長(北川重信君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 今、中川議員のほうから道路の管理ということを伺わせていただきました。今、市では路線の認定は1,948路線、延長では37万297メートル、これが市の管理でございます。すべてが我々の管理下に置くわけでございますから、当然、市民の安全を守るためにもしっかりとした管理をしていかなければならないと、このように思っております。今、ご指摘ありましたように、まだまだホームページや広報等での啓発というのは効果がすぐにあらわれるようなものではないかもしれませんけども、地道に市民にもご理解いただきながら進めていくところからまずはスタートしていきたいなと、このように思っております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 市は道路管理者としての責任を果たすとともに、地域の皆さん方のお力添えをいただくことで、住民の行政参加を促していくことが、今後の市政には重要だと私は思います。ここに山形県天童市の補助金規程や広島県三次市の助成制度の概要、そして神奈川県から取り寄せたルールに違反してませんかというパンフレットがあります。参考にしていただき、早急かつ効果的な対策をお願いしまして、市道の分は終わりたいと思います。 続きまして、都市計画道路の見直しについて、都市計画道路について質問させていただきます。 今回、都市計画道路の見直しのなかで、鎌田穴虫線の一部が廃止になり、畑高山線と鎌田狐井線になるようだが、その鎌田狐井線について、市の重要な文化財である狐井城山古墳の堤を通っているが、今回の見直しで変更する必要はないのかどうか質問します。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。
    都市創造部長(堀本武史君) 現在、市内の都市計画道路全般の優先順位を決める整備プログラムを策定しているところでございまして、それにのっとりまして各都市計画道路を事業化していく予定でございます。つきましては、当該路線が施行予定の段階になったときには、道路線形等の詳細な設計が必要となってまいりますことから、そのなかでご指摘の箇所につきましては検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 現在、鎌田から、磯壁、狐井、良福寺方面から五位堂駅まで行く道で、4メートル以上で通り抜ける道は一本もないです。今回、都市計画道路を変更するにあたり、整備するなどの計画をする考えはなかったのか、お願いします。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 香芝市の都市計画道路につきましては、昭和40年に10路線が都市計画決定され、その後、変更、追加されるなかで現在の29路線となっております。都市計画決定における主な追加につきましては、昭和44年の4路線、昭和54年の5路線を追加しておりまして、この昭和54年の都市計画決定が現在の都市計画決定の骨格となったものと考えております。 また、狐井方面から五位堂駅までのルートにつきましては、JR和歌山線の上空を越えなければならないことによりまして、既存計画でございます五ヶ所五位堂線との接続構造が非常に難しい状況でございます。 なお、今回、都市計画道路の見直しにつきましては、奈良県都市計画道路見直しガイドラインを基本に、都市計画道路として担うべき機能を整理し、未着手の都市計画道路を対象に存続、廃止等の判断をさせていただいた変更となっておりますことから、今回、新設に関する検討はいたしておりません。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 鎌田、磯壁、狐井、良福寺の方面からの通勤、通学で五位堂駅をメインにしている人は非常に多いです。毎日大変困っているし、そこへ通学路もあります。それで、1メートル50ぐらいの細い道に車が入ってくる、子供がよけるとこがないというのが現状です。この点について、何か市として早急に対策は考えておられるのかどうか。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 現在、都市計画道路の整備率につきましては約50%でございまして、今後、整備プログラムにのっとりまして整備を進めてまいります。また、議員ご指摘の主要な生活道路につきましては、狐井杵築神社付近狭隘道路整備促進事業にて拡幅等を行ってまいる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) できるだけ早く頑張っていただきたいと思います。 都市計画決定の手続のなかで都市計画審議会の諮問があるが、まちづくりの観点から都市計画審議会の議論も重要だと考えています。今後においても十分審議会での議論を尊重し、都市計画を進めていきたいと思いますがどうですか。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 今回の都市計画道路の見直しにおきましては、都市計画審議会に対し未着手の都市計画道路を対象に存続、廃止等について諮問をし、答申をいただきました。今後におきましては、議員ご指摘の部分も踏まえ、諮問議案以外のその他の案件として都市計画全般のご意見を伺う機会も設けさせていただきながら、都市計画を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 各市町村によってはいろいろ条件が、人口の増加率の条件が違って、都市計画整備がちゃんとできてから人口が張りつくという状況の町でしたら問題はないんですけども、香芝市の場合は人口が少ないとこに急に人が増え、倍からの人口になったために、ふだんの生活道路が見直されてない、何ら手を加えてないという状況で、まだこれから平成40年まで人口が増えるという状況です。たちまち各自治会のなかで混乱が起こるということが想像されます。それに対して何とかよい方法を打ち出してほしいと思います。 それと、都市計画というのは今さら都市創造部長に聞くことはないんです、また私も言うことはないんですけども、釈迦に説法みたいなものですけど。都市計画とは、都市の健全な発展と秩序ある運営を図る、劣悪な住環境に起因する国民の健康問題を防止する、3、都市景観を改善し保守するというこの3点でなってます。市民の健康も大事です。その分を都市計画審議会に入れてほしいと思います。それを要望しておきます。 次は、スポーツ公園です。 スポーツ公園都市計画決定の変更に際し、施設配置、景観保全を拝見しましたが、川や樹木があるなかで恵まれた自然や河川を生かし、オートキャンプ場などの検討はなされていないのかどうかお聞きいたします。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) スポーツ公園の基本計画におきましては、恵まれた自然環境のなかでスポーツを通じ健康づくりや世代間交流の促進を目的とし、また現況の自然を極力保全しながら自然のなかでの散策や展望を楽しむ空間を計画しておりましたが、しかしながらキャンプ場等については施設検討はいたしておりませんでした。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 現状の計画を生かしたなかで、20台ぐらいのスペースとして、オートキャンプ場であれば費用もあまりかからないと思います。また、オートキャンプ場での水遊びなど、スポーツの一環として考えれば計画することは可能ではないのかどうか。 ○議長(北川重信君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) キャンプ場につきましては、夜間の利用や火の使用等、運用上さまざまな事柄について慎重に検討する必要がございます。また、運営上の検討も必要と考えます。よって、結論につきましてはお時間をいただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) オートキャンプ場ですが、オートキャンプをされる方は相当紳士です、マナーが非常によろしいです。今までの野外キャンプをやってるのとは違う人らがやってくると思います。それと、管理なんですけども、費用もいただけます。1台2,000円やったら2,000円と、車1台2,000円という費用もいただけます。そうしたら当然その費用でごみの処理もできるけども、アルバイトも雇えるわけです。夜間はアルバイトに任して、そういう形で何とか検討していただきたいと思います。これも要望にしておきますので。 続きまして、観光と文化財について質問させていただきます。 観光と文化財で、今回、葛城市と桜井市と相撲の発祥地のイベントがされました。まず、その開催に至るまでの経緯と今回の実施した内容を教えていただきます。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) ご質問の相撲観光創造事業でありますけれども、今回、国の地方創生先行型の上乗せ交付金を活用いたしまして、香芝市、葛城市、桜井市で相撲観光創造事業を実施させていただいたところであります。香芝市といたしましては、相撲発祥の地宣言まつりといたしまして、2月13日に現役の幕の内力士をお呼びして市民と触れ合うイベント、翌2月14日には学識経験者をお招きいたしました企画テーマの講演会を開催いたしました。 また、2月6日から2月28日までの間におきましては、市民ギャラリーにおきまして、「大坂山口神社と宮相撲」と題しまして本市と相撲とのかかわりを伝える美術品等の展示を行ったところであります。葛城市におかれましては、2月28日に相撲サミット2016といたしまして、本市も含めて相撲発祥の地宣言を行ったところであります。さらに、葛城市のほうでは、葛城市、本市、桜井市の相撲観光を伝える情報誌、また観光映像PRの作成を行っていただいているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 今回イベントをされてどのような効果があったのか、どのように考えているんか、ちょっと。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 本市の今回のイベントでは、期間中約2,700名の方が訪れられるということになりました。再三マスコミでも多く取り上げられまして、本市が相撲発祥の地の宣言ということで広く周知ができたものと、そういう意味で効果があったものと考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) どうもありがとう、わかりました。 現在、水道部の石阪部長が中心になって、昨年度に苦労していただき、腰折田に案内看板を設置してもらいました。これはよくやってもらったと、褒めておきたいと思います。それが香芝市が相撲発祥の地であるということを打ち出していくきっかけとなったと思います。やはり物事を進めていくうえにおいては、まず最初の第一歩を踏み出すことが大事だと思います。 そこで、次の展開をどのように考えているのか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 議員おっしゃいましたように、今回、相撲観光創造事業を進めていくにおきましては、腰折田の看板を設置したことがまず第一歩になったのかなというふうに考えております。今後の展開でありますけれども、先ほど申し上げましたように、葛城市のほうで今情報誌でありますとか、観光映像PR用のをつくっていただいています。それを我々が実施するイベント等にも広く活用することができればなということで、情報発信を引き続き続けていきたいなというふうに考えております。県のほうでも葛城市、香芝市、桜井市が相撲発祥の地ということで、奈良県自体が相撲発祥の地ということでの、いろんな形での連絡協議会というような組織もつくっていただいております。本市といたしましても、これへの加盟ということも考えて、奈良県また関係自治体と連携したうえで、引き続きこの相撲発祥の地ということでの周知、PRには努めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 続きまして、香芝市にはほかにも歴史的にも価値のある観光資源となる文化財もあるので、引き続き力を入れてやっていってほしい。例えば、今回、腰折田、狐井城山古墳を含む奈良県盆地周遊ウォークルートを予算化された。この展開として、狐井城山古墳の整備はどのように考えているのか教育委員会のほうお願いします。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 現在、狐井城山古墳を含め香芝市全体の遺跡の整備計画を立てる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 狐井城山古墳、早く進めてほしいんですけども、平野塚穴山古墳と狐井城山古墳の整備は同時に進めていけないのかどうか、その辺もお答えいただきたい。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 一応史跡の整備計画、平野塚穴山古墳それから狐井城山古墳でございますけども、同時に事業を進めっていうのは補助事業になっておりませんので難しいかと思いますけども、協議的なものについて文化庁、県と進めていくことは可能でございますので、今後そのような方法で考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 私の場合は、まず最初に城山古墳の面積、古墳としての面積をはかってほしいというのが第1の要望なんですけども、なぜ文化庁に相談していく必要があるのかどうかということ。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 文化庁に史跡として認められた場合ですけども、測量、発掘調査費で、国費50%、県費25%以内、それから用地買収費用で国費80%、県が残りの20%の3分の1以内、それから整備工事で国費50%、県費15%以内の補助がございます。こういう有利なものを活用していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 狐井城山古墳においては、その補助事業として認められる可能性はあるのかどうか。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 狐井城山古墳でございますけども、5世紀末から6世紀初頭に築造された古墳で、埋葬者を武烈天皇とする説が出されておるほどの古墳であります。このような重要と考える古墳は整備していくことが必要と考えております。今後、早々に整備計画を立てまして、補助事業として認めていただけますよう県、文化庁と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 平野塚穴山古墳の事業が終わってから国への事業申請では大変遅くなるし、間があくと思うので、できるだけ平野塚穴山古墳の整備を進めながら狐井城山古墳の事業申請の手続をするなど、もっと短縮できる方法はないのですか。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 県等に確認いたしましたところ、この平野塚穴山古墳の整備と並行して協議的なものを進めていくことは可能と聞いておりますので、早々に協議のほうも進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 事業申請が認められて、整備には大体何年ぐらいかかるんですか。どのぐらいの事業なんですか。 ○議長(北川重信君) 藤井次長、答弁。 ◎教育部次長(藤井彦史君) 測量と発掘調査だけでも数年以上はかかるものと予測しております。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) この城山古墳は、今回、予算化された奈良盆地周遊ウォークルートの一環であるし、そのルートのなかのメインでもあるので、できるだけ早く進めていただきたいと思います。市長としてどうですか、どんなふうに考えられとんか。 ○議長(北川重信君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 以前も城山古墳の件についてご質問いただいたと思っています。香芝市のそういった資財を活用して、広く発信していかなきゃいけないと、これも十分認識しているところなんですけども、今部局のほうから申しましたように、投資にあっては非常に高額な経費が予想されますし、それもさらに長くかかるだろうというところもございますので、県と協議を進めさせていただいて、この事業を何とか認めていただいて取り組んでいくと、今はこういった答えになってしまうんですけども、できるだけしっかりと取り組んでいくようにはしていきたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 手続から進めていくという答えをもらいました。その点ありがとうございます。 それで、前回から文化財の人事の問題で一般質問したんですけど、私、理解できない部分があるので、それも問いさせていただきます。 1人定年でやめるために採用したんですかという質問に対して、一番近い学芸員のほうが定年であと2年でございます、定年の代替えということで採用したわけではなく、以前、私のほうからほかの場で質問を受けておると思います。そのときにおいてお約束した採用のほうをかけとるわけでございます。それから2年たったんですけども、この話はどうなんですか。 ○議長(北川重信君) 森村部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 通告を受けておりませんでしたで、私の拙い記憶のなかからご回答申し上げることになろうと思います。 この件につきましては、学芸員が足りておるのかと、そういうご質問を受けた部分でございます。採用につきましては、退職者も近年発生する予定でございますので、その部分も含めまして採用をかけていきたいと、そのように考えてご回答申し上げたわけでございます。また、学芸員につきましては、現在、配置自体は生涯学習課に3名と、それから博物館に2名ということで、5名体制でやっておるわけでございます。ただし、学芸員っていう資格につきましては、博物館法にのっとった資格であるわけでございますが、その者は資格保有者っていう意味では全職員のなかで7名おるということでございます。議会でご答弁申し上げましたとおり、1名採用をいたしまして、ことしの4月から所属についておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中川君。 ◆14番(中川廣美君) 文化財の発掘調査を行ううえでは、全部が学芸員だけではなくてはできないということではなしに、一般事務も必要なんですから、別にこだわるわけではないんですけども、ただ人員配置の問題でできるだけ努力して増やしていただくか、課に昇格するか、何かの形をとってくださいということです。これは答えられませんね。だから、要望しておきます。 私の一般質問はこれで終わらせていただきます。 ○議長(北川重信君) 以上で、14番中川廣美君の一般質問を終わります。 続きまして、4番下村佳史君の一般質問をお受けいたします。 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 皆さんこんにちは、というよりもおはようございます。 2月のお水取りも終わり、また桜もちらほら咲いてきまして暖かい日が続きますけども、まだまだインフルエンザが猛威をふるっております。皆様もインフルエンザにかからないように十分注意していただきまして、健康には注意していただきたいなというふうに冒頭ごあいさつさせていただきます。 私の今回の質問は、安心して歩けるまちづくりについてということで、市民並びに香芝へ訪れる方にとって道路、特に人が歩く道、歩道等は、日ごろ生活道路、また身近な旧所名跡を訪ねる観光道路、また健康のために歩かれるウオーキングやハイキング等のさまざまな使い方がされています。その人が歩かれる道が安全で、また歩く場所によってはわかりやすいという道であることにはこしたことはないと思います。 そこで、市内における人が歩く道についての関連した質問を、今回まずはさせていただきたいと思います。 そのなかで、市長の方針のなかでも、通学安全プログラムに基づく通学路の安全対策工事を行っていますと、そして生活道路等の安全性の確保にも努めてまいっておりますという方針がされましたけれども、そのなかで通学路の今現在の整備状況はどうなっているかということをまず初めに質問させていただきたいと思います。 ○議長(北川重信君) 下村君の質問に対しまして答弁。 奥田次長。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) それでは、ご答弁申し上げます。 現在、通学路につきましては、香芝市通学路交通安全プログラムにより、点検や改善を行っているところでございます。本市におきましても、点検により対策必要箇所が本年度59カ所ございましたので、着手できるところから随時現在改善を行っております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君の2回目以降の質問をお受けいたします。 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 今、本年度59カ所ということでお答えいただいたと思うんですけども、この安全プログラムはことし始まったところではないと思うんで、数年前から始まっていると思いますけど、その合計として59カ所現在残っているということで考えていいんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 本年度は59件の指摘箇所がございましたけれども、年次別に申し上げますと、25年度は50カ所、26年度は66カ所という状況でございました。そのなかで、25年度50カ所のうち43カ所対応し、また26年度66カ所のうち47カ所対応してございます。年度年度の積み残しもございますが、これも継続的には対応させていただいております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 積み残して、今年度新しく点検箇所、改善箇所が合計59カ所ということだと認識してるんですけども、それはどういった対策内容をされてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) この本年の59カ所につきましては、主なものといたしましては、道路の路側線及びグリーンベルトの設置、また交差点のカラー化や路面標示、あるいは注意看板の設置などでございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 随時、整備していただいてると思うんですけども、今年度、最終的にはもう3月ですのですべてやったというお答えをいただきたいんですけども、残ってる箇所もあるんですが、どれほどの改善をされたんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 現在、59カ所のうち15カ所において対策を終えております。残りはまだ残っておる状況でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 先ほどの初めのお答えでは25年度50のうち41やった、26年度66のうち47カ所済んだということで、今回、59カ所のうちまだ15カ所しかできてないということで、かなり積み残しがあるというふうに思うんですけども、その理由と、また今後の残ってるとこの対策や進め方を教えていただけないでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 毎年度、指摘箇所について点検あるいは改善箇所の対応をしておるわけでございますが、当該年度の点検で対策が必要な箇所が判明しました分については、簡単なものであれば当該年度に対応できるんですけれども、予算措置が伴う案件につきましては翌年度以降の対応となりますので、どうしても年度内にはなかなか全部の対応は難しいといった状況でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 質問2つしたと思うんですけど、大変難しくて、予算も伴うということで、来年もまた、59カ所のうち15カ所できてるということなんで、44カ所が来年積み残しということで、また新たに何カ所か出てくると思うんですけども、優先順位とかそのなかでは、積み残しを先にするとか、後から出てきても一日でも早くしなくてはいけないところは先に持ってくるとか、そういうことは、改めてお聞きするんですけどもどのようにお考えでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 当然、危険な箇所ということで、緊急に整備をする必要があるところもございます。もちろんそういうとこについては、優先順位を上げて、当然整備していくわけでございますが、本市のほうも速やかに全箇所の対策を行っていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 歩道という捉え方がいいんかどうかわかりませんけど、通学路としては子供の安全・安心を守る、守るいうか通る道ですので、ぜひとも予算もしっかりつけていただいて、こういう問題点を速やかに解消するようにしていただきたいというふうに思いますので、今後の要望としておきたいというふうに思います。 続きまして、主要建物の誘導道路の整備のなかで、案内板等についてというふうに書かせていただいたんですけども、これは役所とか福祉センターへの駅からの誘導ということで、行き方によってはなかなかわかりづらいというふうにおっしゃられてる方がおられます。また、もう少し安全に歩けたらいいのになというふうに言っておられる方もおられますが、主要建物等への誘導道路については、市としてはどういうお考えで案内板を設置されて誘導されてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 公共施設等への誘導といたしましては、主立った国道や国道の交差点等に大きな意味での誘導看板は設定してございますが、細かい部分、市の生活道路等には誘導等の看板は設置してございません。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 大きな看板というのは、大体車に対してされてる案内板というふうに、走っててもそういうふうに受けとめられるんですけども、歩行者に対して誘導案内の整備についてはどのように考えておられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 各駅につきまして、駅前に公共施設あるいは観光施設等を示した案内板を設置していることで、誘導看板の役目を果たしておるというふうに解釈しております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。
    ◆4番(下村佳史君) 案内があっても、初めに言いましたように、駅によっては歩くのに安全が確保できないというような道路もあると思うんですけども、その点整備等のなかでは、どっからの駅のほうが安全ですよとか、そういう意味での案内、また整備は市としてはどのように捉えておられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 案内と申しますが、歩道の整備につきましては、公共施設等への移動の安全性という意味で、香芝市バリアフリー基本構想をもとに策定いたしましたバリアフリー特定事業計画に基づき、歩道整備や鉄道駅、施設のバリアフリー化は行っております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) バリアフリーというのも前からお聞きしてるんですけども、市内では、例えば駅前、どの場所でバリアフリーの事業化を推進されてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 香芝市バリアフリー基本構想では、早期の効果発現のため、まずは重点整備地区を設定し、そこを集中的に整備することになっております。本市では近鉄五位堂駅から下田駅や市役所、総合福祉センターまでの範囲を定めまして、公共施設が集中している範囲を重点整備地区として決定しております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 公共施設ではないんですけども、今後は生喜病院等、二上のほうでもできるんですけども、そういった市内のほかの地域での重点地域の設定は、今後どのように考えておられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 現在の重点整備地区のバリアフリー化がおおむね終了すれば、重点整備地区の拡大を図っていくことになると考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、先ほどおっしゃられた五位堂駅と下田駅周辺の進捗率は、どれぐらい今のところできてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 現在の重点整備地区におきまして、特定事業計画に設定されている事業が196事業ございまして、その196事業における現在の進捗率はパーセントにして11.7%でございます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 大分前から、これはバリアフリー化ということで重点地域と僕は捉えてるんですけども、何年前にこれを設定されたんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 平成25年3月に基本構想を策定いたしました。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 25年ということで、25年、26年、27年、3年で11%ということで、それからしたら大分、あと10倍、30年かかるのかなという認識もしないわけでもないんですけども、できるだけ早いうちに達成していただきたいなと。これも人に優しい、また障がい者の方に優しい道路は、健常者の方にとっても、子供たちにとっても十分優しい道路だという認識してるんですので、ぜひとも前向きに早急に考えていただきたいなというふうにまず考えて、また要望しておきたいと思います。 次のなかで、案内等のなかでは観光施設等の案内ということで、舗道。観光施設へのウオーキングまたハイキング等される方の道路の整備等々ができればこしたことないというふうに思いますし、今既存の道路で何らかの形で少しでも安全に歩けるような政策を打っておられるとこもあると思うんですけども、そのなかで今回4月1日より尼寺廃寺が新しく旧所名跡ということで整備されて、大々的に、また市としても観光地ということでいろんな面でアピールされてると思うんですけども、そちらに行く道路等の整備については現在どのように考えておられるでしょうか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 本市では、特に尼寺廃寺までのルートについて、市で整備していくという計画はございませんけれども、尼寺廃寺までの歩行、移動空間の確保につきましては、尼寺廃寺が国道168号沿いに位置しますことから、現在、奈良県により事業が進められています国道改良事業による歩道整備をもって改善は図れるものと考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) ちなみに、市の事業じゃないんですけど、国道168号線の整備はいつごろまでに完成するというふうに言われてるんでしょうか、また考えておられますか。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 国道につきましては、北今市から西名阪までの区間につきましては、当初、平成30年を目安に整備を行うというふうに聞いてございました。また、その西名阪から北側につきましては、現在測量を進めているところでございますけれども、この区間につきましてはまだ奈良県のほうから完了予定は聞いていないということでございます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。何せ、香芝からやったら志都美駅からが一番近い、そのなかでそういう国道の横の歩道を利用することによって、安全に尼寺廃寺まで行けるんではないかなというふうに考えましたんで、そういう質問をさせていただいたわけなんですけども、今既存の道路を使って尼寺廃寺まで行くとするとしましたら、観光面から考えましてどのようなルートをつくられていって皆さんに利用してもらえるふうに考えておられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 尼寺廃寺跡の史跡整備が完了するということで、我々観光部門としてはこれからに期待を抱いているところであります。平成27年度におきましては車で来られる方用の案内看板の設置をさせていただきましたし、平成28年度には歩いてこられる方の案内看板を順次設置していきたいなというふうに思っております。その際におきましては、JR志都美駅を起点といたしまして、周辺に歴史関係の文化財、古墳でありますとか神社等もございますので、それを周遊していただくようなルートを検討しながら案内看板の設置を進めてまいりたいなというふうに考えております。また、例年実施しております香芝ウォークにつきましても、今回はJR志都美駅を起点といたしまして、尼寺廃寺に至るまでのコース、今申し上げました市内の周辺の歴史、文化遺産を周りながら尼寺廃寺に至るコースということを検討しているところであります。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 尼寺廃寺、補助ももらいながらつくったもんですので、香芝だけのものじゃなく多くの人に知っていただいて、来ていただきたいと。ましてやほかの近隣の市町村にも呼びかけて尼寺廃寺の宣伝をしていただくという意味合いのなかでは、志都美駅からよりは畠田駅等のほうが近いというふうに思いますけども、そちらでしたら王寺町になると思うんですけども、王寺町との協議また協力依頼とか等はされてるんでしょうか。また今後される予定はあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 観光での情報発信ということになってまいりますと、1市だけでやるよりも広域的に連携っていうのが多分必要になってくるんだろうなというように思っております。議員お述べになりましたように、JR畠田駅のほうが利便性があるということもありますので、このあたりは今後、王寺町側とも連携した形で進めていくことができればなというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) また、観光地のもう一つの最近取り沙汰されています、先ほどもお話に出ました腰折田が整備され、また看板等設置されてるわけなんですけども、そちらに向けてのウォークルート、県の予算で奈良盆地周遊型ウォークルート案内事業ということで計上されてたわけなんですけども、これはどういうふうなルートとして設定されてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 議員お述べになりましたように、今回、奈良県が主体となった事業で、奈良盆地エリアにおいて楽しく安全に歩ける市町村域を超えてつながるウォークルートということで、平成28年度予算化させていただいております。コースといたしましては、本市は広陵町のほうから受けまして、かつらぎの道を通って近鉄五位堂駅、狐井の福應寺、狐井城山古墳、阿日寺から今お述べになりました腰折田に至るルートを設定させていただいてるところであります。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 今回、相撲発祥の地ということで、先ほども話に出ましたけども、桜井、葛城、香芝3市で協力し合いながら広く観光としてアピールしていこうということで事業展開されてますけども、香芝としては腰折田があるわけなんですけども、隣の葛城市には相撲会館等々あるなかで、そういった連携したウォークルートなりハイキングコースはこの奈良盆地ウォークルートのなかには、まずは入っているんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 奈良盆地周遊ウォークルートのほうは、香芝市から先ほど申し上げた腰折田から葛城市のほうへ入っていくわけですけれども、あくまで奈良盆地周遊ウォークルートの趣旨にのっとって、葛城市のほうでコース設定をされていかれるというふうに思います。直接的に、奈良盆地周遊ウォークルートの設定のなかで相撲のことを意識しているわけではないとは思いますけれども、今後の事業展開のなかで連携して、観光情報発信ということではつながってやっていかないといけないというふうに思っておりますので、そのあたりは連携しながら情報発信に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) ウォークルートの周遊ルートのなかに入ってなかっても、横の連携ということでほかの設定ルート等を考えていただいて、香芝でも二上の駅前に大坂山口神社がありますので、そういうところでもつなげるような相撲発祥の地をめぐるコース等々、そういった仮称ですけども、コースができればなお一層興味を示していただけるんじゃないかなというふうに考えますので、葛城市とも連携をとりながら、また香芝市のそういった名所等にもつなげてもらえるのには今後考えていただくことはできるでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 奈良盆地周遊ウォークルートということで、奈良県が一体となって関係市町村も含めて一体となった情報発信というのが多分できるんだろうというふうに思っています。そのなかで香芝市相撲発祥の地ということも含めて、ほかのいろんな歴史文化財も含めて、あわせてこれを機会にうまく情報発信していくことができれば、相乗効果を生むことにつながるのではないかと考えているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) よろしくお願いします。 続きましては、関屋方面には里山ということで、近住並びに青葉台の南側には尾根づたいに王寺の明神山へつながるハイキングコース、登山ルートと言ってもいいんですけども、そういうのが整備されて、また教育委員会が出されます文化財観光ガイドマップのなかにもそのコースは設定されて、13ページにEコース~明神山への道~ということで紹介されてます。この前もタウンミーティングのなかでは近住の住民の方から、それを見てぜひとも歩きたいけど少しでもわかりやすい道にしてほしいなという声もありましたし、2月の最後の日曜日には、青葉台の自治会主催で住民の方が青葉台の裏山から明神に向かって1日かけて往復をされて、自分たちのハイキングコースまた身近な健康のための登山道ということで取り組んでおられます。今後、住民の方が行かれますとどんどんまた増えてくると思うんですけども、香芝市から明神山へ登るルートの整備、今の現状等はどのようになっておるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 現在、王寺町におかれまして、明神山を中心とする観光ルートの設定にかなり力を注いでおられるというようにはお聞きしております。その流れのなかで、近隣の香芝市、大阪の柏原市、三郷町にも連携して共同して何かいろいろやっていけないかなというような協議もいただいているところであります。当面、香芝市といたしましては、今議員おっしゃいました、関屋地区からの明神山に至るルートについて、王寺町との協議を踏まえたうえで、案内看板の設置っていうのも一つの検討課題になるのかなというふうに考えているところであります。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 二上山を登りますと葛城消防署、今は奈良県広域消防のなかの葛城消防なんですけども、等高線の書いた地図でポイントポイントで番号を書いて、119番、何かけが等ありましたら電話してくださいというふうな看板はあるわけなんですけども、今後そういう王寺町、また三郷町と柏原市も入るんですけども、協議のなかで消防署等の協力も得ながらそういった安全対策を考えていくという可能性はあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) これからの検討課題になるかと思います。いろんなところで多方面で協議を重ねていくことができればというように考えているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) ぜひとも里山等、言いました二上山か、関屋地区からの裏山が身近な山だというふうに捉えてますので、ぜひとも整備していただきたいなというふうに思います。また、各地域ごとにそういった日ごろから健康のために歩くウォークルートの設定をすることによって、また近場の旧所名跡等も改めて知ってもらったりするというふうに考えておるわけなんですけども、現在、市内ではそういったウォークルートの設定はどのようにされてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 香芝市の観光ということを考えますと、市内に8つの駅がある、交通利便性がよいということもありますので、その8つの駅を拠点として、またそれを中心として多くの方が来られるようなウォークルートの設計というのは、今後の課題だなというふうに考えているところであります。先ほど議員もおっしゃいましたように、今年度、香芝市文化財観光ガイドマップということで、二上山博物館が中心になってつくっていただいたんですけれども、そのなかでいくつかのウォークルートのコース設定もなされております。今後これをベースにして、過去、毎年実施させていただいております香芝ウォークのルートも参考にしながら、観光ウォークのルートを各駅を拠点としてつくっていくことができればなというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 身近にそういったウォークルートがあれば、ちょっとのあいた時間でもあったら、天気がよければ歩きたくなるというふうに思いますし、そういう時間をとっていただける市民の方もだんだん増えてきているんじゃないかなというふうに思っているわけなんですけども、地域ごとのウォークルートに限らず、地域ごとからほかの地域への全体へのつながり等を設定していただければ、より一層広範囲に歩けるというふうに思うんですけども、そちらとの整備等々、それと設定、広報はどのように、していただければ一番ありがたいんですけども、そういう考えはないでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 基本的には今申し上げましたように、駅を中心としたウォークルートっていうのをまずは設計していくことができればなというふうに考えております。それをベースにいたしまして、それを基本にいたしまして、当然、全市を周遊するというふうなことが、全市を網羅するということができれば理想かというように思いますので、そのあたりは今後視野に入れていきたいなというふうに考えています。 以上です。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) どんどん歩くことが、足腰を鍛えることが健康長寿命化につながると思うんですけども、そこでそういったウォークをすることに対して、またウォークルートを健康という観点で捉えるなかで、何らかの健康福祉の観点では案内等されてるでしょうか。また、何かの事業として今後やっていく可能性はあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 福祉センターのほうでは、以前から2つのグループがございます。1つは市主催の養成講座を修了しました保健センター内に事務局を持っております健康運動普及推進員協議会、こちらのほうで自主活動としてのウオーキングを計画され、また実施されているところでございます。その他のウォーキングといたしまして、健康支援プログラムを修了した者が、これもまたストレッチ体操等々の自主活動としてウオーキングを実施されているという報告を受けているところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) ありがとうございます。いろいろ等々聞かせてもらいましたけども、最終的には少しでも歩きやすい、また安全に歩ける道が整備されたら一番いいなということでいろんな質問をさせてもらったわけなんですけども、今後ともそういうルート等ができましたら、子供たちの通学路等も第一ですし、とは思っておりますが、それも含めて整備に向けて今後とも考えていってもらいたいと、速やかに整備していくように考えていってもらいたいというふうに要望させていただきたいと思います。 1番につきましては、これで質問を終わります。 続きまして、2番の学校と地域の連携についてということで質問させていただきます。 特に各校区ごとでコミュニティ協議会というのが現在発足して、各学校ごとに取り組みをされてるわけなんですけども、現在、学校と地域の連携については、現状をコミュニティという意味ではどのように教育委員会として捉えておられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校と地域の連携ということでご質問いただいております。 平成25年度から市内小・中学校におきまして、全14校におきますおのおののコミュニティ協議会、先ほど議員おっしゃっていただいている分を立ち上げてございます。個々の住民参加を得まして、地域に根差した、根づいた学校づくりに取り組んでいる状況でございます。また、中学校単位におきましてはコミュニティ協議会、さらには4中学校が一堂に会します、香芝市学校地域パートナーシップ事業連絡協議会がございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 各単一ごとの校区ではコミュニティ協議会ということで、4中あるわけなんですけど、その地域では学校地域パートナーシップ事業という名前で取り組まれてということなんですけども、パートナーシップ事業の目的はどのようになって、コミュニティ協議会とはどういうふうに違うんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校地域パートナーシップ事業でございますけども、これは奈良モデルで実施されておりまして、国では学校支援地域本部事業と申します。これにつきましては、地域とともにある学校づくりを推進してまして、保護者、地域の人々が学校運営に参画しながら協働し、地域の教育力の向上を図るものということでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 僕といたしましては、見守り隊とか各地域でのお祭りへの呼びかけ、また昔遊び等々っていうとこから始まった、昔から学校とのかかわりのなかでこういう名前がないときから、地域の住民の人たちと子供たちが携わっているというふうに思っているわけなんですけども、もっとほかに具体的にはどういう取り組みとしてされてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 具体的な取り組みの例を申し上げますと、市内のすべての小・中学校におきまして、学校コミュニティ協議会を設けてございます。安全の見守り、あるいはまた学校図書館の環境整備、園芸、それから農園支援、家庭科におけます実習の補助、あるいはまたゲストティーチャー、さらにはクラブ活動の支援などをいただいてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) はじめにも申しましたように、学校によったら取り組みの量、また取り組んでおられないところはこれから取り組まれるというふうに考えておられると思うんですけども、そういった学校間の連携や意見交換等はされてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 各学校間の連携、あるいはまた意見交換というご質問でございますが、4つの中学校に各1名ずつ地域のコーディネーターを配置しております。課題の解決や、ある意味中学校コミュニティ協議会の運営、それから地域教育力の向上という形で努めさせていただいてるところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 大体年に何回とかそういった決まり、随時やっておられるとか学期ごとにやっておられるとか、そういう何か回数的には決まりはあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 各学校においての少し数字上の違いはございますけども、学期ごとに各中学校単位では実施されているという現状でございます。また、先ほどの4中学校を一堂に会しますような形のコミュニティ協議会の部分につきましては、香芝市学校地域パートナーシップ事業の連絡協議会と申し上げまして、平成26年度から設置をしております。これにつきましては、年に一、二回ということで実施をさせていただいておる現状にございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) その成果等はどっかで報告されたり、またまとめられたりされて、26年度からということで、まだ1年、2年なんですけども、広く知らしめることはあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど答弁いたしました香芝市の学校地域パートナーシップ事業の連絡協議会、これで4中学校区が一堂に会しまして情報交換を行っているという現状にございます。つきましては、この部分、成果表的な部分をいただいてございますので、今後はそれを広くホームページ等で開示をするという方向性を考えていくところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 何でそういう質問をしましたかというと、一人でも多くの人に参加していただきたいということで、今もホームページで今後知らせるということでお聞かせ願ったわけなんですけども、地域、学校の周辺の住民の方への呼びかけ、声かけはどのようにされていってるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 地域に根差す学校づくりという観点から、学校のほうから地域の自治会長に趣旨説明をさせていただきながら、協議会への参画を要請していただいてるという現状にございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 先生方、学校の方々、一番身近な子供たちの親、またご家族等がよくご存じなので、そういうことは一番手短でわかっていただきやすいということで、そういう学校を通して自治会長並びにそういうとこへ理解を深めておられるというふうに思うんですけども、そのなかで教育委員会としてサポート、また支援等はどのようにされとんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 教育委員会といたしましても、学校に任せるだけではなく、協働と参画がなければ地域に根差した学校づくりというのはできないものでございますので、学校が声かけいたしましたものに対しまして地元の返答等に対し疑義、あるいは問題点がありますと、教育委員会のほうでも対応させていただいているという状況でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。
    ◆4番(下村佳史君) そのときに、学校コミュニティ協議会とは何ぞやと、例えば自治会長、また住民の方に聞かれたら、明確な方針とか方向性、そういうものをつくった意義とか趣旨とか目的、そういうものをきっちり押さえておかなければ、なかなか参加してもらえにくい、また参加するにあたっても参加していただける人の意識を確立するためにはそういうものをきっちりと、かっちりとしておかなければいけないと思うんですけども、そういうのはどういうふうに目的とか知らせてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) まず、学校単位におきます関係でございますけども、その小学校の進級に対しましては、おのずとその校区の中学校になります関係上、まずは4中学校区ごとに属します小・中学校で、それぞれの校区での活動を通じての効果、あるいは課題、それからボランティアの人材確保などのご苦労等をいただいてる問題点を提起いただきまして、その中学校間での問題の解決、あるいはまた他校への情報の活用で、一つでも多くの問題を解決するのに役立てていただく場であるというふうに考えてございます。校区のコミュニティ協議会の位置づけとは、そういうものであるかなというふうに考えてございます。 さらには、先ほど申し上げました4中学校が一堂に会します香芝市学校地域パートナーシップ連絡協議会の部分もございますので、これは横のつながりというところでも一校区の問題ではなく、さらには別校区での情報化の共有化というところでもバランスをとりながら、ある意味学校づくりを進めるうえでは必要不可欠であるかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 学校によっては、先ほども言いましたように、取り組みの温度差があるように思います。なかなか後発的な、具体的に言わないほうがいいと思いますので、その点学校コミュニティが、今も教育委員会の取り組みと位置づけ、目的等はお聞かせ願ったんですけども、コミュニティ協議会を進めていったら次はどういう方向性、目的、また何か考え方のもとにたどり着くような方向性はあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) それにつきましては、平成27年12月21日に中央教育審議会が提唱しております、新しい時代の教育や地方創生の実現に向けて学校の地域の連携、協働のあり方と今後の推進方策についての答申がございます。答申の内容でございますけども、コミュニティスクールのさらなる推進を図ってございまして、香芝市におきましても将来的にはコミュニティスクールの構築を図るうえで現在の、先ほどからご質問がありますコミュニティ協議会、これがこの礎になるというふうに考えて位置づけをしております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) コミュニティスクールに向けて、最終的じゃないけども一つの方向性を打ち出されてるということでお聞かせ願ったわけなんですけども。先ほど言いましたように、学校によったらすぐにもコミュニティスクールに取りかかれるという言い方が正しいかどうかわかりませんけども、そういう学校と、これからまずはコミュニティ協議会として組織を確立して、またいろんな事業を展開していくという小学校もあると思いますけども。一斉に、例えば10年後にコミュニティスクールをやるぞとか、そういうニュアンスで考えておられるのか、いやいや目標の一つとしてコミュニティスクールはあるけども、地元の動きによって臨機応変に考えていくというふうに捉えていいんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) コミュニティスクール、学校運営協議会といわれるものでございますけれども、この制度につきましては、今県下では奈良市、あるいはまた葛城市が数例でやっていただいてる現状にございます。県は、先ほど申し上げました中教審の答申も受けまして、コミュニティスクールへという考え方も持っておるようでございますけども、先ほどから申し上げておりますコミュニティ協議会、今までこれを充足させていただいて、連携も図りながらよりよい学校づくり、地域づくりに邁進しているわけでございますので、この辺をもう少し見きわめながら、ある意味、奈良県のほうからの指導も仰ぎながら検討を加えていきたいというような形で、一堂に会するというところではもう少し時間がかかるのではないかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 柔軟に対応していただきたいなというふうに思いますけども、とにもかくにもそのもとにあるコミュニティ協議会が、自治会の協力なしでは成り立っていかないというように、自治会協力ということは住民の方の、学校の周囲の方の協力ということで捉えてるわけなんですけども、学校支援の協力依頼についての支援です、そういうのどのように今後考えていかれる予定でしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校支援という考え方ですけども、先ほど一部答弁にも申し上げました、地域で子供を守り、あるいはまた安心して子供を育てていけるできる限りの環境づくりをつくり出す取り組みという形では青少年の健全育成、あるいはまた福祉、あるいは防災といった分野、多分野にわたるところでございます。これにつきましては、部局を超えて横断的にでも取り組みを進める必要もあろうかなというふうに考えてございます。この辺は必要に応じまして関係いただきます所管とも協力をいただきながら、学校教育の運営のニーズに応えることが必要であるかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 僕も小さな質問のなかで各部の連携した取り組みということで書かせてもらったわけなんですけども、現在、所管が教育委員会のなかでの生涯学習課ということで、僕12月のときにも、第2次香芝市生涯学習推進基本計画というなかで学校の充実を上げられてるんで、その計画のなかではどういうに取り組まれてるんですかというふうな質問をしたとは思うんですけども。実際、コミュニティ協議会を生涯学習のなかで、今ずっと聞いてたら、学校、何かそしてまた地域っていうたら普通でいうたら自治会等というたら市民協働課とか等が上がってくると思いますけど、生涯学習とのかかわり、中での捉え方も改めてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど議員おっしゃっていただきました、第2次の香芝市の生涯学習推進基本計画のなかの学校教育の充実に上げておるのではないかということでございますけども、分野別に申し上げますと、学校教育の充実では地域社会に根差した教育活動の推進、一方では地域コミュニティの充実でも地域に根差した学習を支援できる人材の育成という形にも捉えてございます。総合的に申し上げますと、関連する部署で総合的に補完しながら、コミュニティ協議会も含めまして地域の教育力の向上というところでは、共通した課題を持って取り組みを進めなければいけないなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) それでは、教育委員会では生涯学習課が担当として今後も取り組んでいくという認識でいいんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) さきの答弁でも申し上げましたように、学校と地域、あるいはまた保護者、子供たちが教育の課題を共有しながら、さらなる教育力の向上というところでは関係所管は生涯学習課としておりますけども、横断的にも取り組みを進めてまいって、まず、鋭意補完しながらこの事業を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 下村君。 ◆4番(下村佳史君) 十分にわかりました。生涯学習課は担当ですけども、先ほども言いましたようにいろんな部、課が携わらなければ、地域も巻き込んで、また学校との連携もとれないというふうに思いますので、そこは十分に今後も各部の連携をとりながら、コミュニティ協議会が子供たちにとってよりよいすばらしい団体になり、また各地域のつながりがより一層充実して市民の協働協賛を盛り上げる一つの核になってもらいたいなというふうに考えてますので、今後ともよろしくお願いしまして私の質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(北川重信君) 以上で、4番下村佳史君の一般質問を終わります。 暫時休憩します。              午前10時40分 休憩              午前10時50分 再開 ○議長(北川重信君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、3番中井政友君の一般質問をお受けいたします。 中井君。 ◆3番(中井政友君) 議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 第1番目は、香芝市のまち・ひと・しごと創生総合戦略についてであります。 地方版総合戦略は、国立社会保障・人口問題研究所、国立人口研の長期予測に基づき、人口減少に対してどのように問題を解決し、地域の再生や展望を切り開くというふうな発案からきています。この3月にも香芝市も総合戦略をまとめられ、策定し、発表されると聞きます。また、28年度中には公共施設の更新計画を策定されています。そのなかで、まず1番目としてそのなかの基本目標、安定した雇用を創出することについてご質問させていただきます。 商工会の協議会で、私も傍聴させていただきましたが、そのなかで香芝市の施策は整ったというふうな発言がされました。地域内循環、地域の資源や人材をどう結びつけて地域内で循環させる、地域内循環を進めることが重要だというふうに考えられています。どのように整えられたのかを、1番目の質問として上げさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(北川重信君) 中井君の質問に対しまして答弁。 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 現在の商工業振興施策の取り組みということでよろしかったでしょうか。 議員お述べになりましたように、まち・ひと・しごと創生、地方創生の取り組みが進んでおります。香芝市においても仕事づくり、そこから新たな人の流れをつくるということで、ここ数年いろんな形での商工業振興、地域経済活性化に向けての取り組みを進めているところであります。具体的に申し上げますと、市内既存企業の活性化、産学連携の補助金でありますとか設備投資の補助金、特許の補助金、また先ごろ開催いたしました香芝産業展もそれに当たるかというふうに思っております。 続きまして、新規創業の促進、これは創業支援の補助金でありますとか創業支援アドバイザー制度、また商工会でやっていただいております香芝みらい塾の制度などもございます。 そして3点目は、昨年12月に成立させていただきました企業立地推進条例です。市内の新たな企業の立地もしくは増設、移設、建てかえ等に対して補助金を出させていただく制度ということで、これらによりまして企業を応援する、支援するための制度としては大枠整えることができたというふうな認識をしております。ほかの自治体と比較させていただいても、負けることのない、遜色のない、特色的な取り組みを打ち出すことができているものというふうに認識をしております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君の2回目以降の質問をお受けいたします。 中井君。 ◆3番(中井政友君) 今、香芝市の施策についてご説明いただきましたが、現在の香芝市内の企業はどういうふうな状態かもつかんでおられると思いますので、それと比べてどうかというふうなことを考えたいと思いますので、データのほうをよろしくお願いします。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 国においてさまざまな統計調査が出されておりますので、そのなかでいくつかご紹介させていただきますと、国勢調査のほうは平成22年のデータしかまだ出ておりませんけれども、例えば市内就業率でありますと27.4%、県内就業率54.3%ということで高くはない数字というふうになっております。県内の12市のなかでは11番目という数字ということになります。平成26年の経済センサス調査によりますと、事業所数は2,016カ所、市内で働いておられる従業者数は1万6,973人となっております。これも、人口当たりに換算いたしますと必ずしも高くはないという数字が出てくるわけなんですけれども、今申し上げました平成26年は、前回の平成24年と比較してみますとこれはやっぱり増えております。また、企業立地ということで、我々が関与いたしました形での企業立地、新たな市内での企業の新設ということも出てきておりますので、全体的に見ますと活性化しつつあるのではないかという評価をしているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) ありがとうございました。そういったなかで、香芝市は、27年度の数字なんですが、771人ですか、就業されていますし、正規職員は463人もおられます。予算規模も約240億円使っています。そういった取り組み、自治体の取り組みとして昨年度提案しましたが、住宅リフォーム制度や商工会を中心として、市内の金融機関が市内の小規模事業所に対して自治体が取り組むことを法律化させました小規模基本法等が整備されてきています。そういったなかで、公契約条例を検討すべきではないかということでご質問させていただきます。公契約条例は、既に奈良県や県内の他市あるいは全国でも取り組まれてると思いますが、どういった状況かお知らせください。 ○議長(北川重信君) 当麻総務部長、答弁。 ◎総務部長(当麻俊弥君) 今、公契約条例ということでございます。 公契約条例につきましては、最低賃金等の労働条件の遵守を契約条項として受注者に義務づけ、そして公共事業に係る労働者に対して一定水準以上の賃金を保障するということは意義あるということで理解しておりまして、またこれは市が独自に定めた最低賃金以上を労働者のほうに支払うことを義務づけるものということの認識でもございます。全国的には18の自治体、そして県内につきましても奈良県、そして大和郡山市、これについては理念条例でございますが制定されているという状況を理解しております。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 奈良県におきましては、平成26年度の6月県議会で全会一致で成立公布されています。理念条例という形なんですが、その範囲としましては公共工事や業務委託、指定管理者制度協定が今自治体のなかでも広まっていった、そういったなかで公的責任を果たすということで制定されてきたというふうに思います。今、公契約においての最低賃金を図るというふうな問題が検討項目であるというふうにありますが、公契約条例の問題点あるいは検討点について、市としてどのように見解をお持ちかお願いします。 ○議長(北川重信君) 当麻部長、答弁。 ◎総務部長(当麻俊弥君) 公契約条例につきましては、最低賃金を守るというような形でございますが、労働者の賃金のほうを公が決めるというようなところについても、労働法との絡み、そういうふうな論点があろうというふうに把握しておりますし、市においてはその部分につきましては最低賃金を確保するということのなかにおいて、最低制限価格というような形の入札を行っておりますので、その実質的な部分で対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) いろんな考え方があって今統一されはしていませんが、公契約条例については全国一律の最低賃金ではないなかで、最低賃金を大幅に引き上げるということは中小業者を倒産に追いやってしまうっていうこともありますので、その自治体内で公契約についての最低賃金規制はそういうようなことに対策の必要がないと。国際的にもILOによって公契約条例を成立させていますが、我が国はまだ未確決であるというなかで、公共のなかでも官製のワーキングプアの問題が指摘されるなかで、これは必要であるというふうなことがあります。今読んでますのは、日本の弁護士会が2011年に公契約条例に対する意見書をまとめられたことを言っています。これは、民法的には契約上の規制であって当事者間の合意に基づいて拘束するものであって、決して法律に違反するものではないっていうふうに言われてますので、香芝市でもぜひ公契約条例について検討していただき、施策に反映させていただけたらなというふうに思います。こういった流れのなかで、今TPPも国際的には問題化されてまして、そうしたなかでは新たに条約が批准されたなかでは、公契約条例や企業を縛るような条例化をすることはTPPルールに違反するというふうなことも言われていますので、ぜひ香芝市で急いで検討していただけたらなというふうに思います。 第1番目の質問については、これで終わらせていただきます。 第2番目の質問をさせていただきます。 基本目標の2、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるというふうにあります。 香芝市の人口ビジョンも、先ほど言わせていただきましたように、国立人口問題研究所の人口予測をもとに人口減少に対して、女性が一生の間に子供を産む数、合計特殊出生率を国の想定率1.80から2.70という目標を地域の特徴を付加して設定されています。客観的にどうなるかっていうことは難しいと思いますが、香芝市の目標に対してどうなのかというふうに思います。香芝市では若年層に望まれるまちづくりを進めることで、出生率を向上し、社会の転入増を維持することで出生率を2030年に2.1を目指す、2060年には人口8万5,000人を目指すとあります。人口ビジョンの設定は市に任されており、市の計画や実施計画は市が考えていくものと思いますが、この点についてのお考え等をお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 議員さんお尋ねの、通告されたこの件にかかわらず、この総合計画というものは、まち・ひと・しごと創生法の規定によりまして、また創生長期ビジョン、創生総合戦略の閣議決定を受けまして、香芝市において香芝市人口ビジョン、香芝市まち・ひと・しごと創生総合戦略の作成をいたしておるところでございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 香芝市においても、過去も8万5,000人を目指すということがありましたが、実際にはなかなかそういうにならず、今7万7,000人であります。そのなかで規制緩和になったり、過大な投資になって、現在の大きな地方債のもとにもなってるというふうに私は考えます。その計画に対して、実際どの程度できたかっていうことで国から指導を受けたり、ペナルティーが起こるということはないのかどうかをお尋ねします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) こちらにつきましては、あくまでも計画目標としての策定でございまして、その目標に向かって邁進していくものでございます。なお、ペナルティー等はございません。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) ペナルティーがないということですので、香芝市でどのように取り組むかっていう問題になると思います。この計画自体は実行するために小規模保育所の整備や認定こども園も考えられ、人口ビジョンのKPIといった目標値をもとに子育ての支援や働きやすさを考えられているというふうに、ホームページの資料を見ましてそう思いました。しかし、そのなかでは、保育所等利用待機児童数の定義ではほとんどないというふうになっています。これは厚生省の基準から見られてるのではないかなというふうに思いますが、実際の数値は現実的にどうかというと、なかなか難しいとはいえ、従来から計画的に保育所整備をされれば、今回の公立鎌田幼稚園の問題も起こらなかったのではないかというふうに思います。公立保育所の整備や職員配置の充実が大事だと思います。また、既にされました保育所のニーズ調査では、多くの潜在的な需要もあるというふうに出てきました。そういった計画性が大事だと思います。ことしは国の補正予算がつき、その助成を利用して急遽小規模保育園に道を開かれたというふうに考えます。 次に、質問ですが、保育所整備について、待機児童の解消として3月にも提案されている小規模保育園や家庭的保育所、また認定こども園についてどのようにお考えかお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 香芝市といたしましては、待機児童対策につきまして、当然ゼロを目指してまいります。先ほど3月と言われたのは予算のことだと思われますが、平成28年度予算の施策といたしまして、小規模保育所の公募事業、民間こども園の整備事業の補助を行うほか、みつわ保育所の建てかえ工事を行っていくということのご提案をさせていただいております。また、予算上ではございませんが、民間保育園またごども園への誘致も行ってまいる所存でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 僕の見た資料が古かったので多分訂正されているのかもしれませんけど、ホームページから出しました。 きょうも朝ニュースでやってましたが、3歳の壁があると、小規模保育園から次の保育園に行く場合になかなか入るところがなくて困っているということが全国的にあります。根本的には本体の保育所整備が求められているというふうに思います。この前、議会で3月8日教育福祉委員会の後採択いたしましたが、鎌田幼稚園の問題のその後についての経過をまずお尋ねしたいと思います。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) あのなかでもご報告もさせていただき、また現在、周辺の整備も行っておるところでございます。具体的には横断歩道の引き直しであるとか、カーブミラーの取りかえ等々の整備も行っております。また、決議もいただきましたので、当然、現在通っておられます保護者の方へのご説明等々も行ってまいります。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 現在の保護者に対する説明はまだないということで、新たに入られる方の説明を今されてるということでよろしいですか。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 新たに入られる方のご説明会は実際行いました。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 鎌田幼稚園のスケジュールの問題ですが、保護者への配付されたスケジュール表のなかに、今言われてるように、5、6月でこども園化の説明会をすると、6月に補正予算を組み、夏休みに工事をする。9月にこども園についての条例化をするというふうに書いてありますが、予算組みをされて工事も始まってから議会に条例化するっていうのは、手続的にはおかしいんではないかというふうに思いますが、この点についてはどうでしょう。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 当然、こども園化におきましては条例化が必要でございます。ただ、その部分についても予算の裏づけ等々が必要なわけでございます。ですから、スケジュールとしてこのような形でお出しさせていただいたのは、あくまでも議会のほうのご承認を得たなかでの部分もございますし、各保護者の方へのご説明のスケジュールとして示させていただいたわけでございます。 それと、もう一度先ほどの答弁でございますが、現在、通っておられる方のご説明と新しく入園される方のご説明というふうな意味合いの2通りの説明会を開かさせていただいたんですが、新規の方のご説明については既に行ったところでございます。 ○議長(北川重信君) 中井君、ちょっと待ってください。 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 失礼します。現在、通っておられる園児の方への説明会についてはもう2回行っておりますので、追加でご説明だけ、報告だけさせていただきます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 今、鎌田幼稚園に分園をつくるということの説明だというふうに理解します。もう一度5、6月に認定こども園化についての説明会をして了解を得るというふうに考えたらよろしいですか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど議員からおっしゃっていただいてます、今後、幼稚園型のこども園化に向けた取り組みとすれば、平成28年度に入りましたら検討を加えまして、必要とあるべき時期に説明会、それから条例整備等々に移っていくというふうなスケジュールでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) もう一度、保護者の方々に入られたら説明していただいて了解していただくっていう形で、今までの幼稚園でもなく保育園でもありませんので、またよろしくお願いしたいと思いますし、実態が工事も始まり予算がついてから議会の条例化するっていうことについての、何かこう後追いでやってるっていうことになると思うんですが、この辺についての考え方をもう一度お願いします。 ○議長(北川重信君) 鎌田副市長、答弁。 ◎副市長(鎌田裕康君) 待機児童対策ということが非常にクローズアップされておりまして、27年中にまずその課題が見えとったわけでございまして、そんななかで条例整備とかという案件も出てまいったのは、県の要望を受けたなかでそういう必然的に条例を整備していかなければならない、分園化をしていかなければならないという課題が出てまいったからでございまして、決して議会を軽視したわけではございませんで、現状の課題に喫緊に対応させていただくためにとらせていただいた処置でございます。今後、こども園化の条例に関しましては、とるべき手順をとらせていただいたうえで進めたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) とるべき手順をとっていただけたらなというふうに思います。この香芝の問題は、急に出たように思います。県の当初のこども園化の名前のなかには、香芝は私はなかったように思いますので、またしっかりと計画的にしていただけたらなというふうに思います。 2番目に行きたいと思います。 受け入れっていう問題です。今、国の施策で加速的にこういった保育園についての施策が推進されています。国の予算も使ってお金も使って整備されているように思いますが、子供ごとに小規模保育所や認定保育所の場合は、保護者の時間によって子供の保育が変わっていくというふうになってまして、保護者が産休や育休などで同じ子供でも制度が変わり、書類を書きかえるのに時間がすごく職員さんがかかると。そういったなかで、今、保育士さんがなかなか応募しても来られないと、正規の職員の方も半分しかおられないなかでは職員間の意識が違うと、あるいは働く内容が変わって過重であるというふうな多くの声を聞きますが、この辺の、今検討されています小規模保育園がどういうふうに変わっていくのか、契約方法や費用、内容はどのように変わっていくのかをお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 小規模保育園につきましては、あくまでも低年齢児の0歳から2歳の小規模という保育所、定員19名でございますが、それの部分の保育所を整備するものでございます。これにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたように公募で整備するものでございます。 ○議長(北川重信君) 森村部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) ただいまの中井議員のご質問のなかで、職員が半分しかいないというなところでご指摘受けたわけでございますが、本市におきましては決してそんなことはなく、必要最小限度の臨時職はおりますが、ほとんどのところが正職で運営しておるところでございます。ですから、くだんのご心配っていうところは、他市さんの状況よりは恵まれてるのかなというふうに考えておるところでございます。 それから、少し当初から地域内循環っておっしゃられた部分につきましては、まち・ひと・しごとのなかでは地域内の経済循環っていうところでございますので、その辺はご理解再度いただきたいと思います。 それから、人口問題につきましても、2.01と本市が人口ビジョンで掲げておりますのは、人口を維持する最低限度の数字でございます。これを割ると人口が減少していくわけでございますので、それが高過ぎるっていうところは少しご認識のほう改めていただきたいなと思います。 それと、KPIにつきましても、各施策ごとに設定するものでございまして、人口ビジョンについてはKPIっていうのは設定ございませんので、その辺も再度ご認識いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 地域内経済循環でした。私、ホームページからKPIの数字の表のなかでこれがありましたので、そういうふうに言わせていただきました。間違っていたら申しわけありません。質問のなかで後で聞こうとしてたんですが、正規職員の方と非正規職員の方とはどれぐらいの割合ですかというんは、後でまた質問させていただきたいなというふうに思っています。 小規模保育園のところに戻りたいと思いますが、今、小規模保育園の問題点や分園との差っていうところで聞きたいと思います。同じ市内の保育を受ける者にあっても差があってはいけません。また、みずから選ぶのではなくて、仕方なく待機待ちになっておられます。そういった方々に対して整備していくのは市の責任であります。今、満杯である公立保育所の整備や受け入れる保育士さんの充実が大事だなというふうに思いますが、小規模保育園を卒園された後の3歳からの連携も大事だというふうに思います。先ほど少し言おうとされたと思いますが、その辺の3歳からの本市での連携っていう点についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 小規模保育所につきましては、卒園後の3歳の連携が必要でございます。公募による保育所の誘致でもございますので当然民間施設となりますが、みずから連携施設のほうを備えつけてるケースもございます。また、連携ケースとして本市としてもこども園化等々を考えております。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 公立のことを中心にお話しします。 今、整備、設置するとされている鎌田幼稚園の保護者の方が、小規模保育園から幼稚園のほうに行こうとされた場合は、認定こども園にされた場合は同じく契約方法や費用、内容が変わっていくというふうに思いますが、その辺についてはどうでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 失礼します。鎌田幼稚園の分園と小規模とはまた別の話になっております。また、鎌田幼稚園の分園の部分につきまして、今度もし鎌田幼稚園が幼稚園型の認定こども園になる分につきましては、保育料等につきましては今後また条例等で上程させていただいたなかで、ご審議いただいたなかで決定する形になるというふうに考えております。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) ありがとうございます。今、新制度になって、そういう形で始められたところも県内でも各市もありまして、そういうところで急いでされたある市では、子供の保育内容や職員体制、保護者間や施設面で混乱が生じ、少しでも混乱を減らすため努力をしており大変であるというふうに聞いています。今までの幼稚園でなく、保育園でも違うものになっていくというふうに思われますが、香芝市では今どのようにお考えか聞きたいと思います。子供の教育活動や時間が違う、1号、2号、3号認定の子供がまじってしまうと、月によってもその数が違うと、同じ子供でも親の様子によって産休、育休で変わって、書類を何回も書きかえなければ大変だというふうに聞きますが、その辺の受け入れ態勢、職員についてのお考えをお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) これ幼稚園型のこども園というところで、1号認定、2号認定の確認でありますところの今後のということの、カリキュラムの問題等についてお答えしたいと思います。 1号の子供さん、あるいはまた2号の子供さんのこども園に滞在する時間が、当然異なってまいります。3歳以上の子供は、一緒にいる時間は同じカリキュラムに基づきまして保育をすることとなります。こども園ですので、1号あるいは2号の子供が一緒にいる時間に子供に分け隔てをすることはございませんし、それはすなわち、先ほどから言われる、議員おっしゃっている、いろいろ混雑を招くとかというところでは考えておらないということでございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 同じところで子供同士一緒の、共同の集団活動を学んで遊ぶと、そういうなかで発達していくというふうなことになりますので、ぜひその辺のことを実際の保育所あるいは幼稚園の先生方ですり合わせすることが大事だと思いますが。今まで互いに文化や活動内容が違った、生活リズムの違う子供たちが一緒に生活することになると、そういうなかで、それを見られる先生方のすり合わせの時間がかかって大変であると。事務も煩雑であるということでなかなか子供に向き合えないと。また、保育所や幼稚園教諭の方々がよい状態になると、そのなかの状態がよくならないとよい保育にも向かえないと。正規職員の方が少ないと、非正規の方々となかなか仕事の分担ができずに過重になってしまうというふうなことを聞いております。香芝市の保育士や幼稚園教諭の確保状況、正規職員と非正規の比率をそれぞれお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 保育所の保育士の比率でございますが、パート職員を除きまして、正規職員は76、非正規、俗に言う臨時職員が24%でございます。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 幼稚園の現状でございますけども、非正規の職員の割合は約13%でございます。
    ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 先日、私は五位堂の保育所に通われる先生に、異動のこととか分園のこと聞いてますかって言ったら、まだまだ先ですということで、まだですっておっしゃったんです。年度末、年初になりますので慌ただしいことになりますし、また今までと違うことが、その方が行かれるとか五位堂の方が行かれるかわからないんですけど、大変なことになると思いますので、ぜひ計画的に、その辺。正規職員の方々が大変だというふうなことを聞いてます、またすり合わせにも大変だというふうに聞いてますので、また十分な態勢をとっていただけたらなというふうに思います。 続きます。次、保育所と幼稚園では長期休暇中の活動、幼稚園の子には今まで夏休みがありましたので、保育所はありません。また、日曜日、土曜等で活動がありましたら、保育所の子には代休あるいは先生にも代休があったと思います。その辺の子供の活動や発達の差がなかなか一緒にすることで難しい場合があるというふうに聞いてますが、その辺のことについて、もし現場の先生方が一番考えられておると思いますが、お答えがありましたらお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 議員お尋ねの保育所による保育、幼稚園による教育ということでございますけども、あくまでもこれは個々の事情によるすみ分けでしかないというふうに考えております。子供の健やかな成長というのはどの親も望んでいることでもございまして、そのなか今後の施策の参考のなかで、こども園、その他の施策を進めていくと、そういう考え方でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 実際、なかなか休み明けに僕も経験あるんですが、子供たち家になれてると、外に出ないと、急に出だすと難しい部分があるんです。毎日来てると子と差が出るんです。その辺の工夫というか、実態をどういうふうに今後やっていけばいいのかっていうところ、実際にされているところもありますのでぜひ検討していただいて、混乱が生じないようにしていただけたらなというふうに思います。こども園の場合は、長くこども園におられる方と短時間の子供がおられて、それぞれ思いがあると思うんです。私も帰りたい、あるいはいたいという気持ちが出てきます。また、健康診断の時期や内容も違うと聞いています。子供たちや発達段階に合った活動がそれぞれ十分できるよう、子供を大切にした施設をつくっていただけたらなというふうに思います。その点についてよろしいですか。もう次に行きたいと思います。 では、公立保育所の費用は、保育所で今一般財源化されて香芝市にやってきました。ニーズ調査は、それらをどういうふうな形で実現していく、保育所整備をしていくのかについての資料だったと思います。人口目標の基本目標、若い世代の結婚や出産、子育ての希望をかなえるについて、本当に充実するにはどうすべきかというふうに思います。公立保育所の充実や、正規保育士さんの数を増やすなどが必要だと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 では、次3番目の質問をしたいと思います。 基本目標の3、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する切れ目のない支援というふうにありました。30年の目標ですが、30歳の方が30年たつと60歳になっていきます。こういうことになると、長期ビジョンのなかでは高齢者施策の具体化、充実も必要だと思いますので、加えて質問にさせていただきます。 ○議長(北川重信君) 松崎局長、答弁。 ◎健康局長(松崎三十鈴君) 高齢者施策につきましては、総合戦略のなかにおきまして保健福祉の充実というところで介護予防と健康増進の充実を掲げております。今、ご質問の30年後の高齢者施策をどう考えるべきかというところですけども、健康かしば21のところでは成人の健康増進ということを掲げておりますので、若いときからの生活習慣病予防とか、あるいはみずから健康づくりを推進するとかというようなことが当然重要になってまいりますので、その点につきましても総合戦略のなかで考えていきたいと考えております。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) それぞれの具体的な施策のなかで考えるというふうに、今、お答えがあったというふうに理解します。総合戦略や人口ビジョンについても個々検討していくということでありますので、またご意見させていただけたらなというふうに思います。総合戦略あるいは人口ビジョンについて、策定また報告をするというふうにスケジュール表にありましたので、また私たちの手元にも渡していただけたらありがたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、スポーツ公園計画について質問させていただきます。 スポーツ公園の計画について、今の進捗状況についてお聞かせください。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 現在、スポーツ公園の全体の進捗状況でございますけれども、計画変更、基本構想の変更がございましたので、現在、前年度に行いましたパブリックコメントを利用いたしまして、全体の区域の面積の見直し、あるいは内容の見直し等を行いまして、都市計画の変更を3月末に予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) ありがとうございます。私たちも9月に変更計画の概要を届けさせていただきましてありがとうございました。そのなかの施設整備についてですが、プールについて質問させていただきたいと思います。 総合プールは関屋のほうに今ありますが、またスポーツ公園のなかにもプールをつくるというふうにありますが、今の総合プールは年間約2万人来られて、他市からも2割ほど来られて、アクセスがいいのか来られるというふうにあります。大きなプールとか、園内では家族の憩えるプールとなっていますが、次のプールについてはそのようなことは考えられているのかどうかお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) プールでございますが、現在、基本設計における素案ではございますが、総合プールの機能を移転する目的であることから同等程度の施設規模を想定しております。また、年間を通じて利用できる屋内温水プールの整備も計画しております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 場所が移転するっていうことですし、新たにつくっていかれるということで、施設の内容や場所を十分検討する必要があると思いますし、料金設定等の問題もあります。この辺についてもう少し、場所が変わったり施設が少し変わるっていうことで、同じ機能を移転するというふうに考えられてますが、まだもう少しお考えがありましたらお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 場所は、今の穴虫の総合公園のなかから、今度は国道168号線の白鳳台から西へ向かいます尼寺関屋線沿いのスポーツ公園予定区域内に移転を想定しております。スポーツ公園内に新しく想定しておりますプール施設についても、現在の総合プール同様、数種類のプールを計画しております。それぞれのプールにつきましては、まだ今後、詳細設計のなかで検討してまいりますが、幼児から高齢者まであらゆる人々が利用でき、また利用ニーズが高い施設となるよう整備を図ってまいります。それによりまして、同等程度またそれ以上の利用者数を見込めると考えております。それで、計画には市民の方あるいは市外の方からいただく利用料の設定についても重要でございますけれども、このあたりは今後施設の内容と建設費用等々を勘案したなかで設定していくということになります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) ありがとうございます。今、市内は500円、市外は1,000円だったというふうに思うんですが、ずっとなれ親しんだああいう自然のなかのプールですので、大阪からもたくさん来られて家族も憩えるというふうな面がありますので、今のプールの状態をよく、私もしっかりわかっているとは思いませんが、次のプールもそういうふうな形で憩えるようなプールにしていただけたらなというふうに思います。 次の質問ですが、奈良県内、近隣の他市でも同じようなプール、橿原市では大きな運動公園内にプールを持たれてますし、大和高田市では温水プールも持たれてます。そういうところでは広さや規模あるいは施設によって維持費も違うと思いますが、その辺はどういうふうな状態か、もしつかんでおられたらお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 他市の状況でございますけれども、今、議員おっしゃいました橿原の運動公園でありますとか、大和高田市の総合公園ございます。橿原の運動公園となりますと、プール以外にもテニスコートや野球場、多目的グラウンド等、大規模な運動公園を備えております。この全部を一括して、指定管理ということで運営されているということでございます。うちの調べでは、4,000万円から5,000万円ぐらいの指定管理料ということで運営されておるようでございます。また、大和高田市の総合公園につきましても、テニスコートやグラウンド、それとあとプールを含めまして3,000万円程度の指定管理ということで運営されているということでございます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 香芝も今後スポーツ公園の図面を見ましたら、かなりの規模で計画されています。橿原市と同程度か少し小さいぐらいかもしれないですが、指定管理料だけで5,000万円と、そのほかも入れれば橿原市の議員さんに聞きましたら、大体約1億円ほど維持にかかるというふうに思いますというふうに答えられてますので、もう少ししっかりと調べないといけませんが、この辺香芝市としても計画や詳細をしっかり煮詰めないと、維持するだけでも大変になるのではないかなというふうに思います。 それと、次の質問ですが、今、本市の他の体育施設についても建設後に老朽化していくなかで、スポーツ公園も同時に持つっていうことになるかもしれない。この辺の老朽化の施設を多く持つかもしれないということについて、お考えがありましたらお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) スポーツ公園を整備することと、既存の施設が老朽化していることは別の問題でございますが、スポーツ公園を整備いたしましても、たちまち老朽化した施設が不要になるというイコールではございませんが、将来的に老朽化した施設や稼働率が低下した施設は、今後、公共施設等総合管理計画のなかで廃止や存続、また再編について検討していくことになろうかと考えております。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) その辺、先ほども言いましたけど、維持費の問題や更新するための費用の問題、あるいは今の利用料の稼働率の状況もあるというふうに思いますので、この辺どういうふうにすり合わせていくのかなっていうのが課題だというふうに思います。先ほど前段で言いましたけど、土木課の方から工事の概要計画がありまして、概算費用も出ていました。造成やスポーツ施設、憩い施設や管理施設を合わせて77億円、その本体だけで要るというふうにありました。その他、社会資本整備総合交付事業としてもいろんな事業がされているうえに、その他の費用についてのことを聞きたいと思いますが、関連の事業についての、今どれぐらいの費用を見込んでいるか、もしお考えがありましたらお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) スポーツ公園の整備事業に対します関連の事業ということでございますけれども、関連といたしましてはスポーツ公園への進入路となります都市計画道路、尼寺関屋線の整備工事が関連事業になるかと考えます。この事業につきましては、現在、スポーツ公園と同時に計画中でございますので、まだ詳しい事業費の算出までは至っておりませんけれども、規模といたしましては幅員16メートルの道路を現在できておるとこから700メートル程度延伸する必要があると考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) 昨年度、1期工事だけで8億円ほど大きな橋をつくるのであるというふうにありましたので、まだ2期等もありましたらかなりその倍ぐらいは要るのではないかなというふうに思います。そのほか、地元の方々への交通安全対策とか、今回の予算にもついてましたけど交流センターを建設したり維持するお金もかかってくるはずです。現在、香芝市の予定では、市債発行の範囲内を維持するというふうにずっと言われていますが、公表されている財政状況資料集にもその見通しを書かれています。こういうなかで、地方債が現在でもまだ多い香芝市が、中学校給食の実施や今後の公共施設の問題が出てくるなかで、またさらに美濃園の焼却場の建てかえも迫ってます。本当に香芝市の財政は大丈夫かというふうなことが心配になりますが、この辺、次の世代に重い負担を負わすことにならないかっていう点についてお考えをお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 奥田次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 事業費が大きくかかっていくことは十分認識しております。ただ、市といたしましても、かかる事業費につきましては市の財政に基本的には大きな負担がかからないよう、当然、財政計画も考えたなかでの建設計画を立てていくと、またその建設計画のなかで段階的に財政に負担のかからないような整備手法を見つけていくという整備の方法をとっていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 中井君。 ◆3番(中井政友君) いろんな事業を市としてせねばいけないのはわかるんですけど、それをこのまますることで、その抱え続けてる重さを長く重荷を背負わなければならないというふうに思いますので、また計画を見直したりすることが私は必要ではないかというふうに思います。今後も、こういうふうなことを財政を見ながら意見させていただくということで質問を終わりたいと思います。 ○議長(北川重信君) 以上で、3番中井政友君の一般質問を終わります。 ここで昼食のため休憩いたします。              午前11時45分 休憩              午後1時18分 再開 ○議長(北川重信君) 休憩を解いて再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を行います。 次に、1番福岡憲宏君の一般質問をお受けいたします。 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 皆さんこんにちは。 議長のお許しをいただいたので、発言させていただきます。 先日、県内の障がい者のグループホーム、作業所や病院を、親の会の方々と議員数名と一緒に施設見学に参りました。話に聞くのと実際に見るのは大違い、当事者の気持ちをもっと察しなければと今まで以上に思いました。 そこで、皆様にもさらに現状を知ってもらいたいと思い、特別支援学校に通われてるお子様の保護者のブログをここで紹介したいと思います。 特別支援学校の課外授業で、生徒、先生そして補佐をしてくれるボランティアの人たちとある公園に遊びに行かれたときのお話です。その日は土曜日で、公園にも結構な人がいてにぎやか、しかし支援学校の一団が公園にまざった途端、明らかに空気が変わった。ジャングルジムなどで遊んでいた人たちが一斉に公園のベンチに引き下がり、一体何が起きてるの、そのような感じでじっと観察をし始めたのだ。その光景に何かを感じたのか、遊んでいたのを切り上げて帰る親子連れもいた。知らないから、少しでも知っていれば向ける視線も和らぐはずだと信じたい。恐らくほかの子にとって、地域に障がいのある子供の存在を知ることはいい経験になるんじゃないかな、そうあってほしいと思うのです、とありました。これが現実だと思います。知らないことによって弊害が起きているのではないでしょうか。皆さん、ぜひ一緒に考えてもらいたいと思います。 そこで、お伺いいたします。 香芝市の学校では運動会などのイベントを一緒に行う、特別支援学校に見学に行くなどの交流があると聞いたことがあるのですが、具体的な内容を教えてください。 以上で、壇上での質問を終わります。 ○議長(北川重信君) それでは、福岡君の質問に対しましての答弁。 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) ご質問のあります、特別支援学校へ行っての交流ということでご答弁申し上げます。 市内では、香芝中学校が1年生全員を対象に行っている福祉体験学習のなかで、約30名の生徒が西和養護学校を訪れ、その日一日交流学習を行っている実例がございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君の2回目以降の質問をお受けいたします。 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 今、香芝中学校の中1というふうに教えていただきましたが、ほかの中学校ありますよね。そういった学校は逆に交流はないんですか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今のところ香芝中学校1校でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) それは、何か原因か何か理由があって香芝中学校だけなんですか。ほかにもやっぱり教育という観点からすると、障がい者、障がい者の学校を見に行くというのは非常に大切なことだと私自身は思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 以前から県の事業で、ボランティア協力校という実施事項がございました。これは3年間ほど実施されてきたわけでございますけども、そのなかで地域との交流ということで、福祉の協力校を香芝中学校、あるいはまた香芝東中学校が行っていると。実例的には、今申し上げました特別支援学校のほうへ行ってるのは、今のところ私の聞き及ぶ範囲では香芝中学校という1校でございます。 今後、いろいろな状況ではありますけども、中身を聞き及びまして、これのほうの普及に努めていきたいなあというふうにも考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) じゃあ、逆にこちらから行くのではなくて向こうから来てもらうというか、そういった現の交流っていうのはどんなんがあるんですか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 機会ということでございますけども、市の教育委員会が主催させていただいております市内の小・中学校の特別支援学級に在籍する児童・生徒が一堂に会する合同学習会がございます。このほうに特別支援学校の子供たちが参加しておる実例があります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) わかりました。とにかく知ってもらうということが大事なんじゃないかなあというふうに私自身思うわけです。じゃあ、今は中学校の話を聞きましたけど、小学校では特別支援学校の様子を教えてくれる出張講座のようなものを親の会が実施してるというふうにお聞きしたんですけども、それはどういったものかおわかりになりますか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) この場合でございますけども、子供たちの交流以外ということになってくると思います。特別支援学校にお子さんが通っておられる保護者の方々を学校のほうへお招きしまして、子供たちや教職員に対してお話をしていただく機会を持ってございます。障がいがあるということはどんなことか、また同じ地域の同世代には特別支援学校に通っている子供もいることをその保護者の声を通して伝えていただいていると、理解を深めてる取り組みを進めてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) それは、例えば近年でいえばどの学校で実施されて、そしてその子供たち、その授業を受けたというか啓発活動に参加した子供たちの感想とか、そういったものはどうなってますか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 保護者の感想でございますけども、これも香芝中学校からの生徒たちの感想という形で、申し訳ございません。訂正します。保護者の育成会のところで、この冊子に載ってる事業でございますけども、旭ケ丘の小学校で啓発活動等を行っておられる部分がございまして、そのなかにはいろいろゲストティーチャー的にお招きして、先ほどお話しさせていただいてる部分の体験学習的なところをお聞かせ願ってるという状況でございます。 お母さん方はいつもどれだけ大変かがよくわかったとか、ある意味学校のスクールバスがございますんで、バスが西和養護学校のバスだとは知りませんでしたとか、いろいろ実情的なことを体験的にはお話を聞いておるみたいでございます。傘を差すことが勉強だとは知りませんでしたとか、僕らの学校に西和養護学校のお友達が交流に来ていますと、〇〇なことを知っていますかということについて、いろいろ親御さんのほうからお話をしていただいてるという現状であります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 僕もその資料は見させてもらったんですけども、結局皆さんがおっしゃるのは、例えば交流っていうほどのことじゃなくても、黄色いバスが市役所内にとまるからそこで手を振ったりして、今までの卒業生であったりとか、結構知ったりしてるんですよっていう、皆さんはそうかもしれませんけど、これは子供たちの素直な意見だと思うんです。あの黄色いバスが何なのか、それすらわかっていなかった、交流することとか教えてもらうことによって、やっとあのバスはそういうバスなんだなということがわかる、そういうことがやっぱ大切なんだなあというふうに思うんです。イベントなど行事などでやってるっていうことは非常にいいと思うんですけども、障がいの有無にかかわらず、すべての子供たちにとって豊かな学びになっていく、ともに学ぶ場面を日常的に増やしていく、何度も何度も交流することが大事なんかなあというふうに私自身は思います。 これは事例なんですけども、他市の話なんですけど、クラスに聴覚障がいを持たれた方が入ってこられました。生徒さんたちは、何とかその人と、その子供たちと交流をとりたいということで簡単な手話を学ぶようになっていったそうです。それが学年全体に広がっていって、簡単な手話ですけども学年のみんなができるようになった、そんな話もあるっていうことなんです。 お互いが理解を深めるということが大切ですと。じゃから、年に数回の単発のこういう事業だけではなく、日常的な環境があること、そしておのずと理解が広がっていくような環境づくりをぜひ香芝にもというふうに私自身は考えております。そうすれば、先ほどのブログのような事例が減っていくのかなあというふうに思います。 私が前回の質問で取り上げましたLGBTのことも含めて、これからの時代はどんどん多様性が加速してると思います。そのことを踏まえると、子供たちのためだけじゃなく、誰もが相互に仲間意識と個性を尊重し合える共生社会を築く必要性があると思います。市長はよくダイバーシティーの話をしていたと思います。多様性というふうに訳すことが多いんですけど、本来は多様性の受容を意味してると思います。違いを受け入れ、認め、生かしていく、そのようなことなんです。そのためには、市内小・中学校の生徒間による交流と共同学習を目的としたインクルーシブ教育を向けたスクールクラスターを推進していく必要があると考えますけども、いかがでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) インクルーシブ教育ということで課題でございますけども、教育の重要な課題として、一人一人に応じた指導や支援、あるいは特別支援教育に加えまして、障がいのある者と障がいのない者が可能な限りともに学ぶ仕組み、インクルーシブ教育の構築をすることにあると考えてございます。障がい者が積極的に参加できる共生社会、ともに生きるという漢字を当てますが、その共生社会の実現はさまざまな人が生き生きと活動できる社会の実現であると考えてございますので、この辺の教育的なところは深めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 部長のおっしゃるとおりだと思うんです。ただ、それが実現できてるのかどうかというと、やっぱり完全ではないんだなあというふうに感じるんです。といいますのは、特別支援学校に通う子供の保護者の方から、地元の学校に通う地域の児童・生徒とのつながりが薄くなりがちな現状があるという話をお聞きしました。その視点からも、スクールクラスターの取り組みというのが、特別支援学校と日常的な交流のきっかけづくりともなるよい機会であるというふうに考えております。 加えまして、障がいを持つ子供の事実を知り、互いに認め合いながら楽しくかかわり合う体験を通じて、障がいへの偏見等を改善したり望ましいかかわり方を学んだりできるなど、大変意義のある場であるというふうに考えてます。私が議員になった後さまざまな経験をさせていただいて、まずは知ることが大事だと強く実感したから言えることでもあります。 そこで、副籍制度なんていうのはどうなんでしょう。これは、特別支援学校の小・中学校、小・中学部に在籍する児童・生徒が、居住する地域の小・中学校に副次的な籍を持ち、直接的な交流、間接的な交流を通じて、地域とのつながり、維持、継続を図る制度です。具体的に言いますと、直接交流は、障がいを持つ子が実際に地域の学校に出向き、授業などに参加して子供たちと交流する。間接交流は、直接交流が難しいお子さんのために、学校で配布されている手紙などを交換し合い、地域の学校の出来事や雰囲気を知ってもらうということです。 ちなみにこの交流方法は、保護者の希望をもとに先生と生徒の地域のコーディネーターが話し合って、その子に合う活動をどんなふうにやっていくかを相談して決めるそうです。実際にこの取り組みをやられてるところもあります。これならできるんじゃないでしょうか。可能性等を考えてみてください、どうでしょう。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど議員おっしゃっていただきましたスクールクラスター、組み合わせの状況が見てとれるのかなあというふうに考えます。これまでにも、小学校を通じまして各養護学校等も交流も図られておるところでございます。行っておらない学校も現にあることも事実でございます。 これらを含めまして、今後、副籍制度の可能性はあるのかとおっしゃられますと、今、先ほど議員からもおっしゃっていただきましたように、奈良県のほうで平成25年から3年間、県立の特別支援の高等学校部と在籍する生徒が、県立高校のほうへ副次的に学籍を置いてるという現状もざいます。これを中学校のほうへおろすという形で、今、県は進めてございます。県内の中学校で特別支援学級に在籍しながら、なおかつ3年間部活動に取り組んだ生徒が、県立の特別支援学校の高等部に進学する際には、県立の高等学校の部活動においても継続して取り組む意志がある場合については副学籍を認めるという制度でございます。この辺を活用しながら、ある意味中学校におきましても、その辺の理解を進めていくというところでは、取り組みを進められるんじゃないかなというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 今、教えていただいたのは、テレビとか新聞とかで報道に出てた五條高校ですか、野球部のお話だと思うんです。それは試験的なことだっていうふうに教えていただいて、その結果なんですけれども、音楽祭であったり文化祭とかに呼ばれて交流が深まっていったと、そういうふうないいこともあったというふうな話はお伺いしました。今、教えていただいたのは、県の条例がもう出るっていうことでよろしいんですか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど申し上げております県の制度ができ上がってきておるのが、この3月1日の状況でございまして、平成28年4月から中学校の特別支援学級の在籍生徒の高等学校における副学籍制度という要綱でございます。これについては、今後取り扱いのところについては、教育委員会を通じて県のほうに申し出ていくというふうな状況がありますので、まだ制度は始めたばかりでございますので、この辺は周知しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) そうですね。この試みというのが、やっぱり県のシステム、例えば県立と香芝の場合、当然公立、市立になります。そういう縦割りといいますか、その制度のはざまでできないことも多いことはもちろん承知してます。でも、それは保護者であったりご本人さんにとっては特に関係のないことなので、できる限り保護者の要望等、ご意見をしっかり聞いて、できるところには対応していっていただきたいなというふうには考えております。 そして、先ほどお話しさせてもらってたインクルーシブ教育についてなんですけども、やっぱりこれ知らないという先生方もいらっしゃるのではないのかなあというふうに思います。もしかしたら言葉は知ってるんだけど実感が湧かないであったり。 新聞にインクルーシブ教育の専門の大阪市立大学の教授の意見が掲載されておりましたので、軽く紹介させていただきます。 障がい認定を受けていなくても、さまざまな困難を抱える子供は多い。インクルーシブ教育教育はそうした子供を含め、お互いが同じクラス、学校、社会のメンバーなんだという考え方で、社会のあり方、人間の生き方にかかわっている。他者との関係が希薄になりつつある現代では、他者を尊重し、他者とつながりを深めていくことこそ必要で、今の時代には欠かせない教育だと。 同感いたします。すべての子供たちの学びが豊かになっていくことが求められているということで、障がいを知っていく、そして他者とのつながりを深めていく機会をつくってください。そのためには、先生方の研修も大切だと思います。先ほどの交流の話、先生方も必要だというふうに思います。研修や交流についてはどのようになってるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 教育長、答弁。 ◎教育長(廣瀬裕司君) 今、先生方の研修の話出ましたけども、県の教育委員会主催の研修もあれば、あるいは各学校、また市の教育委員会が主催しております特別支援の研修も行っております。先生方のなかにインクルーシブ教育を知らないという方は私はないとは思うんですけども、研修のほうをより一層、今後とも充実していく必要はあると感じております。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) さっきの黄色いバスもそうなんですけど、こちらが思っているほど実は知らないということも大いにあると思いますんで、研修等をしっかりと認識してよろしくお願いいたします。 続きまして、観光のほうに参りたいと思います。 中川議員がよく予算の委員会や一般質問、先ほども尼寺廃寺の話、そして狐井城山古墳を生かすことを提案されておりました。こういった歴史的なことで観光客を呼び込むべきだ。 そこでまず、観光客の受け入れ態勢について考えていきたいと思います。 例えば、登山に最適な季節には登山を楽しむ方々などが二上山に大勢訪れるように、観光シーズンには大勢の方が一斉に来られます。登山は例え話ですけども、香芝の観光の課題として、その一時期に対応できる人材確保や環境整備ができてないという話を私自身伺ったことがあります。その解決のためには、観光ボランティアガイドの力が必要だと考えます。この観光ボランティアガイドとは、地域を訪れる観光客に対し、無料もしくは低廉な料金で、自発的に継続して自分なりのやり方で案内、ガイドする人のことと定義づけられておりました。全国の多くの観光地で観光ボランティア組織が誕生しており、4万人以上の方々が活動されております。観光客を迎える立場となる地域住民のなかには、みずからが町のよさを発信する観光ボランティアガイドとなり、町歩き、企画を担う事例が急速に広がりを見せておると聞きます。香芝でもモデルコースがあります。観光地において、その地の歴史、自然、景観、施設、食など、雰囲気、人情などにじかに触れてきた人材が前面で活躍することで、観光客の新たな掘り起こしにもつながり、観光を担う新しい可能性を持った存在としての期待も大きいと思われます。香芝でもこうしたボランティア活動に市民の方々から参加をしていただき、観光客を迎えることが重要だと思います。 そこで、質問いたします。 香芝市の観光ボランティアガイドさんの現状、大学生と連携しているという話は聞いているのですが、具体的に教えていただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 観光ボランティアガイドについてのご質問でございます。 現在のところ、香芝市においては観光ボランティアガイドと名乗っていただく組織は実はございません。二上山博物館ボランティアガイドの方たちが事実上その役割を担っていただいておりまして、例えば観光部門で実施しております香芝ウォークなどのイベントでポイントポイントで案内をしていただくという、その役割を担っていただいています。 大学生とのかかわりということのご質問だったかというふうに思うんですけれども、今年度と来年度、27、28の2カ年度で奈良県立大学の観光創造コモンズと連携いたしまして、観光振興の基本調査を委託しているところです。その事業の一環といたしまして、香芝ウォークの企画の立案から運営まで携わっていただいてる経緯がございます。そのコースルートを企画検討する際に、学生が博物館ボランティアの方たちとコースを歩き、博物館ボランティアガイドの方たちの史跡の話を聞きながら、今回のコース設定を決めていったというような事例がございます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 今のお話しだと、現状っていうのが二上山博物館のボランティアさんに頼ってるということになります。その人たちの現場の声っていうんですか、今不足してるんですとか、そういった声っていうのは聞かれましたか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 例えば、香芝ウォークとかの大きなイベントということになってきてお手伝いいただくということになりますと、やはり人数が足りないというような現状があるかというふうに思います。それと、今後、観光事業の活性化を図っていく、議員おっしゃいましたように多くの方が来られるようなイベントということになってきますと、現状では実際のところ不足しているのかなっていうふうな感触は持っているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) それは実際にどれぐらいの人数の方が二上山博物館のほうですか、ボランティアに登録されてて実働どれぐらいっていう、そういったお話っていうのは聞かれました。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 二上山博物館ボランティアガイドの方たちは、24名の方が登録しているという情報は得ております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 僕も実際、たまたまボランティアの人とお話しする機会があってお伺いしたんですけども、登録人数と結局実働で稼働している人数、半分ぐらいじゃないかというふうにその方はおっしゃってたんです。ということからしても、やっぱり人的に不足してるんだなあという、こういう認識は持っていただきたいなあというふうに思うんです。 観光ボランティアガイドなんですけども、今、大学生と連携して香芝ウォークのときは手伝っていただいているということなんですが、大学生っていうのは地元の方とは限らないと思うんです。地元の状況に精通した方々とも連携し、魅力、強みの発信を市がきめ細かく、かつスピード感を持って行うべきだというふうに思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 今回、学生の方が中心になってかかわりを持っていただきました。学生っていうのは、やっぱり若者目線であったり、外部目線であったり、それと大学の関係もありますので専門家目線ということで、我々とは違う目線で新たな事業展開が今回の香芝ウォークのなかではできたのかなあという、そういう評価は持っています。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) なるほど。大学生の強みというのを生かしたということで、それは当然よくわかりました。でも、地元の人をもっと活用していかなければならないんじゃないかというのが僕の考えの一つなんです。観光ボランティアガイドっていうのが、やはり必要性が高まってきてるんで、ボランティアガイドにお世話になって歴史書には載ってないような場所、おもしろおかしく案内されたら、また来たいなあというふうに思ってもらえるかもしれません。やはり何度も何度も香芝に来てもらうような感じにしていきたいと思うんです。 そこで、質問なんですけども、香芝市において観光ボランティアガイドを育成していく、その内容、有効な方法など、どのようになってますか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 観光ボランティアガイドの方たちを増やしていくっていうのは、まさにこれからの課題というような認識をしております。基本的に、今のところお願いをしているのが二上山博物館ボランティアガイドの方たちということになりますので、新しい役割をお願いするということになってまいります。ですので、観光ボランティアガイドを拡充していくという意味においては、新たな組織立てで、新たな要綱づくり等も踏まえて募集等をやっていかないといけないのかなあというふうに考えてます。広く募集をやっていくことが必要であるかと思いますし、観光ボランティアガイドということになってきますと、博物館ボランティアガイドだけにとどまるんではなく、町なかをやっぱり歩いてもらわないといけないというようなこともあります。観光に来られる方たちに的確に情報を伝えるということも必要かというふうに考えておりますので、そのあたり継続的に絶えず学習していくような仕組みづくりというようなことも必要になるのかあというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。
    ◆1番(福岡憲宏君) まさにおっしゃるとおりだというふうに思います。 他市の状況なんですけど、他市では観光ボランティア養成講座を実施されたりしております。これは初級や中級っていうのがありまして、修了するとさまざまな活動の機会が用意されてるそうです。 香芝市においては香芝検定がありますよね。この検定に合格するために学習するということが知識の向上につながり、香芝をより深く知ることができると思います。香芝検定にはアンケートがついてるというふうに伺いましたが、ここから観光ボランティアの養成にはつなげていけないでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 香芝検定参加者の方々に対してのアンケートは、例えば香芝検定実行委員会で、これから香芝検定の取り組みに一緒に参加しませんかというようなアンケートをさせていただいているところです。香芝検定に合格、もともと香芝検定に参加される方っていうのは香芝の歴史、自然とかを勉強される方ですし、香芝に愛着を持っておられる方というふうに考えております。その方たちが、香芝検定だけではなく、実際の実践としてこのような観光ボランティアに携わっていただくことができれば、それは新しい活動範囲が増える、いろんな意味で観光という意味でも活動が広がっていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) すばらしい答えばかりありがとうございます。 一般的に観光ボランティアっていうのは、やはりシニア層が中心になって活動をしてるというふうに聞いております。若い世代も今から育成していくべきではないかというふうに考えます。幅広い世代を観光ボランティアとして育成することは重要です。観光に関する知識やボランティア活動に必要な接遇の研修を実施するとともに、相互交流の機会を設け、継続的な活動につなげる。こうした取り組みを通じ、若い世代の観光ボランティアへの参加意識が高められるというふうに私は考えます。 先ほど香芝検定の話をしましたが、中学生に授業の一環で受験させているのを、この前参観に行かせていただいたときに見させていただきました。具体的には、社会人を対象とした観光ボランティアに加え、さらには中学生なども観光案内という、育成していくというのはどうでしょう。観光客が気軽に町を歩いている中学生に質問をしてもすぐ答えられる、このようなまちづくりって非常におもしろいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 今回、スクール検定ということで、昨年でしたか11月の教育の日に、4中学校のすべての中学2年生を対象にスクール検定を実施させていただいたということは聞き及んでいるところです。そのなかで香芝の歴史とか文化とか自然、先ほどの香芝検定と同じ話ですけど、いろいろ勉強をしていただく機会に当然なっているのかなあというふうに思っとります。そういう意味で子供たちが香芝市に愛着を持つっていうことは必要ですし、もし香芝市に来られる方に対して、そういうふうなことのお手伝いであるとか、おもてなしとかができるというような形になれば、それは大変すばらしいことではあるというふうに思います。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) そういうおもしろい試みは市長も好きだと思いますんで、またぜひ考えてもらえたらなあというふうに思います。 次に、新しい新たな観光とスポーツ観光、いわゆるスポーツツーリズムの振興についてです。 スポーツツーリズム、スポーツを見る、するための旅行そのものや、周辺地域観光に加え、スポーツを支える人々との交流、あるいは生涯スポーツの観点から、ビジネスなど多目的での旅行者に対し、旅行先の地域でも主体的にスポーツを楽しむことのできる環境の整備、大会の誘致、開催、合宿の招致も包含した複合的、これまでにない豊かな旅行スタイルの創造を見直すものです。これはスポーツという新たなモチベーションで、国内観光旅行における需要の喚起と旅行消費の拡大、雇用の創出にも寄与する効果があるとされております。例えば有名なところで言えば、マラソンとかサイクリングとか、そういったスポーツイベントを利用してのスポーツ観光客の誘致は可能なんではないでしょうか。完成後のスポーツ公園と絡めて、どのような考えをお持ちかお聞きします。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) スポーツと観光を融合させるということで、スポーツツーリズムというような考え方だというふうに理解をしています。 スポーツ公園の整備後ということになって、現状ではそういうふうな大型施設はございませんし、屋外で、例えばトップスポーツ、プロスポーツを誘致するような施設っていうのはないというような現状というふうに認識をしています。スポーツ公園の整備後、本格スポーツ施設、軽スポーツ施設として、今まで以上にスポーツ施設の充実が図られるというふうに聞き及んでおります。照明がないということもあって、トップスポーツ、プロスポーツっていうことでは無理なのかもしれませんけれども、スポーツ公園のよさ、自然公園のなかでのスポーツ公園というふうに聞いておりますので、そのなかでどういうことができるかっていうのは、これから我々観光部門、生涯学習、生涯スポーツの部門、都市創造部の実際担当していただいている部門との連携のなかで、検討していく課題かなというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) できるできないはもちろんあるんですけども、例えばイベント的なことで、カラーランであったりスイーツランであったり、そういうおもしろい遊び心を生かしたマラソン大会であったりとか、他市と連携して自転車で何らかの競技をするとか、いろんな可能性っていうのは出てくると思うんです。 個人的な話なんですけど、香芝市というこの町、オーベルジュがオープンするぐらいの条件はそろってるのかなあというふうに私は思うわけなんですよ。だから、確かに施設はまだないですけれども、今後、発展してくる可能性もあるんで、いろいろ計画を考えてみてください。 次に、尼寺廃寺の歴史資本の観光について考えていきたいと思います。 内需拡大のために、観光客を迎えるというのは重要な施策であると思います。この歴史資本を生かすためには、市が取り組んでいる姿を発信すべく、広報の充実強化を推進すべき、香芝をアピールするための広報を積極的にしていかなければならない必要性があると思います。市のホームページを見させていただきました。今だと撮影ポイント、これはなかなかおもしろいなあというふうに個人的には思いました。きのうも千股池からの写真というのが多分ちょうどきれいな季節でして、いろんなところからアップされているのを見ました。欲を言えば、そこからさらに何らかの解説なんかがつながっていれば、もっとよくなるのになあというようには思うんですけども。全体的には更新もされておりますし、ほったらかしではないというふうに印象は受けました。 しかしながら、尼寺廃寺のこと、これをちょっと調べていると、28年3月の竣工予定の内容というふうなことしか今のところは載ってなかったように、見た限り興味のそそるような広報ではないなあというふうには思いました。 市長がいろいろな場に来賓等で出席され、香芝のお話をされてるのを記憶しております。もちろんその場その場に合わせた話なんですけども、人口増の話、立地のよさからの企業誘致の話はあるのですが、歴史的な話というのはあまりないようには思えます。例えば尼寺廃寺ですが、もう完成していきますよね。まず、市長自身が先頭に立って発信していくべきだというふうに考えますけども、いかがでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) あいさつ等でっていうお話ですけども、やはり比較的高齢者の方々が多いところでは、あまりご参加されてないと思いますけども、比較的そういったお話を入れながら会話をさせていただいております。尼寺廃寺につきましては、来月にオープンいたしますので、正式に、そういったところも含めて今後アピールしていきたいと、このように思います。尼寺廃寺だけではなくて、香芝には歴史的なものがたくさんございますので、メジャーという意味ではまだまだ弱いんですけども、私も含めてアピールしていきたいなあと、このように思います。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) そうですね。もちろんTPOに合わせてなんで、僕が聞いていないだけかもしれませんけども、全国最大の塔心礎の話とか、横に支えがあるのが日本で、2つしかないんですよね。そういった話とかっていうのがあまり聞いた記憶がなくてとか、威奈大村骨蔵器とかの話とかっていうのがちょっと出てこなかったような気がしたんで、あえて言わせていただいただけなんですけども。 そもそも尼寺廃寺に関して言えば、市民のニーズと緊急性の高い事業というふうに市が判断してるっていうふうにお伺いしてたんで、どうなのかなあというふうにしてお伺いしただけなんですけども、いいですか。 関連して質問なんですけども、学校教育に関して、今のサヌカイトとかの話っていうのはよく子供たちから聞くんですけども、国宝の話とか尼寺廃寺の話とかというのはあまり子供たちから聞かないんですけども、指導っていうのはちゃんといけてるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 学校教育のなかでは、博学連携というところでも博物館と学校が連携しもって学習する機会を設けてございます。先ほどからございます尼寺廃寺の点につきましては、開園後パンフレット等を充実させながら、これをもって学校教育のなかの部分には活用したいというふうにも考えます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) じゃあ、それはよろしくお願いします。 トップみずからの発信に加え、市が日常的に情報を発信していくにあたり、さまざまな人々に対していかに興味を持ち、関心を引きつけるかが重要だと思います。 そこで、視覚に訴えられる動画なんかはどうなんでしょう。最近、ご当地CMなんかテレビで見かけるようになりました。現在の香芝で考えた場合、テレビCMなどっていうのは費用対効果が見込まれないというふうに私自身は思いますので、費用を抑えるというのなら、あらゆる地域に普及しているインターネットの活用が効果的だというふうに思います。そのため、ホームページを新たな設計でつくり直すべきだというふうに考えております。フェイスブックなどSNSも10年前には登場してなかった、そのことを考えると、今後、想像もできない新しい媒体が登場しているかもしれません。以前、私は一般質問で述べさせていただきましたが、現在の小学生の大半が今ない仕事につくのではないか、そう考えると、新しい広報手段が求められていくと思います。今後、ホームページなどによる情報発信の充実や最新技術の活用など、インターネットによる広報を効果的に行うためには、例えば動画など、具体的にどのように進めていきますか。 ○議長(北川重信君) 森村部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) それでは、ホームページ上での動画等による広報ということでご返答申し上げたいと思います。 現在、本年度、香芝市のホームページもリニューアルいたしまして、現状でもホームページ上での動画配信は可能となっておるわけでございます。ただし、今回リニューアルに伴いまして、ウエブアクセシビリティ、そういう概念がございますもんで、そういったものに配慮したホームページづくりに取り組んでおるわけでございます。ウエブアクセシビリティとは、誰もが見やすいホームページであることを基本に、日本工業規格、JIS規格でございます。こちらのほうで、高齢者、障害者等配慮設計指針というのがございまして、それに基づく管理運営に努め、職員等の教育も含めまして、等級AAを目標にしているものでございます。具体的に申し上げますと、高齢者、障がい者といった方がホームページを利用されるときに、例えば色使いであるとかフォントの大きさであるとか、そういったものも含め、誰もがホームページ上で提供される情報を支障なく利用できるようなコンテンツ作成っていうのに努めておるわけでございます。 現状でウエブアクセシビリティに沿った動画を提供しようと思いますと、皆さん方がよく目になさるのでは、テレビ局のネット動画みたいなんがよくあるんですけれども、アナウンサーが話しておりまして下にテロップが流れまして、加えてその内容が記事として下にテキストで出てると、こういうのが代表的なアクセシビリティの基準でございます。私どもがこういったものに準拠したコンテンツをつくるとなりますと、かなり専門的な部分もございます。簡単にはなかなかいかないことはございますが、こういったものがさらに要求される場合には前向きに検討していきたいというふうに考えております。 また、広報の方法につきましては、28年度からSNS等の活用も考えておりますので、そちらのほうに動画等は移行していくっていうのも一つの考え方ではないかと考えておるわけでございます。 いずれにしましても、技術の革新はすごいスピードで進んでおるわけでございます。過度に技術依存にならないように、皆さん方多くにご利用いただけるように努めてまいりたいと、そのように考えておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) 今のお話からすると、技術革新がどんどん進んでいくと非常に安価で非常にやりやすくできる可能性があるので、またそういった機会にどんどん試していっていただきたいなというふうに思います。 今、SNSの話が出ましたけど、フェイスブックであったり、LINEであったり、そういったところにカッシーくんのスタンプなんかを使ってみる、そんなんもおもしろいというふうに市民から意見を聞いたことがありますが、そういうのはどうでしょう。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) フェイスブックにつきましては、商工振興課のほうで他課に先駆けて市では発信させていただいているところです。 カッシーくんにつきましては、平成27年度からカッシーくんの情報発信ということを強めるということで、関連グッズとかの作製も進めているところです。 ご提案いただいたSNSを使った発信でありますとか、LINEスタンプとかについては、今後また検討してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) ぜひ検討はしていただきたいんですけど、やっぱり費用面がかかるのかなあと。僕も調べてみたんですけども、無料配信だと初期費用がおよそ1,000万円以上はかかると。そのかわり登録した市民に対する広報などの連絡スピードっていうのは抜群に速くなる。だから、クーポンなどを配信するような大企業であれば非常にメリットが大きいんです、DMとかを打つよりも。そのかわり、中小企業であったり、こういった地域が限られている自治体であると、さすがにそこまでの費用対効果はかけれないかなあというふうには現実問題としては思います。 それならば、一つの案としては、広域化していろんなグループで巻き込んでやっていく、もしくはLINEスタンプのクリエーターっていうのがあるんですけども。それならオリジナルスタンプを、販売する形にはなるんですけども、これだと持ち出しは無料になると思います。ただし、そうすると市に収入が出てくるんで、また条例改正などのいろんな問題点が出てくるので、そうすると、市民に権利だけ上げると、利益も上げると、そういったことも考えていかなければならない。いろいろハードルはあると思うんですけど、おもしろいと思うんです。 それがやりにくかったら、先ほどカッシーくんの関連グッズというふうなお話がありましたけど、そのアイデアとかシールに動きを持たすとか、そういったものを市民から公募していただいて、それを市民にプレゼントするなり、そういった方法なら安上がり、しかもおもしろくできるのかなあというふうには思うんですけども、そういったもんはどうですか。 ○議長(北川重信君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 時代に合ったさまざまな情報発信の仕方があると思います。それを行政だけが考えるのではなく、市民の皆様方、いろんな方のご意見を聞きながら進めていくということで、ご提案いただいたことも含めて今後の検討というふうにしたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(北川重信君) 福岡君。 ◆1番(福岡憲宏君) すばらしい答えばかりありがとうございます。 以前、一般質問で、子育てのホームページ、ここをかわいらしくしてみたらどうですかというふうなことを提案しました。ホームページは先ほど教えていただいたみたいに、多少というか完全にリニューアルされてました。ホームページを見てみると、かしばんびーのですか、非常にまだまだ準備中というふうになってたんですけども、かわいらしく、香芝市自治体のやる気を感じました。 最新のICTの動向を踏まえて、新しい広報媒体や手法の導入について、民間の有識者などから幅広く提案や意見を募り、先駆的に取り入れていくなど、5年、10年先を見越して、意識して頑張っていっていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。 ○議長(北川重信君) 以上で、1番福岡憲宏君の一般質問を終わります。 このまま暫時休憩。              午後2時05分 休憩              午後2時13分 再開 ○副議長(小西高吉君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、7番中山武彦君の一般質問をお受けいたします。 はい、中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問をさせていただきます。 相撲の話が出ておりますが、香芝の伝承地、腰折田が全国的に有名になる可能性があるということで非常に期待してるわけですが、そもそも良福寺、今は磯壁の腰折田で、野見宿禰と當麻蹴速が力相撲をして、當麻蹴速を蹴り殺したということが伝書の日本書紀に書かれてるわけでございますが、そうしたことをしっかり知ったうえで市民に知らせていき、また香芝の観光が進むように頑張っていきたいと思っとります。 きょうは、観光施策について、またスポーツ、そして障がい者の関係で質問をさせていただきます。 最初に、観光施策についてでございますが、香芝市は非常に自然に囲まれた良好な地域でございます。また、二上山の博物館、サヌカイトや凝灰岩、金剛砂の3つの石と、旧石器時代から古墳時代、中近世から近代の人々の暮らしをテーマにした展示、紹介がございます。このように香芝市には歴史、自然文化とともに、観光資源が豊かであるにもかかわらず、現状では観光地として週末やゴールデンウイークなど、市内外から訪れる入り込み客が非常に少ないと、このような感じをしております。 日本に訪れる外国人観光客が昨年は2,000万に近づいたということで、政府は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて外国人観光客を2,000万人を受け入れるというような目標を持っています。目標といたしましては、さらに3,000万以上に引き上げようという声も出てるわけです。お隣の大阪、京都市内のホテルでは、週末、特定の時期にはホテルは予約満杯というなかで、奈良県は修学旅行等の当て込みということで、これからどんどん展開をしていかなければいけない観光施策ということで、最近は、県も外国人観光客向けのサービス提供施設をオープンさせまして、ホテルの建設等の話もございますし、非常に著名な観光の外国人専門家をホームページの監修に入れたりということもされております。 こうしたなかで、政府の取り組み、また県の取り組み等を踏まえて、香芝もこのような国や奈良県の政策を受けて、市内外からの観光客の増加を図ると、また外国からも観光客を少しずつですが入り込むように、観光振興のための施策に力を注ぐべきであると考えております。観光が盛んになれば雇用の拡大、また交流人口の増加等で町がにぎわうと。そしてまた、人の活気があふれ、潤いをもたらせるということでございまして、経済波及効果も出るということで、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 そこでまず、香芝市の観光資源の実態につきまして、香芝市の文化財、また観光地、観光スポットの実情、いくつぐらいあるのか、この点について1回目の質問をさせていただきます。 ○副議長(小西高吉君) それでは、中山武彦君の1回目の質問に対しまして答弁をお受けいたします。 黒越地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 香芝市の観光スポットというご質問かと思います。 香芝市の有名な観光スポットといいますと、やはりどんづる峯でありますとか二上山というふうなものがございます。それで、歴史的に価値のあるものといたしまして、平野塚穴山古墳、狐井城山古墳、阿日寺、また顕宗天皇陵、武烈天皇陵などがあります。それと、今回、整備が終わりました尼寺廃寺跡、議員もご指摘いただきました腰折田、大坂山口神社など相撲発祥の地ということで、今後、アピールしていく重要な視点になるのかなあというふうには考えております。 また、その歴史遺産だけに限らず、人を呼び寄せるということになりますと、イベント関係も観光資源になり得るのかなあというふうに思っております。香芝ウォークのイベントもそうですし、ふれあいフェスタでありますとか冬彩、産業展も観光資源になり得るかというふうに考えております。 それとあと一点、平成28年度から本格的に取り組みを始めたいと考えてます香芝ブランド、香芝プラス事業につきましても、それから生み出された商品、製品が香芝市の価値を高めるということで考えていけば、これも広い意味での観光資源になり得るかなというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今、文化財等のお話もございました。 観光庁の調査によりますと、奈良県の県外からの宿泊旅行者107万9,000人、これは26年度の調査です。日帰りの旅行者は1,233万4,000人という数字があるんですが、香芝における観光客の数というのはわかるんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) この場で、香芝市の観光客がいくらかというふうなデータは実は持ち合わせておりませんし、実際のところ香芝市の観光客数をどうやってカウントするのかっていうのも、現実的には難しい方法なのかなあというふうに考えております。 今、宿泊客の話をされましたけれども、香芝市においては現在のところ、観光客がお泊まりいただくような宿泊客もございませんので、そのあたりもデータがないということでございます。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 県につきましての調査結果ということで、これをどう出したか、市町村が出した数字を集計したのかなと思うんですが、なかなか現下でわからないということですが、日帰りでも県内で1,200万人ということがありますので、香芝でも相当数いらっしゃるはずですが、週末等を見るところによると、そんなに多くないというのが現状かなと思います。 そうしたなかで、香芝の総合計画には施策27に観光の振興というのを上げまして、これから観光施策を進めるうえで解決すべき課題ということを書いてるわけですが、この点についてどのように認識をされてるのか伺いたいと思います。 ○副議長(小西高吉君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 観光事業を活性化していくうえにおいて、きょうは観光の関係のご質問いただいてますけれども、基本的には観光資源を掘り起こし、それをどう情報発信していくのかっていうのが一番の課題かなっていうふうに思っております。 具体的に申し上げていきますと、朝来、ご質問いただいております文化財の整備でありますとか、ウォークルートの設計でありますとか、観光ボランティアガイドさんの整備でありますとか、そういうふうな個々の課題がいくつかあるのかなというふうに考えております。 基本的には情報発信をうまくしていく、それぞれ文化財等、いろんな先ほど申し上げたイベントもありますけど、それぞれが点と点になっていく、それの点と点を結んで線にしていく、面にしていくということで香芝の魅力をうまく情報発信していくっていうのが課題なのかなというふうに考えてます。 それと、広域的な取り組みっていうのが課題かなというふうには考えております。1市だけでの情報発信というのは限界がありますので、現在、葛城地域観光協議会、4市1町での取り組みも進めておりますので、これを進めていくことが今後の目標になるのかなと思います。 あと一点、あえて言わせていただきますと、先ほども申し上げました宿泊施設がないということも大きな課題になるのかなというふうに思っています。企業立地推進条例のなかで宿泊施設、ホテルも対象業種、誘致として呼ぶべき施設というふうに位置づけておりますので、これを推進していくことも今後の目標になってくるのかなというふうに考えているところです。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今、いろいろとるるいただきました。面と面、文化財の整備等始まり、宿泊施設等ということで、具体的な話なんですが。 総合計画に掲げていますのは、文化財や歴史物語の内容を知れば非常に学ぶべき貴重な資料であることがわかるんですが、特にけさ来、中川議員のほうからも出ました平野塚穴山古墳、また福岡議員からあった尼寺廃寺の跡地ということに、国指定の分です、この点については多くのガイドをする内容がございますので、しっかりと知っていくことが大事かなと書いております。 また、観光客、資源が十分であるけども、メジャー級がないという市長から先ほどお話がありましたが、かなり中身を掘り下げるとすばらしいものがあるというのは事実でございますので、しっかり市内外の人に関心を持っていただく、そういった仕組みをつくっていく。また、観光戦略が必要と、総合計画にも書いてますので、しっかりとこの点を課題として認識して取り組む必要があると思うんです。 そのためのまず関心を高めるために、学ぶことを地域で生かすという生涯学習推進計画、朝来ありましたが、このなかにも香芝市の歴史、文化、自然をしっかり学ぶということで、香芝市市民学校の構想というふうにございました。今後こういった高齢化が進むなかで生涯学習を基盤としたまちづくりが提唱されてますのでやはり市民みずから歴史、文化、自然をしっかり学べる機会が必要と思います。生涯学習の推進計画にある香芝市民学校の構想について進めるということはどうでしょう。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 昨年、作成いたしました香芝市生涯学習推進基本計画のなかに、今議員ご指摘の学習成果を生かす環境づくりのなかにございます。これは、香芝市民学校といった構想も含めて、学校余裕教室の活用を視野に入れながら考えていく必要がありますという考え方がございます。これは地域に根差したような形で、香芝の歴史あるいは文化、それから自然など地域の魅力を市民生活に密着した課題について、専門的に学ぶという構想でございますので、この辺につきましては充実を図ってまいるというふうな考え方で取り組みを進めたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 充実を図るというか、今、香芝検定の話もございまして、非常に歴史を知れば知るほど愛着も湧くということなんで、生涯学習の計画にもあるということですので、しっかり取り組んでいただきたいと、このように思います。 そういったことで、市制20年がたち、香芝検定が始まり、今、生涯学習がさらに進んでいるなかで、今後進めていただきたいのが先ほど来あります文化財の整備と、またその他さまざまな施策を進めると。通告もしておりますが、奈に良盆地の周遊ルート、奈良県で開発が始まってると。先ほど下村議員からも話がありました。このルート開発、古代相撲の伝承地の磯壁の腰折田、これのところに通じるもんなんですが、県と連携した開発ということになっておりますので、情報発信をしっかり県がやってくれるのかどうか。看板等、また新しい文化財の内容を詳しく書くような説明ガイダンスの設備ができれば、市内外からも集まってくると思うんですが、この周遊ルートの起点とか観光地点でこういったガイダンスの設備っていうのができるんでしょうか。できなかったら働きかけもしていただきたいと思いますが、この点どうですか。 ○副議長(小西高吉君) 黒越地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 奈良盆地周遊ウォークルートは、今、奈良県が主体となって進めるルートということで、山の辺の道の北端を起点、終点とするということになっております。香芝市もルートを通るわけですけれども、再三お答えさせていただいてますように、広陵町のかつらぎの道から近鉄五位堂駅、狐井福應寺、狐井城山古墳、阿日寺、腰折田を経て葛城に至るルートということになっております。 そのなかで、案内看板等は市が国、県の補助金を受けて設置していくわけなんですけれども、そのなかで近鉄五位堂駅、香芝市のルート事実上の起点になるところですけれども、そこに大看板、このルート全体の地図とかっていうのを県の予算で設置するということを予定させていただいておりますので、そういった意味で広く情報発信していくことは可能なのかなというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ガイダンス設備をしっかりつくっていただきたいと思うんです。 この春から尼寺廃寺のガイダンス施設ができるという、先ほど福岡議員からも話がありました。二上山博物館の発行の資料では、尼寺廃寺の創建者は当時この地域に進出していたと考えられます、敏達天皇の孫の茅渟王の一族というふうな見解が有力というふうにされております。近い将来、外国人が観光客として、特に欧米の方は非常に文化財は勉強するもんやと考えていらっしゃるということなんで、解説がやはり必要だと思います。 そこで、尼寺廃寺や平野塚穴山古墳、また二上山博物館に見学に来られる方が外国人の方、特に欧米の方、英語でわかるようなガイダンスが必要と、このように思いますが、解説がないと文化財の価値がないと、このように国の検討会議でも話が出てますので、ぜひとも文化財を英語でプレゼンするような音声ガイダンスや英訳のガイドブック、また町の観光地区に英語の表記のあるサイン、看板等、こういったものを順次進めていくべきと考えております。2020年のオリンピック、パラリンピックに向けてさまざまな誘致が始まりますので、まず尼寺廃寺のガイダンス設備、そういった試みはされるんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 現在、作成しておりますパンフレットにつきましては、あくまでも日本語表記のみであります。ただ、施設の整備のなかにはそういった、記憶がちょっと曖昧なんですけども、英語表記と、それから韓国語表記、それから中国語表記という形の考察は進めてるというふうに聞き及んでおります。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 英語表記ということなんですけども、ガイダンス、美術館とかに行くと首からぶら下げてイヤホンをつけて英語の解説が出るというような、そういったものがないと、パンレフレットの薄いもんだけではなかなか価値がわからないというふうに思いますので、今、あまり明確な答えがなかったんで、春のオープンが間近なんですけども、そのあたりを今後少しずつ考えていただかなあかんと思うんですけど、どうでしょうか。今のところそういったものはないんですね、どこにも。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今、尼寺廃寺跡の学習館につきましては、音声によるがガイドはございません。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ですから、将来考えて、そういった音声ガイダンスがないとなかなかわからないということです。ガイドブックも分厚目の分を英語でつくっていただくと、ちょっと検討していただけませんですかね、どうでしょう。 ○副議長(小西高吉君) 黒越地域振興局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) 先ほどご質問いただきました、例えば奈良盆地周遊ウォークルートの案内看板等の設置では、県の基本方針的なところでは外国語対応4カ国語または2カ国語の多言語対応をするというふうになってます。これから、市が独自で設置していくような案内看板を設置していく際におきましても、できるだけそのような形での多言語対応っていうのは考えていきたいというふうに思っております。 これから、観光案内ガイド、マップ等もつくっていく必要が多分あるんだろうなと思いますけども、そのあたりについてはご提案いただいております多言語対応というのもこれからの検討課題かなというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 非常に大事なことだと思っておりまして、英語の仕方も今、神社本庁というところで、神社はそもそも、神社とはとか、仏教は何かとかということを出しておりまして、そういったことが非常に大事だというふうに認識されてまして、英語表記の検討もされ始めてますので、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。特に尼寺廃寺については国史に指定されてますし、可能性が高いと思いますので、よろしくお願いいたします。 観光の最後の部分ですが、総合計画にもありましたとおり、市民内外の人の関心や注目を集めるためには、やっぱり観光戦略が必要だという記述がありました。例えば、香芝では西名阪のサービスエリアが非常に関西では有名な地点だと思いまして、そこに入ってこられるお客さんはかなり多いと、このように思うわけです。香芝市の観光地の一つと考えるんですが、そこでのレストラン、お土産品でのPR、また観光案内の設置とかパンフレットの配布等々、香芝がもっとサービスエリアに働きかけて、全国から客を呼び込むような、香芝の観光地に呼び込むような仕組みも考えるべきだと思ってまして、そうしたことは外からの目じゃないとなかなかわかりにくい、観光の戦略というものを有識者も含めて検討していただきたいと思います。 いろんなことで、国も今、観光ビジョンを検討してますけども、京都、大阪のゴールデンルートだけじゃなくて、香芝の地域に誘導するような、文化財の整備や人材の育成等もあります。また、観光関連産業の創出等々、経済波及効果も計算するような形の観光ビジョンを市でもつくってはどうかと、観光戦略と書いてますけども、その点どうですか。 ○副議長(小西高吉君) 黒越局長、答弁。 ◎地域振興局長(黒越頼雄君) まず、西名阪サービスエリアにつきましては、ことしの1月でしたか葛城地域観光協会、4市1町での物産展を開催させていただいたところです。サービスエリアで香芝の土産物とかを置く仕組みっていうのは、これからまた先ほども申し上げました香芝ブランドをつくっていくなかで、連携して進めていくことができればなというふうに考えているところです。 観光ビジョンですけれども、平成27年度、28年度、観光振興基本調査ということで奈良県立大学と連携して事業を進めていただいているところです。27年度に一定程度の基礎調査をして、28年度にこれからの方策みたいなものをまとめていただくことを予定しておりますので、それを進化させた形で観光ビジョン、観光振興基本方針というふうに持っていくということは可能であると考えておりますし、またそういう方向に持っていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) よろしくお願いいたします。 続きまして、生涯スポーツについて伺います。 2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技大会が開催されますが、国では2020年を単にオリンピック、パラリンピック開催の年とするのではなくて、スポーツを通じたすべての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会をつくるという、スポーツ基本法やスポーツ基本計画の理念を実現するということで施策を進めております。特に、昨年はスポーツ庁ができまして、文科省の外局として設置されました。スポーツを通じた健康増進と地域の活性化等も進めているということで、スポーツ立国戦略というのを掲げまして進めているとこなんです。 奈良県もこれらを踏まえまして、スポーツ推進計画を策定されまして、県は生涯にわたり「活き活きと安心して健やかに暮らせる健康長寿の奈良県」の実現のためということで、「誰もが、いつでも、どこでも、運動・スポーツに楽しめる環境づくり」を基本目標にされております。こうしたなかで、香芝市でも地域の活性化、また生涯にわたり健康で生き生きと生活をしていくというためにも、生涯スポーツの推進が必要と、このように考えるわけですが、まず最初にスポーツ観戦、見るスポーツについて質問いたしますが、まず見て楽しむこと、特にプロスポーツ等、野球、バスケット等ございますけども、こういった市内のプロスポーツ、トップスポーツの開催状況について伺いたいと思います。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 昨年度でございますが、平成27年3月28、29日に香芝市総合体育館におきまして、プロバスケットボールのbjリーグ、バンビシャス奈良対滋賀レイクスターズの公式戦が行われたことが、プロスポーツの開催という今の現状でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そのなかで、非常にどきどきする体験ですばらしいと思うんですが、課題等何かございましたでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 開催するにあたっての課題でございますけども、プロスポーツの開催となりますと、市内外より多数の皆様がご来場いただきます。さきに行われたプロバスケットボールにありましては最低1,000人の収容が必要ということでお聞きしております。リーグが大きくなるにつれて人数も多くなることから、それに対応できる施設、あるいはまた駐車場の確保が肝要かなというふうに、課題でございます。 また、プロの規格に合いました備品、あるいは用品の確保が課題というふうな考え方でございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今後、この課題解決で、前回はこれができたわけですが、何か市として動いていくようなことを考えていらっしゃいますでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほどご答弁申し上げましたバンビシャス奈良の平成27年度の開催については、日程が合わずに見送りをさせていただきました。今後、定期的な開催ができますように調整をさせていただきたいと思います。 一方、プロサッカーの奈良クラブにつきましては、本市においてのプロサッカーの試合を開催する施設がございませんので、その辺はソフト面からのサポートという形を考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 体育館等使える施設、老朽化されて、また整備もしなきゃいけないと思いますが、取り組むべきものだと思いますので、取り組んでいただきたいと思います。 先日、橿原市に行きまして文化スポーツ課でお話を伺ったところ、橿原市は既に過去3年間の間にクラブチームから学校の体育の授業にスタッフを派遣したり、またトップスポーツ、Jリーガー等です、交流もされて、いろんな交流授業もされているということ。あと地域の課題解決で体力測定等もされてるという、そういったことを過去3年間おやりになってました。これは文科省の委託事業で唯一奈良県で受託されたもんなんですが、こういったことで橿原においてもトップアスリートのソフト面の交流ということがあったんですが、2020年の東京オリパラ大会に向けて、今、文科省がホストシティータウン構想というのを上げてるわけです。この構想は地域にオリンピアンやパラリンピアンを招聘して、また交流するという事業ですが、香芝でもまだこういったソフト面では余地があるというお話でございますので、しっかり取り組んではどうかと思いますけども、どうでしょう。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) ホストシティータウン構想につきましては、内閣府のほうから県を通じて連絡がございます。これにつきましては、オリンピックの開催に向けた取り組みとしての市のほうの対応ということではなしに、いわゆる交流というところでの部分としてはこの辺を進められるんじゃないかなというふうには考えてございますが、先ほども申し上げましたように、例えば練習地に誘致するとかというところになりますと、ハード面が整っておりませんので、その辺については無理があるかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) じゃあ、先ほどもソフト交流はできるということですんで、可能性を探って、5月ごろには申し込みしなきゃいけないと思いますんで、ぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、市民参加をされているスポーツ大会、スポーツ教室などの参加状況について伺いたいと思います。実態を教えていただけますでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 香芝市におきますスポーツ大会、あるいはまた教室の開催状況というところでございます。27年度は今まだ実施されてる分がございますので、とりあえず26年度分の各種大会、スポーツ関係について報告をさせていただきたいと思います。 大会につきましては、スポーツ少年団の春季親善球技大会等の大会がございまして、大きくは香芝市の選手権大会、それから香芝市マラソン大会等が例年のように開催をさせていただいてございます。集いにありましては、スポーツサンデー、あるいはまたファミリーテニスデー等が開催をされているところでございます。それから、教室関係にありましては、トレーニング講習会、それから親子体操等が今開催をされてる大きなところでございます。 一方、総合型の地域スポーツクラブも開催させていただいているところで、広く市民の年代を超えた参加を今いただいてるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 参加人数等を把握されてますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今、多く大会がございますので、例えば香芝市の選手権大会でございますと2,500人、それから香芝市市民マラソン、これは1,196名でございました。27年度は、今もう開催させていただいて1,072名でございます。それから、スポーツサンデーのほうは1回当たりが34名でございますので、2回部分で60から70名程度。それから、トレーニング講習会は全23回、26年度も27年度も同じでございますけども、26年度は436名、27年度は575名でございました。それから、親子体操で申し上げますと、市内5幼稚園に各12回、292名。それから、今年につきましては、27年では親子体操は同じ全12回ですけども、この辺の実績はまだつかんでございません。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 数百人単位で、またマラソンは1,000人を超えます。選手権大会が2,500ということですが、この数が多いかどうかというと、総合型地域スポーツクラブの実態も四、五百名と聞いてるんですけども、そういったなかで、まだまだ市民のマラソン等はありますけども、スポーツ参加まだまだこれからも伸びしろは多いと思うんですが。 奈良県の推進計画のなかで、誰もがいつでも楽しめるスポーツの推進ということで、障がいのあるなしにかかわらず、すべての人が運動・スポーツをしたいときにどこでも気軽に楽しむことができる環境、仕組みづくりということを書いておりますが、障がい者、健常者がともにスポーツができる場ということが重要かなと思うんですが、香芝市のなかで障がい者スポーツの参加状況について把握されてますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 障がいをお持ちの方々のスポーツ大会等の開催の予定、あるいはまた開催の貸し出し等についての問い合わせ等はございません。 以前に、車椅子バスケットボール、それから車椅子テニス等の問い合わせ等がございましたが、総合体育館のほうの対応ができていない状況でございますので、その旨をお答えしたという状況でございます。 以上であります。 ○副議長(小西高吉君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 障がい者の方のスポーツ参加でございますが、奈良県のほうの奈良県障がい者スポーツ協会のほうが中心になりまして、毎年スポーツ大会の参加の募集をされておられます。この2月5日の広報「かしば」の分でエントリーのお知らせをさせていただいたところ、35名の方がエントリーされ、参加希望という形でお受けしている状況でございます。
    ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 障がい者スポーツの参加ということで、福祉のほうで把握されてると。もともとはリハビリとか生きがい等ということだと思うんですが、スポーツ省ができて障がい者スポーツの振興ということが今叫ばれておりますが、学校現場は特に特別の支援を要するお子さん、特別支援教育が行われておりますので、障がいのあるなしにかかわらず運動・スポーツをする機会が、子供にとっては学校がその場所の一つだと思うんですが、体育の授業やスポーツ少年団、またクラブ活動のなかでは、障がいのあるなしにかかわらずスポーツをする機会を設けないといけないと思うんですけども、この点は確保されておりますでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど一部申し上げました総合型の地域スポーツクラブについての障がい者が参加できる種目的にはございますけども、それの参加の範囲でございますけども、種目によっては運動できる範囲というのが障がい者の方々について限りがありますので、その辺を踏まえて参加をいただいてるという実例があるかなと思います。 それと、スポーツ少年団等についての特別支援の必要な子供が参加されてるのかということにつきましては、現在のところ、その子供たちが参加しているかどうかは把握していないのが現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 体育の授業につきましては、分け隔てなく体育の授業に取りかかっておりますので、できる範囲においての体育授業のなかでの参加というか、授業を取り組んでるという現状には変わりはございません。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今のお話で、障がい者の方がスポーツに親しむ一つは、学校がその場だと思いますんで、スポーツ少年団も少ないですが、統計では全国的には何チームかはあるというふうには伺っております。そういった総合型地域スポーツクラブで障がい者の方もできるスポーツがあるということで、スポーツレクリエ─ション等も伺っております。 そうしたなかで、障がい者のスポーツ普及促進ということを今文科省が始めてまして、その中間まとめが出てまして、なかでは障がいの有無にかかわらず、幼児期から家庭、地域などであらゆる場を捉えて多様な運動・スポーツの楽しみ、スポーツは楽しいという意識を高めることが大切と、このように書かれてまして、そのなかで障がい児が早い時期に障がい者スポーツを知ることが重要というような記述がございます。障がい者スポーツに出会う場をつくることが重要と、こうございまして、特にパラリンピアンが学校に来られるということも非常に重要な視点だと思います。 そこで、文化庁の事業です、奈良県の車椅子ダンスのアスリートがいらっしゃいます。芸術家派遣事業というのがありまして、奈良県で小・中学校で受けている方がいらっしゃいます。この点について香芝でも、先ほどは車椅子仕様がないということで断ってるような話もありましたけども、現に奈良県の小・中学校では受け入れて授業をされてますので、こういった奈良県出身のアスリート、パラリンピアンを呼んでといった授業をしてはどうかと、このように思うんですが、どうでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 文化庁のほうからは、そういう取り組みがあります。来年度、文化庁のほうから案内等がありましたら、この制度を活用、利用しながら、先ほど議員おっしゃられた車椅子ダンスをされてる講師を呼ぶ等のことを、学校のほうに紹介を申し上げていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひともよろしく、奈良県内でかなりされてますので、お話伺っていただきたいと思いますので、お願いを申し上げます。 総合型スポーツクラブについては、お話がございましたら、奈良県では55クラブ推進計画にのってるクラブがあるんですが、29年度には100クラブに倍増したいという目標が書いてました。生駒も橿原市も3つずつクラブがあるんですけど、香芝には今1つしかないということで、香芝高校のサッカーとスポーツ少年団のバレーと、全国交流大会も出て、非常に香芝はスポーツがすごい活発な市であると思いますので、既存のクラブのなかから他種目に広げていくなり、そういった働きかけをしてはどうかと思うんですけども、その点いかがでしょう。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 総合型の地域スポーツクラブ、今、9種目13部門に市民の方々が参加いただいてるという状況でございます。拡大の方向にはございますけども、周知の方法といたしましては、参加しやすい現場づくり、あるいはまた参加してよかったというふうに広がっていくというような形をもって、市民に多く利用していただく、また拡大していくというような形をもって、今後取り組みを進めてまいりたいというふうに考えます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 参加等、今、9種目あるということですが、2つ3つクラブを増やしていくという形です。橿原にはサッカー等のクラブもございますし、体協がやってるようないろんな多種目のメニューをセットで一定の金額でできるようなクラブもあるみたいですので、香芝にもいろんな選択肢があれば非常にスポーツ参加が増えると思いますので、働きかけについての話をしてるんですけど、そのあたりどうでしょう。体育協会に加盟するスポーツ団体、スポーツクラブ、競技スポーツです、各団体分かれてると思いますけども、そのなかで総合型ということについては感触的には難しいんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 今後におきましては、社会体育施設の管理者であります体育協会とも協働しながら、市民スポーツ、地域スポーツというところでの振興を図りながら、先ほど議員おっしゃられたように、いつでも、どこでも、誰でもが参加できる、スポーツの機会に触れるというところでは、拡充の方向を進めてまいりたいというふうに、先ほど議員がおっしゃっているスポーツクラブ的なところまで発展できるかどうかは、今のところ不明でございますけども、振興を図っていけたらというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 土壌とか環境もございますので、いろいろな環境があると思いますけど、スポーツをする機会が広まるように総合型クラブの拡大もお願いしたいと思います。 あと、組織について伺いたいんですが、香芝のなかでは、今おっしゃった障がいのあるなしにかかわらず、すべての市民が参加できるという生涯スポーツの振興は、教育委員会のなかでだけではなかなか難しいということで、今、体育係でやってる部分を生涯スポーツ係等に、教育委員会のなかに置くか外に置くかの話もあります。橿原は教育委員会から出てます。そういった生涯スポーツというくくりを考えると、市長部局等も絡んでくるというふうに思うんです、障がい者スポーツの振興もありますから。教育長にまとめて伺いますけども、香芝のなかで基本計画づくりというものも1点、それから生涯施策を進めるうえでの組織づくりというところ、その点について答弁いただきたいと思います。 ○副議長(小西高吉君) 廣瀬教育長、答弁。 ◎教育長(廣瀬裕司君) まず最初に、少し話戻って恐縮なんですけども、香芝市内では先ほどプロバスケットの大会があると話がありましたが、ボールルームダンスのプロの方が来られて大会が例年5月の初めぐらいにさせてもらってます。これはプロの方、アマチュアの方が両方おられますので、プロだけではないんですけども、ボールルームダンスの選手権大会があるということもつけ加えておきたいと思います。 なお、ボールルームダンスの組織のなかから、先ほど議員ご指摘のあった車椅子ダンスが組織として分かれたという現状がございますので、今後またボールルームダンスの方にもそういった車椅子ダンスのことについて、またいろんな大会を開いていただくように私もさせていただきたいと思います。 それから、スポーツの基本計画等でございますけども、先ほど議員からご指摘がありましたように、香芝は本当にスポーツが盛んな町でございます。先般の教育委員会表彰におきましても、特に全国レベルの中学生がたくさんおります。そういった子供たちの能力、あるいは力を精いっぱい伸ばしていくことも大切かと思います。そんななかでぜひスポーツ振興計画等、今後、いろんな方の知恵を拝借しながら立てていき、そしてこれは立てるだけでは意味がございませんので、それを現実の話として実践できるようにしていきたいというふうにも考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) どうぞよろしくお願いいたします。 市長も、お考えいただけますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 今、教育長がお答えになられた、重ねる形になりますけども、いずれにしろ中学、小学校かかわらず、非常にスポーツの盛んな町になってきましたし、私が就任してから4年間を見てみましても、非常に大きく成長し続けてるなという気がいたします。今後ともそういった基本計画をしっかり立てて、香芝のスポーツ振興に力を入れていきたいなと、このように思っとります。 以上です。 よろしくお願いいたします。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) それでは、最後の3番目の障害者差別解消法について伺います。 香芝市の障がい者関係施策は、国の法律、奈良県の条例の動きを踏まえまして、市の障がい者計画基本理念として、すべての人が支え合い、地域で自立した暮らしのできる福祉のまちづくりを定めて進められております。平成18年に国連で採択された障がい者の権利に関する条約を日本としても批准するために国内法の整備が進められてきまして、この4月1日から施行される障害者差別解消法というものが25年には成立し、条約も批准もされたというような背景がございます。国連の採択から10年を経て、この4月から障害者差別解消法が施行されました。 まず、この法律のポイント、概要について伺いたいと思います。 ○副議長(小西高吉君) 坂本福祉健康部次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 障害者差別解消法、端的に申しますと、障がいを理由とした差別禁止を目的として制定されたものでございます。具体的な例といたしまして、窓口の対応の順番が後回しにされたりとか、レストラン等々で入店を拒否されたりとかというふうなこと、障がいを理由に不当なことを受けるということを禁止した法律でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 今のお話で、障がいを理由に差別的な取り扱いはしないということで、国や行政機関については義務が課せられてるということなんですが、合理的な配慮という文言がございます。障がい者に必要な合理的な配慮を公的機関に法的に義務づけると、民間には努力義務ということなんですけども、合理的な配慮を役所が行うにあたりまして、法律は対応要領を作成するということが重要と書いてるんですが、香芝市では福祉部局が中心になって進めていただけるんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 対応要領につきましては、法において努力目標というふうな形になっております。それと、当該機関及び事業分野別、ですから窓口の対応ごとにガイドラインの策定を想定されておりまして、具体的な対応マニュアルとなりますと、作成の方向として行いたいですけども、他の自治体、国等の動向も見ながら研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) 研究されるということなんですが、福祉部局はもう既に対応されていると思いますが、障がいを理由として窓口対応を後回しにするということはまずないと、このように思うんですけども。庁内ではすべて同じ対応をしていただく必要がございますし、また窓口においてはポスター等の掲示、また市民への啓発等もやっていただかなければいけないと思いますんで、ぜひとも対応要領の作成に向けて取り組んでいただきたいと思います。 それで、今ちょっと言いましたけど、窓口対応のなかで庁内のポスター掲示、また職員の研修、そして民間の事業者への周知等の啓発等、このあたりはどのようにされますか。 ○副議長(小西高吉君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 先ほど議員おっしゃられたとおり、福祉センターのほうでは障がい者の方の地域活動支援などの事業も行っておりますので、一定の対応が行われてるものと考えております。ただ、香芝市のどのセクションにおかれましても、今回の法施行のためだけではなく、親切、丁寧な対応がやっぱり必要だというふうに考えておりますので、そのため人事部門とも連携いたしまして接遇関係、それに特に今回ご質問もいただきました、法の趣旨に沿った具体的な対応策というようなものの研修を行ってまいりたいと考えております。 それともう一点、周知のほうでございますが、香芝市におきましてはホームページのほうの掲載、それと先ほど申されましたポスター掲示というふうな形で、今のところ周知をして行っている状況でございます。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひともお願いしたいと思います。 特に、罰則がないということですが、各省庁から報告義務が事業者になされるということで、ここには罰則に近いものがあるということですので、しっかり周知していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、障がい者の身近な窓口ということで役所になるわけですけども、この法律では紛争解決のために法廷の障がい者差別解消支援地域協議会の設置ということが書かれておりますけども、香芝市は設置されるんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 議員おっしゃられました法16条におきまして、当該区域内で関係機関が行う障がいを理由とする差別に関する相談及び事例なども踏まえて、障がいを理由とする差別解消の取り組みを効果的かつ円滑に行うため、協議会を組織することができる規定という、これもできる規定というふうな形でございます。 香芝市におきましては、障がい者団体との結びつきのほうが強く、従来より各方面での協議も行っている経緯がございます。今後もそのような関係を維持いたしまして、障害がい者の方との行政に取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) できるということで、結論的には関係が強いということなんで、そのあたりのところでしっかり対応していくという答えですよね、今の話。 障がい者福祉計画がつくられてまして、いろいろ障がい者施策をやられてるなかで、アンケート結果では障がい者への理解を求めているという方が結構いらっしゃって、また就労支援でも日常生活の暮らしのなかで相談窓口が必要やというふうに書いてらっしゃいますよね。アンケート結果はこうなってるんですが、香芝市でもやはりそういったことで法定協議会、必要なときにつくっていただけたらいいんですけども、紛争解決等相談対応に沿うような窓口というものを、法律が施行されますので明確にしていく必要があると思いますけども、その点庁内ではそういった団体と協議してると。団体に入ってらっしゃる方ばっかりでもないということで、その点明確に紛争解決のために何かするということはないんですか。 ○副議長(小西高吉君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) 紛争の窓口の相談ということでございますが、通常、障がいをお持ちの方の相談というのは社会福祉課のほうで行っております。当然、紛争、そういったご相談も社会福祉課のほうへお申し出いただければ、また課のほうで対応できなければ、その他関係機関との連携を図ったなかで問題の解決を図ってまいります。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) ぜひとも法律ができると、国連の採択から10年で非常に日本も批准ができまして、さまざまな国内でも整備が進んだということで、これが権利擁護の重要な法律になってますので、4月1日からちょっと変わったと言われるような対応をお願いしたいと思います。 最後にバリアフリーです。物理的な環境の配慮ということが項目として条文にも上がってます。法律では、個別の合理的配慮とは別に、事前予防的にバリアフリーということが書かれてるんですけども、その点、市の担当課との取り組みを、姿勢を聞かせていただきたいと思います。 ○副議長(小西高吉君) 坂本次長、答弁。 ◎福祉健康部次長(坂本珠延君) バリアフリーという形でございますが、結局、物理的環境への配慮というふうな形でございます。 車椅子の方への段差解消、いわゆるバリアフリーです。それと、手話通訳の配置などの配慮を香芝市では行ってまいりました。 また、昨年4月におきましては、補聴器の利用者や難聴などの方に補助をするための機器を総合福祉センターのほうに配置しております。これにつきましては、1週間のうちに一、二回という形の稼働率でございます。今後もそのような配慮の対応を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長(小西高吉君) 中山武彦君。 ◆7番(中山武彦君) そういったソフト面の対策というものも非常に大事ですので、よろしくお願いをいたします。 もう一つ、福祉センターのいわゆる歩道のバリアフリーです。交差点からの波打っているところのバリアフリー、これも予算化されて、事業化進めていくとおっしゃってたんですけども、結論的にはいつできるんでしょうか。これ最後に伺って終わります。 ○副議長(小西高吉君) 奥田都市創造部次長、答弁。 ◎都市創造部次長(奥田芳久君) 総合福祉センターへの進入路につきましては、歩道は併設されているものの、その横断勾配であるとか縦断の勾配につきまして、現在のバリアフリーの基準に合致していない状態であることは認識しております。つきましては、平成28年度におきまして、車椅子等の方が安心して通っていただけるよう、歩道の勾配の修正や一部歩道の拡幅などの改良工事を実施する予定でございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 以上で、7番中山武彦君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後3時10分 休憩              午後3時18分 再開 ○副議長(小西高吉君) それでは、休憩を解いて再開いたします。 次に、15番河杉博之君の一般質問をお受けいたします。 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 皆さんこんにちは。 議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 きょう朝来からも言われておりましたけど、暖かい日が続きまして、桜の開花宣言が東京できのう行われたということで、全国で4番目の開花宣言だということでございますけれども、東京においては去年より2日早く例年より5日早いということで、暖かいのかなと思っておりましたが、きょうは朝起きたときには冷え込んだようでございます。まだまだ風は冷たい時期ではございますけれども、インフルエンザがこの議会にも猛威を振るいまして、何人か倒れられたのもありましたけれども、今、皆さん元気を取り戻されましてしっかり対応させていただきたい。また、来年度の予算等々もしっかり審議させていただいた議会でございますので、それがうまく執行できるような形をとらせていただきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 そのようななかで、来年の予算、また耳にしておりますと、近鉄の五位堂駅の周辺の改修ということで、以前、中村議員からも質問もあったように記憶があるんですけれども、ロータリー、いろんな形で今の市民の方々からのお声をいただきながら、行政側もいろんなものを見聞きしながら改修していく、このようなお話も聞かせていただいて、また予算にも載ってたんかなと思いながら見させていただいているところでございますけれども。現状の五位堂駅のロータリー、確かに朝夕、非常に混雑をしておりまして、バスとタクシーと乗用車が本当にうまいぐあい、よく大きい事故が起きないなというような形で使っておられますけれども、そのようななかでロータリーの改修を考えておるということを聞きましたので、まず行政が把握されておりますロータリーの状況、また改修の予定がもしありましたら、その辺についてお話できる範囲でまずお答えいただければありがたいなと思っております。香芝市内8つの駅がありますけども、近鉄五位堂駅、奈良県下で、最近のデータでは11番目の乗降客数、2万6,000人を超えたというふうにも載っておりましたので、その顔となりますロータリーの改修についてお伺いをさせていただきたい、このように思っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げまして、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(小西高吉君) それでは、河杉博之君の1回目の質問に対しまして、堀本都市創造部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 駅前ロータリーの渋滞解消並びにその進捗状況ということでご答弁申し上げます。 平成27年度におきまして、近鉄五位堂駅前広場の詳細設計を発注し、ロータリー機能の詳細検討と実施計画を行っているところでございますが、結果として、ロータリー内は歩道橋のかけかえなしではなかなか渋滞緩和に至らない状況となっております。歩道橋自体の路面等の劣化等もございますことから、かけかえを行い、現在の周辺歩道の幅も減少させたなかで車道部分の拡大を行いますと、バス、タクシーと一般車両の分離も可能となり、渋滞緩和も図れるものと考えております。 ただし、大幅な事業費の拡大が見込まれるとともに、補助採択メニューの検討も必要となってまいりますことから、詳細設計について繰越明許をお願いしているところでございます。 つきましては、暫定改修か大規模改修かの見きわめも必要でございますことから、事業計画の決定にはもう少しお時間をいただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 確かに、最初、私のほうから堀本部長のほうにお願いをさせていただいた経緯の突端が、ロータリーそのものの改修よりもスロープが老朽化しておりまして、その辺の改造をというか改築をということで、大変多くの方が朝夕お使いになっておられるんですけども、雪の日、雨の日、非常に滑りやすくなっておりまして、表面の張りかえをということで最初お願いをさせていただいたんですが、よくよく調べていただきますと鉄骨そのものがそろそろやばいという状況であると。それを見直そうということになっているなかで、ロータリーのほうの全体的な見直しも必要ではないかというお話。何回か手は入れていただいてるとは思うんですけれども、今、堀本部長のほうからは一部改修か、暫定的な改修か大幅改修かということだと思うんですが。 これなんですけど、非常にややこしい微妙な話にはなるんですけども、ロータリーの改修という意味においては非常にいろんな方からお声をいただくのも事実なんですけれども、ただ地元の自治会の方からいいますと、ロータリーをお使いになられるのは基本的にお車の方です。どっちかといえば市内でも、市外でも、遠くの方から駅をご利用される方が通勤、通学でお使いになって、送り迎えをされてということでお使いになっている方が多いと。地元の駅周辺の方々からすると、歩いていかれる方がほとんど多いものですから、ロータリーの改修そのものにお金をかけていいものかというような、こういうご意見もあるということです。 それについて、行政側は地元の意見というのはお伺いになっておられるのか、ちょっとお伺いさせていただきたいんですが。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 現在、どういう形の改修をすればいいのか、またどの程度のお金がかかることになるのかということで積算等をしているところでございまして、特に具体的に地元の方にこのぐらいの金額でというお話は、まだそこまでには至っておりません。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 金額的な話もしたんであれですけども、要はロータリーの今のあり方自体が抑えられてること自体は、先ほどもご答弁いただいたように、特に朝夕の渋滞がということで、公共の交通機関でありますバスとか、タクシーの運転手の方が非常に苦労されてるっていうのも把握されてるとは思います。 そのなかで、じゃあ実際地元、そこを抱えておられる地元の自治会、要は瓦口と、基本的には五位堂になると思うんですけれども、その自治会の方々っていうのは基本的に歩いてお使いになる、若干遠い方でも自転車のほうが多いというような状況だと思うんですけれども。その自治会からロータリーの改修、金額はともかくとして、こんなことでどうしましょうっていうご相談はしておられないということですか。ご意見は全然聞かれてないということですか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 安全対策という部分のなかで検討している状況ではございますので、そこの部分で地元に対して、こんだけかかりますよというご相談も、今の段階ではさせていただいてないということです。ただ、ある程度、市の方向性として見きわめたなかで最終案として決定いたしますと、ある程度相談はさせていただいて、再度住民のご意見もいただきたいというふうに考えておりますけれども、今その見きわめをしているというところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) なぜこういう話をさせていただくかといいますと、ロータリーの改修の話っていうのは、どこまでが正確な話かは別にしてですけれども、まあまあいろんなところで話が出てくるようになってきたと。そういうことを耳にされて、ちょっとご相談をといいますかお話をいただいてたなかでなんですけれども、ロータリーの改修そのものに予算をかけるよりも、現実的に今、大変人口が増えて高齢化が進んでいる状況のなかで、近鉄五位堂駅の西側の踏切、あそこの通過交通の頻繁さといいますか、今、危険箇所に上がってきてしまってるような状況があると。要は、予算は限られた予算でございますので、予算の使い方のなかでどちらを優先度にしたほうがいいんだろうかということで、あくまで近鉄五位堂駅周辺という意味の見方をした場合の話です。 確かに、多分堀本部長のところの担当所管の方も把握はされてると思うんですけれども、あの踏切の通過交通がここ数年非常に増えているような感じになってます。現実的に瓦口側のほうに大手のスーパーができまして、踏切を渡ってお買い物に来られる方が非常に増えたっていうのが一つあります。 それともう一つ、今度は瓦口側から、保育所って五位堂保育所をお使いになっておられるんですかね、何かそのようにお伺いしたんですけれども。瓦口にお住まいの方が、私は真美ヶ丘の保育所をお使いになっておられるのかと思ったら、五位堂保育所だっていうふうに聞いたんですけれども、そこでまた踏切を渡って、若いお母さん方がお子さんを連れていかれるというふうな話も聞いたんですけれども。そういうことで、非常に増えておられると、なおかつ車の台数も多いと。あの狭い状況のなかで車がすれ違った横を通ろうとすると、踏切の板のうえではなく砂利のうえを歩いて通ってると。ところが、ベビーカーを押しながらとか自転車を押しながらっていうのはそれができないということで、特に高齢者の方が今度はつえをつきながら横を歩いていると、非常にこけられると怖いんではないかというのを冷や冷やしながら渡ってるっていうお声も聞くんですけども。 そんな状況がありながらの話なんですが、ロータリーの話をさせていただきながら横の踏切の話をするということで、若干自分で矛盾を感じないこともないんですけれども、その辺の比べっていうのは、実際、今のまだ基本設計をしながら詳細は繰越明許とおっしゃって、まだ実際、現実的にロータリーを本当にやるかどうかまでは決まってないとなった場合に、優先度を変えるっていうことは、あそこの地域の安全性を確保するという意味での優先度を変えるということは、部長、可能なんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 今、議員さんのほうからロータリーの件と、踏切につきましては多分下田第5号踏切かと思いますけれども、その対比ということでご質問がございました。 市としましては、そこの2つ間での対比っていうことだけではなくって、駅前ロータリーとほかの都市計画施設に対する検討ということも、もちろん必要でございますんで、それはどちらを優先するかっていうところは今後においていろいろ考えるところでございますけれども、まずロータリーにどれだけのお金をかけるべきなのかというところの議論は、やっぱり十分していかなければなりません。 先ほど踏切の件が出ましたので踏切の状況をご説明させていただきますと、近鉄五位堂駅西側の下田第5号踏切につきましては、平成20年度に地元要望もあったなかで、踏切内のがたつき等の解消のため踏切改良を実施した経緯がございます。また、平成25年度におきましては、車の通行量も多いこと、並びに歩行者の安全確保の観点から歩道の設置の要望協議を行いましたが、踏切の軌道構造上難しいとの回答がございました。そういったなかで、対比として可能かどうかという部分は別として、議員おっしゃっていますように、協議後3年も経過しておりますし、交通量も増えておりますことから、まずその踏切の改良ができるかどうかっていう部分のなかの協議はしてまいりたいというふうに考えております。まず、それが可能となりましたら、その次のステップとして、そこの事業化ができるかどうかの検討をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 確かに部長おっしゃるように、位置づけが違うっていうのはよくわかっております。あのロータリーの改修、都市計画全体と、踏切そのものとなりますと市内の安全対策ということにもなると思いますので、行政側における位置づけの違いってのはわかるんですけれども、ただ単純に市民の方から見られると多分両方とも億単位のお金がかかると。 どこでどう補助を引っ張ってくるかは別にしてですけど、トータル的にかかる金やったら億単位であると。億単位の金をかけるときに、今あそこら辺の地元の方、またお使いになってられる方のなかで、何を優先にしていただいたほうがいいかという単純な比べっていうのはあると思うんです。ですから、行政側の所管の違いとか立ち位置の違いで、それっていうのは今の部長の話はよくわかるんですけれども、ただ繰り返しになりますが、市民の方々がロータリーの改修ってのを確かに望まれているのは事実です。あそこをお使いになっている市民の方も非常に多いですから。ただ、それよりも今聞こえてくるのは、下田5号踏切のほうの幅を広げていただいて、安全に自転車、歩行者、ベビーカーの方、プラスでいうたら、本当にいうたら原付バイクの方も含めてでしょうけれども、安全に通行できるほうがありがたいということで、そういうお声が上がり始めてるってことです。 そのなかで、多分あそこ自体は近鉄なんで近鉄のほうとの協議が必要になってきて、過去いろんな協議をされているなかで、地下道の問題とか駅近過ぎるのでというのと、検査場があってあそこの分岐点になるからということもあって、非常になかなかぱっと板置いたらいいんですよっていう話じゃないっていうことは過去協議をされていると思うんですけど。ただ、技術革新もありますし、その辺についての可能性っていうのはまるっきりゼロではないと思うんですけれども、その辺については今どのように捉えられておられますか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 私のほうも可能性はゼロではないかと思います。別件ではございますけれども、近鉄のほうから、今回、近鉄からの話からもございまして、白線を引いてくれというふうな要望も地元を通して上がってまいりました。そういうきっかけもございますんで、踏切改良につきましては協議をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 部長のほうから今言っていただいたんで、それを継ぐような形で質問になると思うんですけれども、検査場にお勤めの方々が駅からおりてくる。また、あそこを車が通じて車通勤もされる方、あの踏切を渡る方もいらっしゃるけれども、駅からの方はその踏切の横を通っていくって方、白線が消えてきたから引き直してくれっていうリクエストが上がったっていうのをお伺いしてるんですけど。ということは、あの白線を引いて明確にして安全に通行したいっていうお気持ちがあるっていうことです。ですから、従業員の方をお守りになるためにも近鉄のほうからのそういうご要望もあったという理解はしてるんですけれども。ということは、それとあわせてやっぱり踏切を渡っていただくため、また車で通勤をされてる社員の方々の安全を守るためにも、安全を守るっていうか、実際事故をなくすため、少なくするためにも、あそこの歩道確保っていうのをしっかりやっていただけるようにしていただきたいなと思うんです。 以前お願いをして、先ほど部長からご答弁ありましたように、がたがただったところを今平たんにしていただいたり、非常にその時点では喜んではいただいたんですが、どうしてもその分、車の通行量が楽になってしまった分、なかなか今度は逆に歩行者のほうが、また脇を通らなくてはいけなくなってしまったという若干の矛盾が出てきてしまってる状況なので。ただ、これ実際の話として、近鉄のご協力ってなりますと、その辺についての金額的なものっていうのはどのくらいのことを考えていったらいいんですか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 軌道構造上の話もございますんで、まだ具体的なお話はさせていただいてませんのでわかりませんけれども、例えば平成20年度の地元要望における、がたつき等の解消であれば、約1,900万円から2,000万円ぐらいの工事費で、地元負担、香芝市の負担としては、190万円の負担であったかというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) わかりました。踏切をさわる、公共の電車なんかの線路のところをさわるって、軌道をさわるってことは非常にお金がかかるっていうのは聞いておりますので、大変な費用負担になるんではないかという思いもあります。お伺いしたところによりますと、横にあります地下道がもう40年ぐらい前の話になるかと思うんですけれども、あのときに4億円ぐらいでしたっけ、そんなんかけて近鉄が自腹でやったということで、あのときは町からの要望ですね、香芝町からの要望でやったというような形になるんですかね。その辺の遺恨も残ってるっていうのも聞いておるんですけれども、さすがにもう減価償却も終わっていただいてるんじゃないかと思うんですけれども。その辺については、市からの話にしていただければというふうに思うんですけれども。 現実的にあの踏切の改造が、今、現場を見たときの話として絶対必要だっていうのはそうなんですが、それプラス今のすみれ野が新しくオープンされて、本当だったら検査場を通り、上を通って南に移るという道路が都市計画道路としてはあると思うんですけれども、現実的にそこを越すことが、なかなか検査場のあの幅であるとお金の問題もそうですし、技術的な問題も大変に苦労するっていうふうに聞いてるんです。ということは、まだまだあれは青写真のうえでの道路でしかないとなりますと、やっぱり五位堂周辺で北と南へ線路を越えていくためには、近鉄五位堂駅の西と東の踏切でしかないというのが現状であるということは、間違いないんですか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 議員ご指摘の五ヶ所五位堂線につきましては、非常に高架が大きくなります部分から、費用が非常にかさんでまいります。そういったことで、また時期的なものにつきましては、整備プログラムにおいて今後明らかにしていきますけれども、なかなかすぐにできるものではないことから、やはり議員ご指摘の踏切改良は必要であるかというふうには認識しております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 今申し上げましたすみれ野も一丁目、二丁目がしっかりできて、きょう、たまたま議会のほうに自治会長さん決まりましたよという通達も入れていただいたみたいでございますけれども、そういう意味であそこの方も増えるとなると、またどんどん使われる方が多くなりますよね。ですから、話戻しますけど、ロータリーの改装も必要になってくるんでしょうけれども、現実的に踏切を使って北と南を行き来する方も増えていくという状況になってくるというときに、市として先ほどの立ち位置がこうだからではなく、あの辺の安全確保、市民の利便性の向上をするためにはどうしたらいいのかっていうことをまた考えていただいて、来年度には、今、繰越明許の予算もありますけれども、ロータリーをやるんだっていう決定ではなくて、ロータリーもしていただきたいんですよ、していただきたいっていうことは大前提としてはあるんですけれども、踏切のほうの優先度をどこまで上げていくのかっていうのを、もう一度堀本部長のとこでご検討いただける、これはお約束はしていただけますか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 現在、繰越明許をしておりますんで、成果品としてどういうような計画をするかということは明らかにしてまいります。それと、早々におきまして、近鉄と協議をさせていただいて、踏切の改良、拡幅、歩道の設置が可能かどうかという部分も検討してまいります。それを踏まえたうえで、予算的にどうこうという話が出てまいりますんで、それは最終的に財政的な部分も踏まえて進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) どうしても近鉄の軌道のなかの話でございますので、近鉄が優位に立ってるってのは事実ですけれども、部長のとこでできるかの話をしっかり別の角度からも押さえていただきながら、お金の問題で済むんだったらというような若干金額じゃないので私も言いにくいところはあるんですけれども、ただ可能性としてあるものを近鉄がなかなか費用負担の問題だけでできないっていうのは回避していただいて、こういう形でできるっていうところを引っ張り出していただけるようにお願いしたいなというふうに思っとりますので。その辺については汗を流していただくような形になるかと思いますけど、ぜひともよろしくお願いを申し上げます。ですから、そういう形で五位堂駅周辺の安全対策っていうのをお願いしたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それで、続きまして道路全体の話になるんですけれども、きょうも午前中、通学路なんかで、いろんなところの道路を見ていただいてるっていうことであるんですけれども、市内、これもいろんな議員の方がおっしゃっておられるんですけれども、香芝町から香芝市になって、ことし香芝市で25周年、いろんな新興住宅もできましたし、団地もできて道路整備もしていただいてる状況のなかでございますけれども、どうしても老朽化、公共施設の老朽化っていうのはよく言われるんですけど、道路そのものもある意味では公共施設でしっかりありまして、この問い合わせっていうのも各地域の自治会から上がってきているというにも聞いておるんですけれども、なかなかすべてのとこにお金が回るわけじゃないので、亀裂が入ったとこについては簡易なメンテナンスをしていただきながらということで、大きな事故につながるところは優先部でやっていただいているとは聞いておるんですけれども。まずはざっくりとして行政の道路改修について、どのような優先度、どのような方向性で年次計画を立てておられるのか、改めて聞かせていただければと思っとりますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 生活道路の老朽化についてでございます。平成25年度に道路ストック総点検におきまして、路面性状調査を150キロにわたり実施いたしました。そのなかで、ひび割れ率40%以上、わだち掘れ量40ミリ以上を抽出いたしましたところ、約8キロメートルにおいて舗装状況が特に悪い状況となっております。市としましては、路面性状調査を参考に段階的に舗装の打ちかえ計画をするとともに、地元要望もお聞きしながら進めているところでございまして。なお、ひび割れ率40%以上であっても通行量が低い場合は、順位的には低い状況となってまいります。基本的には、地元要望を主として考えているような状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ひび割れ率40%以上とか等々の一応基準はつくっていただいているけれども、頻繁の交通量か、交通量の少ないところは若干優先度が落ちるよっていう話で。ただ、地元要望という形になりますと、基準があっての地元要望なのか、基準以下でも地元要望の、要は声が大きいほうが勝つのかっていうんだったら、単純な言い方としてどうなんですか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 基本的に、ひび割れ率でございましたり、路面の状況が悪いところが優先度としては高いというふうに考えております。ただ、面積的に非常に大きい区域の要望が仮に上がってまいりますと、一度に通行どめを行ったりすることは不可能な部分もございます。そういった部分になりますと、そこをある程度分割したなかで年次計画を立てて施行していくということになりますんで、そこの区域が優先度としては、1番目にすべて行うということではまずございません。ですんで、できる範囲のなかで優先度を鑑み、市のほうである程度分散させたなかで舗装をさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) それで、その市内道路の状況っていうのは、所管の職員の方が調べているのか、自治会にアンテナ的に見ていただきながら上げていただいているのかというのと、これ100、ゼロではないと思うんですけれども、どんな状況で今道路の状況把握ってされておられます。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) まず、基本的には、自治会からの要望であるところに対して市が出向きまして、そこの確認をさせていただくということでございます。先ほど申し上げました道路ストック総点検につきましては、以前も説明させていただいたように、車を走らせながらカメラでもって路面をはかるという部分につきましては、150キロ実施させていただいた部分もございますんで、そこの部分の把握は市としてはさせていただいてるということでございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。
    ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 要は、職員の方も、今言われたように、カメラで点検しながら市内150キロ今点検済みだっていう、点検済みっていうかチェック済みっていうことですね、をしていただいていると。そのなかで、非常に大変なところについては早急にやっていただくと。それプラス並行して自治会の方からの要望も上がっていた、それはそうだと思うんです。要は、そのなかで今香芝が若い町とは言いながら高齢化が進んできてるのも事実です。高齢者の方になりますと、多少の段差で非常にその辺に足がひっかかってこけてしまうってこともあり得るんですけれども、それについての対応っていうのはどういう形でされてるのかなっていうのが一つあるんですけれども。 もう一つ、香芝というか、これはどう言っていいかわからないですけど、車自体が今、全体的には軽が増えてきてはいるんですけれども、どうしても香芝市内のなかにおいてトラックが走ったり、いっとき大型の車がはやった時期もありまして、走ると舗装が弱いとこになりますとでこぼこになってしまうってことがあるんですけれども、そういう対応っていうのはどうされてる。特に商用のトラックとか大型車が頻繁に走るところの市街地っていうのが何カ所か市内にもあるんです、国道と言われる、幹線と言われる道路ではなく、市街地をそういうとこ走るとこがあるんですけど、そういうとこの道路のメンテナンスっていうのはどのように捉まえておられるんですか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 道路のでこぼこといいますのは、わだち掘れに関する部分なのかなと考えております。ただ、現在、市が路面性状調査を実施しました状況では、ひび割れ率というのは視覚的に非常に見やすい部分もございますんではっきり出てるんですけども、わだち掘れ量という部分の40ミリ以上というところはあまり抽出できなかったという現実がございます。しかしながら、車が進行するなかで、わだちがございましたり、でこぼこがございましたら道路の振動等も出てくるかと思いますんで、その部分はやはり職員の目で確認をさせていただく必要があるのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 実は、今、わだち掘れ量の前に高齢者の話をさせていただいたのは、40ミリというたら4センチですよね。4センチって結構な深さなんです。そうではなくて、ご高齢者が歩かれるとこっていうのは、歩道ではよく聞かれると思うんですけど、ちょっとしたマンホールのふたの段差でもひっくり返ってしまう。ところが、市内にあります運送会社とか大型トラックとかを所有してられるとこの、もう頻繁に毎日のように朝晩通られるような道っていうのが、40ミリまではいかないんですけども、段差が出てきてると。自転車も雨の日なんか怖いと。先ほど申し上げた高齢者の方も、歩いてるときにひっかかってしまうというところが出てきてるんです。ところが、40ミリいってないんです。だから、そういう場所を、しっかり今度は行政は把握していただきたいなというふうに思うんです。 これも新品のときはないんです。老朽化とともにっていうのと、やっぱりアスファルトの下の地盤が緩んできてるっていうのもあるんだと思うんですけども。そういうとこに目を向けていただきたいから、あえて言わせていただいてるんですけれども。通常の乗用車が通っているような市街地のところってのはそうそうはへこまないんですけれども、宅急便が来るっていったところでそんな毎日、毎日同じところ来るわけじゃないんですけれども、そういうことをなりわいとされてて拠点とされてる周りの道路、特に大きい道路に出られるところの場所っていうのは、非常にその辺が頻繁に出てくると。かといってなかなか塗り返すわけにいかない。この辺について、どういう形がとれるのかっていうのをご研究いただけたらなと思うんです。特に本当にどんどんどんどん今、どの地域も高齢化が進んできてまして、ありがたいことに若い子供たちが多くなって、若いファミリーが多くなってるから人口における高齢化率ってのは伸び率が低いですけど、高齢者という数は確実に増えてますので、その辺の方々に対する配慮っていうのを、ひとつしっかり堀本部長のとこでも頭のなかに入れていただきながら対応いただければというふうに思っとりますので、よろしくお願いします。 それで、そこに関連してなんですけど、以前、真美ヶ丘にあります香芝高校交差点のところの歩道橋の下に、歩行者用の信号設置とともに横断歩道をつけていただけるっていうことで、本年度につくようなお話もいただいたものですから。ところが、多分これ行政側っていうか、堀本部長のとこがつけていただくんやったらもうとっくについてるんだと思うんですけど、いかんせん多分交差点の話なんで警察だと思うんですが、状況をもし把握しておられるんだったら、ご報告だけいただけませんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 真美ヶ丘幹線におきます横断歩道の設置、交差点北側でございますけれども、平成26年9月26日に香芝警察署に要望を出しておりまして、10月20日には香芝警察署より県警本部交通規制課に上申されております。また、その段階において、交差点における歩行者別の交通量調査を職員で実施し、香芝警察署へもデータ提供を行ってるところでございます。そのようななかで、今、議員ご指摘の平成27年2月の段階では、平成27年度予算で余裕が出れば歩行者の信号設置を行っていくとの回答でございましたけれども、実現されていないのが現状でございます。つきましては、再度、実施時期について規制課と協議をしてまいります。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ぜひよろしくお願い申し上げます。そのときにも申し上げましたけれども、ご高齢者またベビーカーを押される方について、今は自転車専用の渡りになっておりますので、基本的には違反で渡っていただいている状況になる。それは何でかというたら、上に歩道橋があるからという状況での、そういう今交差点状況になってるっていうのはそのときに理解はさせていただいたんですけども、現実的には、ご高齢者とかベビーカーを押してるお母さん方が歩道橋を渡るわけにいかないということで。当初、警察はそんなこと言うたらスロープつくれってわけのわからんことを言われたんですけども。ご努力いただいて、そういうご回答いただいてますので、ぜひここ近々のうちに、実現いただけるような形っていうのをお願いしたいと思いますので、県警のほうにしっかりまたお問い合わせいただければと思いますので、よろしくお願いします。 全体的な道路の改修のなかで、これはもう、私どもの上田井議員も前に聞かせていただいたんですが、改めて確認させていただきたいんですが、剥離をしてアスファルトを張りかえるとか、ほかの埋設物の工事のときに、新規っていいますか、老朽化した道路のつけ直しっていうのが一番合理的なんじゃないかと思うんですが。今、改めて確認をさせていただきたいのが、単純な言い方をすると上下水道、ガス、それと大和平野とかいろんなんありますよね、埋設されてるもの、それとの工事との絡みっていうのは連携協議会みたいのをとっていただいてると思うんですが、そこだけ教えていただけますか。 ○副議長(小西高吉君) 堀本部長、答弁。 ◎都市創造部長(堀本武史君) 本市におきましては、円滑な道路交通の確保及び路面の掘り返しを抑制し、道路の不経済な損傷を最小限にとどめる目的で、道路の掘り返し規制に関する連絡協議会を実施しているところでございます。対象関係機関といたしましては、水道、下水道、ガス、西日本電信電話、関西電力、大和紀伊平野農業水利事務所等でございまして、翌年度の工事実施に向けて道路管理者と地下埋設管理者が一堂に会し、工事箇所や時期、交通規制、復旧方法を協議し、その時期的なものであったり、いろんな部分のなかで協議を行っているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 その連絡協議会自体はしっかりもうちょっと濃くしていただいて、市民の方からこの間掘っててふたしたとこやのにまた掘ってるっていう、大分近年は聞かれなくなってきたとは思ってるんですけれども、まだどうしてもその時期ずれっていうのが。急に何かあったときの話は別だと思うんですけれども、そうではなくて計画的にやっていただいている割には、この間掘り返してたよね、埋めたとこだよね、また何か掘ってるねっていうような話になると思います。 そういうのって民間関係だけでやられると、どうしても行政に入ってこないってこともあるのかとは思うんですけれども。やっぱり市の道路を掘削するということになりますので、その辺については多分中心になってやっていただいてると思うんですけれども、ご苦労をかける話になると思いますけれども、市民の方に変な不信感を抱かれないような形、それをもう一つ申し上げるなら、常に予算の3月の期が終わるぎりぎりのとこで工事が集中するっていうのも、以前に比べたらこれも減りましたけれども、どうしてもその声は出てきているのも現実でございますので、その辺についてもうまい予算の運用の仕方といいますか。どうしても時期的に春に決めて、夏に設計が終わって、秋に入札してとなったらそうなってくるんだと思うんですけれども、その辺についてもうまい回り方っていうのをお願いできたらなというふうに思っとりますので。ぜひその辺については、もうちょっと濃く連絡協議がとれるような形でお願いしたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、大項目の1番については以上で、お願いばっかりになりましたけれども、今、市民の声としてそういう形が上がってるってことを理解していただいたと思いますので、大項目の2番目に行かせていただきたいなというふうに思っとります。 近年に限らず、よく香芝市とか、香芝市教育委員会っていう名前がポスターとかパンフレットに載ってまして、その頭に主催、共催、後援っていう形で載ってると思うんですけども。まず、吉田市長が誕生して4年、ここ27年、26年、25年、過去3年ぐらい、団体のお名前とかで結構でございますんで、年次どのぐらい後援とか協賛とかされた行事があったのか、まず教えていただけますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 教育委員会のほうで、後援をつけさせていただいてる件数をご報告をさせていただきます。 後援名義の承認実績でございますけども、平成27年度では申請が38、それから承認が36、否認が2となってございます。これは2月末現在でございます。それから、平成26年度では申請が45、承認が42、否認が3。それから、平成25年度ですけども、申請が35、承認が33、否認が2となってございます。それから、共催名義の承認の実績でございますけども、平成27年度は申請が4で、承認も4でございます。それから、平成26年度におきましては、申請が1、承認が1でございます。25年度については申請がございませんでした。 以上、報告でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 今、吉村部長が答えていただいたっていうのは、教育委員会という名前がついたところですよね。香芝市っていうのはわかります。 ○副議長(小西高吉君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) それでは、市のほうに申請されました部分と承認した部分について、件数お話し申し上げたいと思います。 まず、25年度が46件の申請がありまして、2件否認させていただきまして、残りが44件ですか、承認ということになってございます。26年度におきましては、43件の申請がございまして、うち2件が否認でございます。直近の27年度、今年度でございます、まだ年度途中でございますが、43件の申請がございまして、うち1件が否認ということでございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 大体40前後でやって推移していただいてて、非常にありがたいことだなと思っております。特に、香芝市とか香芝市教育委員会の名前をつけて協賛、後援していただくことによって、市民の方々がやる行事について関心を持たれて、なおかつ安心をして参加していただけるんではないかなということになりますので。ぜひ、各種団体、NPO法人を含めいろんな形で、いろんな方がボランティア、またいろんな状況のなかで、市内で活躍をしていただいてる、広域的に活躍していただいてるとこにも参画をしていただいてるとは思うんですけれども。そういうなかで、しっかりやっていただきたいなと思うんですけれども。 じゃあこれ2件否認とかというのもありましたけれども、要は、どういう状況、条件でこれを後援とか協賛をするとかということが、どういう条項で決まっているのか教えていただけますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 先ほど市のほうからもございましたが、教育委員会といたしましても、その趣旨に賛同いたしまして、積極的に支援する価値があると認められる講演会、あるいはまた講習会、協議会、福利、運動、その他行事等に対しまして一定の基準を満たすと認められた場合につきましては、同じように後援、あるいはまた共催の名義を付加させていただいて使用していただいてるという現状にございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 済みません。抽象的じゃなくて、具体的にお願いできますか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 具体的な基準でございます。主催者の部分で申し上げますと、主催者が明確で責任の所在が明らかであること。それから主催者の人格が方正であること。それから事業内容につきましては政治活動、宗教活動、営利及び売名行為を目的としないこと。それから教育、文化、学術、福祉等の向上に寄与する等公益性を有していること。それから原則全市的、あるいはまたそれ以上の規模で幅広く市民参加が期待されてること。その他の状況でございますけども、原則参加者から金銭を徴収しないと、必要最低限の実費は認めておりますけども。それから、寄附、援助、参加の強要がないこと。それから安全対策が十分講じられているってことなどが、一応その具体的な承認の基準となってございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 今、部長読んでいただいたのは、市としてはどこにどう定めて運用されているんでしょうか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 市も教育委員会も同じ状況でございますけども、教育委員会の場合は、香芝市教育委員会講演会等名義使用承認基準要綱で定めてございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 市も教育委員会も基本的に一緒のもんで、タイトルだけが多分違うと思いますので、吉村部長が責任を持って答えていただけるということですんで、吉村部長と話をさせていただきたいなと思うんですけれども。 要綱っていうのは、一体行政側からするとどこぐらいの位置になるんですか。この要綱っていう、条例って法的にしっかりがんじがらめにあるっていうか、囲われてますよね。要綱っていうのはどういう位置づけになるんですか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 要綱、通知の部類ですけども、この部分につきましては、いわゆる事務の方法を明記をしてさせていただいているという状況でございますので、基本的には事務内容であるかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 要は、冠をっていうか、名前を貸して使っていいよって話になった場合には非常にこれ重いんです。行政がある意味で責任を持つ、教育委員会が責任を持つというぐらい、市民の方は考えるってことです。その要綱で今部長がおっしゃっていただいたことは、まあまあ聞いてれば正しいんですが。審査基準はそれでいいんですが、どこが審査するんですか。誰が、要は条例とかだったら審査委員会をつくりましょうということがあると思うんですけど、誰が審査して、やるかっていうのが全然、僕ないと思うんですけれども、これ誰の判こで動くんですか。誰が責任を持ってやられるんですか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 当然、事務の決裁事項となってございますので、最終的には教育部は教育長、あるいはまたは教育部長というところでご判断をさせていただいているという状況でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) だとすると、ごめんなさい、これだけは明確にしたいんですけど、森村部長、市は誰が最終決裁になるんですか。 ○副議長(小西高吉君) 森村企画部長、答弁。 ◎企画部長(森村光延君) 最終的には、市長決裁ということになろうかと思います。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) そうですね。市の最終決裁が市長で、教育委員会の場合は教育長ですよね。これ非常にそれぞれの組織の最終の方が決裁の判こを押すっていう形になりますから、要綱で決めて審査委員会もなくて、名前を貸していいんだろうかと、すごい疑問が出てくるんです。決めるとこの基準は、今、部長がおっしゃっていただいたような感じであるんですけども。このとおりに動いてる、申請されたとおりに動いてるかどうかっていう検証はされてます。 ○副議長(小西高吉君) 吉村教育部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) このように事業が実施されているかという状況でございますけども、申請に基づいて承認を与えているという状況でございます。最終的には、要綱等にもございますんですけども、結果の報告を最終確認としてはいただいておると。特に、どういう決算状況であっただとか、あるいはまた人数はどのぐらい来られたかという形の結果報告をいただいておるという現状でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 申請も書類だけ、審査委員会もなく事務方で決裁をして、決裁の最終は最高責任者の判こで動いて、終わったら結果報告書だけいただいて書類上でやっていると、現場も見に行ってない、という状況ですか、今の部長の答弁は。という理解でよろしいですか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) これまでに実績のある実施される事業団体等がございます。中には、新規の承認願いもございます。なおかつ、例えば市民ホール等で行われる場合については、適時確認もさせていただいとる状況でございますけども、遠方であるときにつきましては、遠方の状況、あるいはまた、例えば奈良県が後援をされてるとかというところの状況も含めまして、判断をさせていただいているという現状でございます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 何でこういうことをお伺いするかというと、先ほども申し上げましたように、香芝市とか香芝市教育委員会の名前がついてるというイベントで、行事であれば、市民の方々に限らずこの広域の地域の方々も、行政とか教育委員会が後ろ盾になってるんであれば、中身についてはしっかりしたもんだという思いで参加される方が大半だと思うんです。よっぽどその行事をやってる方に近しい人っていうのは別にどこの共催であろうといいんですけれども、広く一般的な方々にお披露目をして、いろんな方に賛同いただこうとか参加していただこう、特に各種団体、NPO法人がこれからボランティアを中心にして、いろんなことの活動を、皆さんにご理解いただこうということをやってるということはすごく大切なことなんですけれども。そこにお名前を貸すということ自体の大切さ、重さっていうのを、どうもこの要綱でやってて審査委員会もないこと自体が理解をされてないんじゃないかと思うんですけれども、それについて、部長、それはそのままでいいとお思いですか。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員おっしゃっていただいてますように、この後援名義をつけさせていただくことは、非常に後ろ盾となってるっていうことにもなってございます。当然、イベントを開催される方々からは価値観の付与ということでの向上につながるということでもあります。また、イベントに対しての信頼度の向上、あるいはまた活動の公共性のアピールというところでも関与するのかなということで、非常に重い後援名義のつけという形にはなるかなというふうに考えてございます。当然、これについても、今おっしゃっていただいてます、この要綱で足りるのかどうか、もう一度研究をさせていただきたいなというふうに考えます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) 私も現場にいなかったんで何とも言えないですが、耳にしたのが何点かございまして。まず、申請を出したときのポスターゲラと本番になったときのポスターの内容が全然違ってたっていうのが過去あったそうでございます、この香芝市で。近年だと、ある議員の方が目の当たりにされたっていうのも聞いたんですけれども、それは別の方からも、複数の方からお伺いしましたけれども、やってるなかで、アンケートやチラシを配って、それが政治的な活動をされているところが出してたという話も聞きました。要は、そういう形でやられていること自体が、要綱だけでももう反してるわけです。それを確認されてないということは、要は名前貸しっていうのは貸したらいいやぐらいの話でしかやってないんじゃないかという、重さをしっかり感じていただいてないと。 それも、繰り返しになりますけど、市長と教育長の判こを使ってるんでしょ。これお金が出るより予算が出るのと一緒ですよ。それだけのものをそんな安易な形で、事務方で申請が来て、申請の誤字脱字がなかったらオーケーやと。ただ、大半の方はいいんです。大体過去にやってらっしゃる実績のある方っていうのは、それを逸脱することはほぼないと思いますけれども。それでも、慎重のうえに慎重を期したうえで、これをやっていくってことの大切さっていうのを、甘えてるんじゃないかと思うんです。 繰り返しますけど、最後に3番目に書いてますけど、明文化という意味で、私、要綱で本当にいいのかどうかっていう、この重さがあるものについて、どうなのかっていうんです。もし、要綱でやるんであれば、もっと細かく書いてほしいです。吉村部長が教育委員会でずっとこれから先30年も50年も教育部長でやっていただくんやったらいいですよ、別に。誰がこの席になってかわっていただいても、その要綱だけで動いたら今の繰り返しになりますけど、それについてどう思われます。 ○副議長(小西高吉君) 吉村部長、答弁。 ◎教育部長(吉村宗章君) 議員おっしゃっていただいてますように、継続的な事業が多ございます。当然、これについては、信用性の高い、あるいはまた可能性といいますか、公共性の高いということでは判断はできるかなと思っております。現場には、それのたびに、あるいはまた教育委員会といたしましては、そこに出席することもございます。ただ、中には今おっしゃっていただいてる少し逸脱的な取り扱いをされているということで、現に過去に確認をさせていただいたこともございます。これ厳重に注意をさせていただいたところでございますけども、いずれにいたしましても、要綱でその辺までがくくれるかどうかというのは、今後、熟慮を重ねまして、この辺の適切な取り扱いに努めさせていただきたいなというふうに考えます。 ○副議長(小西高吉君) 河杉博之君。 ◆15番(河杉博之君) ほとんどの方、私一覧表も見せていただきましたけども、ほとんどのところがしっかり、先ほど申し上げたように、これから香芝市のためとか、この地域のため、一生懸命市民の方々とともに明るく市を活性していこうという思いでやってらっしゃるんです。それ自体は全然、ただそれを逆手にとるような形になってるところが見受けられるようにも耳にしておりますので。これが変な火の広がり方にならないうちに、しっかり教育委員会も行政、市のほうもそれについてやっとかないと、最終的には最終決裁者の判この方々の責任になるっていうことですから。 特に、教育委員会は学校、子供たちに対するものに対してもなってるわけです。先ほどの話じゃないですけど、ポスターに名前が載ってて、それもう印字されたものについてはずっと残るんです。こういうことやってたっていうこと自体が市とか教育委員会が後援をしてるってなると、その中身が正しいという見方になってしまう。青少年に対して、子供たちに対して責任を持ってる部署であるっていうことを再度認識していただいて、行政側としっかり連携をとっていただいて、本当にこの要綱でいいのか、要綱だったらもっと細かく、極端な言い方したら罰則規定ぐらいあってもいいぐらいです。本来ね。事務手続ではなくて、しっかり審査をするっていう場所もあるようなぐらいのイメージの重さがあるという認識はまずしていただいたうえでやっていただきたいですし。なおかつ、もうこれとまってないんです。今も申請出てきてるでしょうし、4月から新しい期になったときも申請出てきてますよね。ずっと一覧表見ますとそういう時期ございますよね。ということは、もう動いてる話のなかで、行政自体が安易にやってることはあかんということをしっかり認識して、熟慮に熟慮じゃないです、早急に変えていかなあかんということを申し伝えて、私の一般質問を終わらせていただきたいと思います。 大変にありがとうございました。 ○副議長(小西高吉君) 以上で、15番河杉博之君の一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。              午後4時14分 休憩              午後4時23分 再開 ○議長(北川重信君) 休憩を解いて再開いたします。 次に、2番上田井君の一般質問をお受けいたします。 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) 改めまして、皆さんこんにちは。 あすになるかと思っておりましたけれども、本日にさせていただくことになりました。議長の配慮に応えたいと思いますし、またスピーディーに、また公明党議員3人そろって一般質問させていただくというのは、時間の制限もあるようでございますけれども、しっかりと一般質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この3月議会におきましては、平成28年度予算を初めといたします多数の議案等が提案されておりますが、医療費の助成に関しましては、この4月より精神障がい者2級の方を対象に加えることになり、また関係者の方は非常に喜んでいただいているようでございますけれども、その2級まで助成を決定していただいた9月議会での私の質問のなかでは、この医療費助成についての見通しをお聞きしましたけれども、その折には前向きに検討するというような回答をいただいたように記憶をいたしております。それから半年後、予算化されたということで非常に早い対応であり、私たち公明党におきましても、昨年7月に公明党県会議員と女性議員が直接県知事へ子ども医療費助成の拡充の要望書を提出するなど、以前より党を挙げて実現へ向けてのお願いを続けていたわけですが、この子ども医療費助成制度につきまして、これまでの経緯についてお聞きしたいと思います。 まず1点目、この子ども医療費助成制度につきまして助成の対象年齢を拡大することについて、これまでの市としての考え方はどのように考えておられたのかをまずお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(北川重信君) 上田井君の質問に対しましての答弁。 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) これまでの考え方ということでございます。 子ども医療費助成の通院に係る対象年齢を小・中学生まで拡大することにつきまして、助成に係る事業費からも市単独で行うことは困難であり、実施には奈良県の助成対象の拡大が必要であるとの判断をいたしておったところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君の2回目以降の質問をお受けいたします。 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 今、お話聞かせていただきました。市単独化では無理だったと。それでしたら、県とかいろんなところへ働きかけておられたと思うんですけども、それは要望等につきましてはどのように働きかけをされておられましたですか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 平成28年度の奈良県の予算要望におきましては、県内12市からの要望としまして通院に係る助成対象を中学生まで拡大すること。現物給付を行うことによる国民健康保険への公費負担の減額措置の廃止を、国に強く要望していただきたいと要望しておったところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 拡大の範囲にあたっては、お聞きしましたところによると、昨年12月、いろんなお話をされたようですけども、その折、県との協議とか調整内容についてはどのような形で行ってきたのかを教えてください。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 昨年12月22日に開催されました知事と市長会との意見交換会におきまして、子ども医療費の通院に係る助成対象を中学卒業まで拡大することについての協議がなされました。その際、知事から県内市町村が拡大する方向で意思統一するのであれば、県補助金の対象範囲の拡大を検討するとの回答をいただいたところでございます。この知事の意向を踏まえまして、奈良県市長会、また町村会では県内すべての市町村が合意できる補助対象範囲などの協議を行いましたところ、すべての市町村が合意に至りましたことから、県の平成28年度当初予算に計上されることになり、本市も本議会に条例改正をお願いし、また当初予算に計上する運びとなったところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 先ほどもお話しさせていただきましたように、精神障がい者の方の2級の対象範囲を広げるときには、9月議会ではここでかなり市長のほうにお願いをしたわけですけども、今回、スピーディーに、私が話しさせていただいた9月議会から1年もたっておらない時期に、こういうふうに前向きに進んだというところで、市長のほうにお伺いしたいんですけれども。このように、市長の今議会の折に、施政方針のなかにも総合計画体系で精神医療助成2級まで実施や、この子ども医療費助成について載せておったわけですけども、文章的にはわずか二、三行の部分なんですけれども、かなりこの対象される方、また市民の方におかれましては非常に喜んでいただいている施策なんですけれども。今、12市それぞれご意見があったかと思いますけれども、その折いろいろご苦労されたとか、今後の課題等、市長の思いがありましたらお教えいただけたらと思います。 ○議長(北川重信君) 吉田市長、答弁。 ◎市長(吉田弘明君) 9月にお話しいただいてから、非常に早いというお褒めの言葉をいただいてるんですけども、実はこれは、私は市長就任即座に当時の部長、部局を呼んでどういった試算でやるかというのをすぐ出しまして、それに対する経費の見合いというのをこのおおむね4年間、国へ行き、そして知事にもかけ合い、そしてなかなか動かないなかで市長会を通じて進めてまいったものですから。どちらかと言いますと、その精神障がいの動きよりも、もっともっと前からこの拡充には力を入れてきたということだけまず報告しておきたいと思います。 もちろんこういう一定の経費を出すと、これは恒常的な経費ですから経常収支比率というのはどんどんどんどん上がっていくわけで、今回、市は90%超えてしまいました。ということは、非常に経費の弾力性がなくなってくるということですから、各年度ごとも、それぞれそのタイミングで発生し得るいろんな事案に対して予算を投じれないようになってくるおそれがあると。奈良県全体が全国的に見ても非常に下位にあるわけですので、ここはある程度その経常的な経費については、非常に厳しい目を向けながら今後も運営していかなきゃいけないという一方での、そういう約束事もしていかないといけないなというふうに思ってます。さらに、もちろん金額的にはいろいろあろうかと思いますけども、まずはこういった形でより子育て支援というか、私が申し上げているゼロ歳から15歳まで少なくとも義務教育の間については安心して産み育てる、そういったまちづくりに努めてまいりたいと、こういった決意でこれを進めていくことにいたしました。 以上です。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) 市長、ありがとうございます。 そういうお話を聞かせていただいて、以前より考えておられたということがわかってよかったなというふうに思います。また今後ともよろしくお願い申し上げます。 それでは、実際にこれまでの経緯をお聞きいたしましたけれども、助成内容についてお聞きしたいと思います。 今回、対象者はどなたになるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 助成対象を拡大することによりまして、小学生で約5,600人、中学生で約2,900人、合計で約8,500人が対象になると想定しております。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 助成の開始時期はいつでしょうか。再度お願いいたします。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 開始時期につきましては、平成28年8月診療分からでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 香芝市は一部負担金等、1,000円とお聞きいたしておりますけれども、他市の状況についてはどうか、確認したいんですけれど。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 今回の拡大で12市すべてが中学校卒業まで対象年齢を拡大されると聞いておりますが、1レセプト当たりの一部負担金、1,000円とされますのは本市を含み8市となり、500円とされるのは4市となります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 知事のほうからそろってやっていただけるんであればというご意見もあったようですけども、よくわかりました。 それでは、今回、予算に計上されている金額の考え方です、例えば対象人数とか、先ほどお聞きしましたけども、金額等大体どれぐらいを計上されているんかを教えてください。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 助成対象を拡大することによる医療費の助成額としましては、平成28年度予算におきまして4,400万円を計上させていただいております。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、実際に実施されることですけれども、助成された場合、窓口の支払いとか交付方法はどのようになるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 助成金の交付方法でございます。医療機関を受診された際には、窓口で自己負担分をお支払いいただきます。例えば自己負担されました金額が仮に3,000円とした場合には、1,000円控除した金額を届けていただいてる銀行口座に市から振り込まさせていただくこととなります。なお、自己負担された費用が保険診療の適用を受けていることが、まず前提となっております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、実際にその助成金の振り込み時期です、実際どれぐらいかかるんでしょうか。
    ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 医療機関を受診されますと、医療機関は1カ月分を取りまとめまして自己負担額支払い明細書を作成して、翌月の10日までに国民健康保険連合会のほうに報告されます。国民健康保険連合会では、報告を受けました自己負担支払い明細書をデータ化させていただきまして、翌月に各市町村に報告することとなっております。その後、各市町村におきまして内容を確認しまして振り込みの手続を行うこととなりますので、受診から最短で3カ月ほどかかることになります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 従来どおり助成の対象というのは、レセプトっていうんですか、診療報酬明細書ごとに行うようですけれども、その内容を教えていただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) レセプトでございます、診療報酬明細書といいますけれども、医科、歯科の入院、また入院外及び調剤別に1つの医療機関で1カ月ごとに作成されることとなります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 確認といたしまして、1つの病院で、以前でしたら診察していただいてお薬もその病院でもらうわけですけども、今、診察した病院とは別で薬をもらいに行く調剤というんですかね、分かれておることがあるんですけど、これは別々なんでしょうか、一緒なんでしょうか。そのあたりを教えていただけませんか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 調剤に係る自己負担額につきましては、診療と一連の受診というふうに考えられることになりますので、改めて一部負担金は控除いたしません。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、大きい病院っていうんですか、複数の病院等、お聞きしたいんですけど。まず、複数の病院、例えば1カ月の間に内科はここの病院、耳鼻科はここの病院、いくつか病院に行かれた場合はどのような感じになるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 別々の病院を受診されますので、先ほども申しましたように、レセプトにつきましては別々に請求されることになります。1レセプトごとに1,000円控除させていただくということで、それぞれの診療ということで1,000円ずつ控除っていう形になります。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そしたら、確認ですけども、それぞれ月単位1,000円という考え方でいいんですよね。そうしましたら、総合病院で複数の診療を受診した場合、大きな病院で同じ病院のなかでありますよね、内科、外科とかありますけれども、それを診療した場合はどうなりますか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 総合病院では、以前は個別の診療科で外来診療を受けた場合につきましては、レセプトは診療科ごとに別々に作成されていたことがございます。平成22年4月からは原則は、医療機関ごとに作成されることになっておりますので、総合病院で複数の外来を受けられた場合でもレセプトは1枚、1つのレセプトで請求されることになりますので、ワンレセプト1,000円の控除っていう形になっております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、多分振り込みですから今まで、例えば1世帯といいますか、1家族で幼児の方おられましたら振り込み先はわかると思うんですけれども、新たに小学生だけ、中学生だけのお宅に対して何か申請することが今回必要なんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 申請に関してでございます。まず、市のほうから該当される方に制度のご案内、それから子ども医療費受給者の交付申請書、それから返信用の封筒を同封させていただきまして送付させていただきます。交付申請書に記載をいただいたうえで必要書類、例えば保険証のコピー等を同封をしていただきまして、郵送により申請手続をしていただくことになります。また、受給資格証につきましては、郵送で返送させていただく形になっております。平成28年度8月以降、先ほど申しました医療機関を受診される場合につきましては、この受給資格証を医療機関のほうに窓口で提示していただいて受けていただく形になっております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) わかりました。何も知らない方が、今も私よく質問させていただくんですけど、ホームページ見てくださいとか、あまり回覧板が流れない状況でわからないご家族の方、お母さん、お父さんおられるかと思うんですけども。その対象の方々含めて該当者には案内は何かされる予定はありますか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 該当の方には、先ほど申しましたように制度の案内をさせていただく形になっております。該当の方へは5月の中旬に制度の案内を行わさせていただく部分と、それからそのほかの案内としましては、広報「かしば」、それから市のホームページで周知のほうさせていただきたいと思います。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) 漏れがないようにだけ、よろしくお願いしたいと思います。すばらしい制度ですので、よろしくお願いしたいと思います。 そうしましたら、病院といいましてもいろんな、私も救急車で運ばれたことあるんですけども、県外と県内、受診する場合あると思うんですけども、これについて申請方法は異なるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 県内につきましては、先ほどご説明させていただいたとおりでございます。県外の医療機関を受診された場合につきましては、医療費助成交付申請書のほうに医療機関の領収書を添付していただきまして、国保医療課の窓口で申請していただく必要がございます。ただ、この場合、領収書につきましては子供さんのお名前、または保険診療点数の記載のある領収書ということでお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そのあたりも、できたら先ほどお願いしたPRのところでも言っといていただけたら助かりますんで、よろしくお願いいたします。 それでは、この欄の最後に、窓口で無料をやるにあたっていろんな国からのペナルティーがあるようですけれども、その子ども医療費制度に関する検討会の状況といいますか、この5月か6月ぐらいに出てくるような感じは聞いておりますけども、そのあたりの現況はいかがでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 国では、医療費、患者負担、または地方単独事業に伴う国庫負担金の減額調整、または医療費提供体制、それから子育て支援など子ども医療をめぐる問題を幅広く議論するために、子供の医療制度のあり方等に関する検討会を昨年9月に設置されたところでございます。当初は、平成28年の夏ごろをめどに報告書を取りまとめるとされておりましたけれども、前倒しをしまして春ごろをめどに一定の取りまとめを目指すと方針が明らかになってるところでございます。現在はこれまでの議論の整理をしまして、子供の医療のかかり方、それから子供の医療の提供体制、それから子供の医療にかかわる制度の項目ごとに、検討委員会から出された意見を取りまとめられているところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) わかりました。ありがとうございます。 本当にいい制度なんで、しっかりと漏れのないようにPRもしっかりしていただいて、皆さんが補助を受けられるように、またよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次大きい項目に行かせていただきます。 おもいやり駐車場についてということなんですけども、私も初めてこれを見させていただきました。庁舎の耐震工事も無事終わったようですけれども、建屋のそのときに、南側に今までよく見かけた身障者用マークの駐車スペースとはまた別に違ったマークの駐車スペースがありました。それを見かけて調べてみますと、何やらおもいやり駐車場がどうもことし1月から既に実施されておるということがわかりましたので、今回質問をさせていただきたいと思います。 まず、1点目ですけれども、おもいやり駐車場の概要についてお教えいただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) おもいやり駐車場制度につきましては、誰もが安心して移動できる地域社会を実現するため、車椅子使用者の方や高齢者の方など、移動に配慮が必要な方のための駐車場を整備しまして、これらの方が駐車場を優先的に利用できるようにするものでございまして、奈良県のおもいやり駐車場制度実施要綱により設置されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そしたら、市ではなく県が中心になっておるということでいいですよね。そうしましたら、優先して利用のできる対象者はどの方になるんでしょうか。マーク何個かあるんですけれども、お教えいただけますか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 対象者の方につきましては、障がい者の方、難病の患者、要介護高齢者の方、妊産婦の方、それからけが人などでございまして、歩行が困難で移動に配慮が必要な方の利用を目指してるところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、県が中心になるようですけども、手続はどういうふうにすればいいんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 駐車場の登録、または利用証の交付に関しましては県の地域福祉課が所管されてるところでございまして、利用証の交付手続につきましては申請書に障害者手帳等の確認書類の写しを添えまして、県地域福祉課や中和福祉事務所などの窓口での申請となっております。また、郵送の場合も可能でございまして、申請書類のほかに返信用切手140円分を同封のうえ、県地域福祉課へ送っていただくことでも手続が可能であるということでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) すぐに申請しましたら利用証みたいなものが、何か送られてくるんでしょうか。そのあたりを教えてください。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 手続をいただきましたら利用証の交付ということで交付をさせていただきます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) そうしたら、実際にどのようにそれを使用するのか、具体的にお教えいただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 利用証の交付の後に該当する駐車区画に車をとめられる際につきましては、車外から見やすい位置に利用証を掲示していただくこととなります。ただ、駐車区画の利用を、これは保証するものではございませんので、また駐車禁止区域に駐車できる証明書でもありませんので、使用には注意が必要ということでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) そうしましたら、よくありますよね、今、スーパーでも身障者向けの駐車スペース、本当に該当する方がとめておるのかどうかわからない車両がとまっておるようですけれども。そういう利用証がしっかり見えるとこにつけるということで、間違いなくこの方が該当者とわかるようになるということでいいんですね。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) そのとおりでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 非常にいいことかなというふうに思います。よく見かけます、先ほども言いましたように、本当にこの人が該当するのかどうかということに対してしっかり該当している方やというふうに、いいことだなというふうに思います。 先ほどお話ありましたように、けがされた方とか妊婦の方も該当するようですけれども、障がいのある方はずっとなるんですけれども、その方は多分期限があると思うんですけども、その利用証の有効期限なんかは何か決まりがあるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) この件につきましても、県の要綱に定められております。障害者手帳、それから療育手帳、それから精神障害者保健福祉手帳の一定の級以上の方などにつきましては5年間、それから妊産婦の方につきましては母子手帳取得時から産後3カ月まで、それからけが人などの方につきましては1年以内などの決まりがございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございました。 そうしましたら、今後の課題と活用方法についてお聞きいたします。 今回、庁舎南側に設置されましたけれども、これの利用に関する対応はどのようにとられるんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 庁舎の整備工事にあわせまして、譲り合い駐車区画を3区画、それから従来の車椅子優先区画を2区画あわせて設置させていただいておるところでございまして、移動困難な方の利用を図れるものと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございました。 そうしましたら、この市において他の公共施設、または民間施設への設置利用につきまして、どういうふうに考えておられるのかをお聞かせください。 ○議長(北川重信君) 松原部長。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 総合福祉センターまたは保健センターなどへの設置が考えられるところでございますが、両福祉施設におきましては車椅子区画を多く有しておりまして、今、新たにゆずりあい駐車区画を設置した場合、混乱が生じると考えられるところから、状況に応じて検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。また、民間施設につきましては、本制度が県の制度であるところでございますが、機会を通じまして啓発を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 今回、一般質問させていただいたわけですけれども、まだまだ知らない、知っておられない方々たくさんおられます。今後、市民の皆様への周知啓発についてはどのように考えておられますか。 ○議長(北川重信君) 松原部長、答弁。 ◎福祉健康部長(松原秀典君) 庁舎におきましては、適切な利用の啓発を行ってまいりたいというふうに考えております。また、既存の施設におきましては、車椅子区画がある程度普及していることなどを考慮いたしまして、新制度のゆずりあい区画の説明、また人に優しいまちづくり等関連した啓発を、今後、行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 これもいいものだと思いますので、またしっかりとPRしていただいて、よろしくお願いしたいと思います。 最後、3点目、ごみの収集について聞かせていただきます。 これも、私自身、自分勝手な話ですけども、12月に引っ越しをさせていただきまして、同じハイツに住んでおられる方からいろんな、まずご相談っていいますか、質問いただいたのがごみのことでございまして、これはどこに出したらいいの。これはどこに出したらいいのというふうに聞かせていただいたことで、私自身も答えられなかった部分、恥ずかしながらありましたので、今回まとめて質問させていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 まず一点目、資源ごみステーションについてということなんですけども、その話をお伺いする前に、今、よく言われますごみの分別について叫ばれておるところですけれども、香芝市のごみの分別数は何種類ございますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長、答弁。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 本市におきましては、現在、13種類にごみを分別して収集させていただいております。具体的には、燃えるごみ、燃えないごみ、粗大ごみ、瓶、缶、新聞、段ボール、雑誌、紙パック、ペットボトル、白色食品トレー、蛍光灯、乾電池の13種類となっております。 以上でございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そうしましたら、その13種類ですね、それぞれごみの収集方法については、現在、どのようにされておられますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 収集方法につきましては、毎年ごみカレンダーというものを3月に配布させていただきまして、曜日等を細かく記載しておりますので、その曜日に出していただくような形でお願いをしております。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 ごみカレンダー、これも非常にいいものだと思いますけれども、そのうち資源ごみの一部の出し方が異なっておるようなんですけれども、そのあたり中身をお教えいただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 資源ごみのなかでもペットボトル、紙パック、白色トレーの3種類のごみにつきましては、通常の集積場所ではなく資源ごみステーションというところに出していただいております。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そこの資源ごみステーションというのはあまり聞きなれない、例えば香芝市内に引っ越してこられた方々、聞きなれないことだと思うんですけれども、これはいつごろから設けられたんですか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 資源ごみステーションにつきましては、平成11年度に旭ケ丘にあるペットボトルストックヤード工場の新設とほぼ同時に設けるようにし、それまで可燃ごみとして焼却していたペットボトルを資源ごみとして収集することにいたしました。 以上です。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 私も引っ越し、最近2回ほどさせていただきまして、ごみカレンダーもいただきました。資源ごみステーションにつきましても場所を教えていただきましたけれども。資源ごみステーションの場所ですね、あれをごみカレンダーのなかに取り組むことはできないでしょうか。例えば、一緒に印刷できなくても資料として入れていただくっていうようなことはできないんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 大変申しわけございませんが、資源ごみステーションの設置場所につきましては、自治会の要望により場所を決定している経緯がございまして、例えば年度途中で場所が変わるとかということもございますので、1年に1回の発行となるごみカレンダー等には登載のほうは控えさせていただいてるところでございます。 以上です。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 一番疑問点が聞かれたのは、資源ごみステーション、いろんなことをされているということはあるんですけども、なぜそれが3種類だけなのか、一般ごみと一緒の場所にはなぜできないのか、そのあたりお教えいただけますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長、答弁。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 本来、資源ごみステーションという名称にもありますように、ステーションは新聞、段ボール、雑誌等ほかの資源ごみも出していただく場所として、本来は位置づけられておったところでございますが、缶や瓶、新聞紙等は重量が重いということがありまして離れた場所まで持っていくことが市民の方、特にご高齢の方につきましては大きな負担をかけてしまうという経緯から、そこで量がかさばるものの、重量が軽いペットボトル、紙パック、白色食品トレーに限定をいたして資源ごみステーションに置いていただいてるところでございます。 また、これは従来の集積場にどうして出せないのかというところなんですけれども、特にペットボトル等につきましては袋に入れていただいて一緒に出すということと、曜日がかわるわけなんですけれども、集積場所に一緒に出してしまわれますと、一般の可燃ごみと間違えてお出しになるようなこともございまして、そういったことも避けることから、曜日を決めて資源ごみステーションのほうに出していただいているというところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 この資源ごみステーションで回収しておる分3つですね、市民のための財源になっておるということもちらっとお聞きしましたけれども、年間どれだけの金額になっているのかお教えいただけますでしょうか。わかる範囲で結構です。
    ○議長(北川重信君) 北辻次長、答弁。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 今年度につきましてはまだ集計中でございまして、ペットボトル、紙パック、白色トレーは業者のほうに買い取っていただいて、新聞、雑誌、段ボールなども含めたすべての資源物の売り払い金といたしましては、平成26年度で申し上げますと1,146万753円でございました。 以上です。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) かなりの金額ですね。今、聞いてびっくりしたんですけれども、それで得た財源はどのように市民の方々に還元してるんでしょうか。教えてください。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 予算のほう科目のなかに塵芥処理費というものがございまして、塵芥処理費にすべて充てさせていただいているということで、本市の環境施策に活用させていただいているところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) わかりました。ありがとうございます。 そうしましたら、最後の一般ごみについてお聞きしたいと思います。 一般ごみの収集方法は、現在、どのようになされていますでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 一般ごみの収集方法ですか。通常の収集方法と。 ○議長(北川重信君) ここで、暫時時間延長。(午後4時55分) ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 済みません。ごめんなさい。 現在の収集方法につきましては、基本的には戸別収集ではなく、数軒で集積場所に出していただき、ステーション収集をお願いしているところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 ステーション収集っていうのは輪番制とか後始末、掃除しなくちゃいけないとか、それらにかかわるトラブルとか、また市民の皆さんからの要望等は何かございませんでしょうか。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) 一部の旧市街地におきましては、戸別収集を行っている地域もございまして、またそのような要望もございますが、戸別収集をいたしますと、収集時間がかかったり、そのことによってカラス等の被害をこうむることにもなってしまうことから、ステーション収集にご協力をお願いしているところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 そういうふうにステーションに置くとか、それだけでもかなりご高齢になったら不自由になる場合があるかとも思いますけれども、今後、高齢化が進むにつれて、体の不自由な方、またご高齢の方々に対して、何か対策等考えておられることがありましたら、お願いいたします。 ○議長(北川重信君) 北辻次長。 ◎市民環境部次長(北辻早苗君) ご高齢者や体のご不自由な方に対しましては、本市ではふれあい収集を行っておりまして、申請がございましたら面談審査を行ってふれあい収集に該当する世帯の方として認定させていただいております。職員が直接戸口まで伺い、収集を行っているところでございます。 ○議長(北川重信君) 上田井君。 ◆2番(上田井良二君) ありがとうございます。 ごみ焼却場の問題もいろいろありますけれども、しっかりとこれからもご高齢の方、また体の不自由な方々に優しい市の対応であってほしいなというふうにも思います。 今後ともお願いをいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(北川重信君) 以上で、2番上田井君の一般質問を終わります。 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ、あす23日に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(北川重信君) 異議ないようでございますので、そのように決定します。 本日は、これをもって散会いたします。ありがとうございました。                                 閉議 午後4時58分...